氷ノ山 2018.04.28 (1,510m 兵庫県・鳥取県 日本ニ百名山) | ケイの山とスキーの日記  

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 GW前半の初日、以前から気になってしょうがなかった氷ノ山に登ってきました。

 「ヒョウノセン」 と読みます。 中国地方第二の高峰です。

 中国地方の最高峰は鳥取県の伯耆大山 (日本百名山) の主峰剣ヶ峰1,729mです。

 剣ヶ峰の登山道は今のところ崩落で通行止めですが第二峰の弥山1,709mには2016年に登りました。

 その日は風速25mという強風で山頂ではまともに立っていられなかったです。




 さて、氷ノ山にはいくつもの登山口と登山ルートがありますが

 残雪の状態がわからなかったため無難に鳥取県側の氷ノ越コースを選択。

 響の森の駐車場に駐めました。 金沢から約350kmでした。


 駐車場から出て登山口の前を過ぎ、先ずは 「氷山命水」 をペットボトル2本調達。

 それとは別に1本持ってきています。 水はこれで大丈夫です。
    

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 誤算は高速を降りてからここまでコンビニが1軒も無かったことですね。

 おかげでザックの中の期限切れの行動食を消費できてよかったですけど。




 氷山命水から登山口まで少し戻って9:33登山開始。

 (旧、伊勢道)と書かれていますが、まさか昔の人はここから伊勢まで?

 Uターンして出雲大社に参拝したほうが近いと思いますが…あせる
          

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 この疑問はあとで解消されました。



 杉林の中を進んで一回渡渉します。



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 お天気は晴れ

 ウェアは保温性のない長袖ですが

 すぐに暑くなりました。

 半袖でもよかったです。



 気持ちよく歩いているとまたもや (旧、伊勢道)の表示杭が。


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 京都府福知山市の元伊勢までの道とのこと。 そう言えば以前に福知山市内を

 走っていたとき 「元伊勢」 や 「内宮」 「外宮」 の道路標識を見て 「まるで伊勢神宮

 みたいじゃないか?」 と思ったことがありました。 残念ながら寄りませんでしたけど。

 天照大御神が現在の伊勢神宮に祀られる前は各地の元伊勢に祀られていたとは…

 今回この記事を書くまで全く知りませんでした。勉強になりました。m(__)m

 興味のある方は 皇大神社(福知山市) をどうぞご覧ください。


 余談になりますが伊勢神宮には圧倒的な荘厳さがありますよね。

 「ここには絶対に何かがいる!ひょっとして本当に天照大神?」 なんて気持ちに

 させられます。 それに比べて出雲大社は格式の高さを感じさせながらもなんとなく

 フレンドリーな雰囲気があります。どちらの神社もまたいつかお参りしたいです。




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 登山口から約1時間、氷ノ山越避難小屋に到着しました。

 旧伊勢道から分かれて山頂方面に右折してから振り向いて撮ってます。


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 避難小屋から5分ほど歩いたら目指す氷ノ山の山頂が見えましたよ。チョキ

 シーズン初めで脚もまだ鈍っているのでちょうどいい感じです。


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 ブナ林です。 癒やされます。


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 ちょっと緊張するトラバース。

 

 でも早朝なら怖かったかもしれませんがすでに11時。

 アイゼンもストックも持ってきましたが使いませんでした。


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 山頂直下の板道です。


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 11:40頃に氷ノ山の山頂に到着。

 

 コースタイムより少し遅いです。(^^ゞ

 

 

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 晴れてましたが霞んでいて展望はイマイチでした。


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 頭上には二羽の鳥が。イヌワシでしょうか?

 あとで調べたら中腹のスキー場にイヌワシコースというのがありました。

 イヌワシは石川県の県鳥なので親しみがあります。


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 しばらく休憩して下山です。

 

 

 当初下山に予定していた仙谷コースは
 
 昨年の台風で登山道が崩壊していて危険とのこと。
 
 来た道ピストンは味気ないので三の丸コースで降ります。


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 しばらく歩いているとこんな案内板が。 千年キャラボク? ちょっと寄り道。


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  おぉ~ キョロキョロ   すごい 

  高さは3~4mでした。


  伯耆大山の山頂直下にある天然記念物の

  「ダイセンキャラボク純林帯」 とは雰囲気が

  違います。 伯耆大山のほうはハイマツの

  ような感じで広い面積に密生していました。





 一部夏道が残雪で隠れていました。


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 雪解け水でぬかるんだ道などを抜けると前方のピークに展望台らしきものが。

 ちらっと人影も見えました。


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 兵庫県宍粟(しそう)市の最高地点、三の丸とのこと。


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 氷ノ山の山頂よりここからのほうが眺めはよかったです。



 北北東方面にはさっきまでいた氷ノ山の山頂が。


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 ちょっとアップで。 避難小屋が見えました。


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 西 下矢印 伯耆大山や蒜山(日本ニ百名山)の方角です。

 霞んでいなければ大山は見えたのでしょうか。


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 南 下矢印 明石・赤穂方面です。


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 参考までに大きな地図を

 

 

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 三の丸からの展望を楽しんだあとは兵庫県側と鳥取県側への分岐を右折。

 鳥取県側の響の森の駐車場を目指します。


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 わかさ氷ノ山スキー場のトップに着きました。


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 ぎょえぇ~      すごい急勾配です 


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 木の階段を転げ落ちないように慎重に降りるとリフトの中間降り場に到着。

 前方に小さく人影が見えます。 三の丸の展望台にいた人だと思います。


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 このままついて行くと国道に出て本日の登山は終了です。
 

 少し名残惜しいです。

  南探勝路なる道の入口があったので寄り道して帰ることに。


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 南探勝路はなかなかワイルドな道で渡渉箇所もありました。

 踏み跡が薄くなって本来の道がわからなくなったときは心拍数が少しアップ。笑い泣き


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 こんな看板のあるところに出ました。

 仙谷ルート下部の合流地点まで行く気力は残っておらず… 


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 国道までスキー場のゲレンデを歩いて降りていくことに。


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 振り返ると急斜面のゲレンデが見えました。 三の丸から降りてきたところですね。


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 国道に出てから駐車場までの登り坂が微妙にキツかったです。

 14:59 何の計算もせず行き当たりばったりでしたが予定通りの時刻に帰還。(笑)     


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 この日の記録です。


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 帰りはすぐ近くの 「若桜ゆはら温泉 ふれあいの湯」 で汗を流しました。

 さっぱりしたお湯でこの日の気分にぴったりでした。


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 氷ノ山、なかなかいい山でした。

 兵庫県側の登山道もいつか登ってみたいですね。

 そしていつの日か仙谷ルートが復旧したらぜひ登りたいです チョキ


 最後までお読みいただきどうもありがとうございました。m(__)m

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