石鎚山 2017.05.05 (愛媛県 1,982m 日本百名山) 3回ビビりました(T_T) | ケイの山とスキーの日記  

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 5月4日、剣山に登ってからR439を西へ DASH!

 

 R439は通称「よさく」と呼ばれていて日本の酷道ランキング1位です。

 

 確かに酷道でしたけど個人的にはR309のほうが酷いと思いました。
 

 奈良県天川村の川合交差点から東側、八経ヶ岳の登山口のある

 

 行者還トンネル西口まで。 もう二度と走りたくありません!

 

 

 

 さて話をR439に戻します。

 

 かかしの里の何とも言えない奇妙な雰囲気には驚きましたよー。

 かずら橋(二重でないほう)はスルー。

 吉野川にぶつかって南下。大歩危峡もスルー。 

 途中 「ひばり食堂」 で50人ほど外待ちしてるのが見えました。

 日本一の大杉をちょっと見学。500円だったら見なかったけど200円だったので (^^ゞ

 高知市内に着いて「ひろめ市場」の明神丸さんで鰹のたたきをいただいてから四万十川の源流域へ。

 一斗俵沈下橋の鯉のぼりを見て松葉川温泉で剣山登山の汗を流しました。

 剣山からここまでで約230km、全部下道です。

 そのまま石鎚スカイラインのゲートまで行こうと思ってましたがさすがに眠くなりました。

 それで「道の駅ゆすはら」に車を駐めて車中泊。事前に調べてあり想定内です。

 途中で二匹の鹿と遭遇しました。 鹿は車のヘッドライトに驚いて走ったり止まったりしてましたが

 しなやかで躍動感あふれる動きは素晴らしかったです。


 

 あくる5月5日、約1時間走って石鎚スカイラインゲート脇の駐車場に入り

 午前7時にゲートが開くのを待ちます。ここの駐車場には前夜からの車中泊組が5台いました。

 7時ちょっと前にゲートが開きみんなで土小屋駐車場目指して出発進行~。



 土小屋駐車場の少し奥の右路肩にも駐車スペースがあります。そこに駐めました。

 目の前の国民宿舎に行く上り坂を歩き国民宿舎奥の登山口から西日本最高峰の山に

 登り始めたのは8時頃です。


 雪が少し残っていました。

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 アイゼンは一応持ってきましたが使うことはなかったです。





 石鎚山のピークの天狗岳が見えてきました。

 登山道は天狗岳の右側を通り裏に回って

 この写真の反対側から登ることになります。

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 ニの鎖の手前で表参道成就コースと合流。

 この上の小屋の前で休憩。トイレもあります。

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 ニの鎖です。 かなりの急勾配の鎖場です。

 途中に二人、上の方に数人、見えますか?

 スマホ撮影なのですみません。

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 私も登るつもりでストックを畳んでザックに縛り付けていると

 

 上から女性の叫び声が。

 「ラクー!!! アセアセ

 落石です!

 続いて男性の 「大きいぞー!」  の声も。



 一瞬ビビって身構えましたが石は脇の藪に逸れてくれたようです。

 おっとろし~

 「下の方、大丈夫ですか!?」 と上から数回声がかかっていました。


 登山者の歩き方の不注意で浮き石を落としてしまうことはありますが

 今まで数多くの人が登ってきたこの絶壁でこんなことが起きるなんて。

 あ~びっくりした~。 私はさっさと巻道(迂回路)のほうへ。(笑)


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 巻道も結構キツかったです。。。



  三の鎖に着きました。


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 三の鎖は通行止めだと思っていましたがそうではなかったようです。

 下から見るとなんか登れそうな感じ…



 すると上から

  「わぁ~~!」  と 声がして

 ペットボトルが ボコッと落ちてきました。


 2回もビビらせないで下さいよー。 これホントの話です。

  前にいた女性がペットボトルを拾って 「巻道を登って上で渡すから

 

 声をかけて下さいー」 と言ってました。





 石鎚神社頂上社のある山頂に着きました。

 でもここは本当のピークではありません。

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 本当のピークはこの天狗岳。  うひょー笑い泣き

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 しかしここまで来たら行かないわけにはいきません。

 ザックをデポして身軽になって、さぁアタック!


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 事前にネットで調べたら大したことないなんて書いてあったので

 わりと気楽に考えてましたけど、鎖があったのは最初だけ。

 そのあとはロープも梯子も赤いペンキも白いペンキもありません。

 左を見ると足がすくんでしまうので決して見ないように姿勢を低くして

 というか、ほとんど四つん這いで…

 高度感のあるところ苦手なんですよー 


 六根清浄~三点確保~ 六根清浄~三点確保~ と念仏を唱えます。

 あー怖い怖い! 今でもこの写真見てるだけで思い出して足がすくみます。




  なんとかかんとか頂上に到着。

 西日本最高峰、石鎚山天狗岳制覇です。ばんざ~いチョキ

 …なんて、そんな気持ちには全くなりませんでしたね。

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 いつまでもここにいるわけにはいかないです。

 戻らないと。 ぎゃぁ~~



 振り返って石鎚神社頂上社を スマホ

 遠いです。。。

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 立ち上がるともっといい写真が撮れると思いましたが、

 

 そんなことしたら向かって右側の空間が視界に入るので
 

 怖くて立ち上がれません。




 ぐずぐずしてると近くにいた数人のグループが

 頂上の向こう側に降りていきました。

 下の写真は2枚前と同じですけど、この向こう側に。

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 「へ?」 っと思っているとその人達が私の右下を通って

 さっさと戻って行くのが見えました。

 咄嗟に 「ついて行こう!」 と思い、急いで右下に滑り降りて

 その人達の後ろにつきました。

 そのあとは稜線の上に出ることはなく、怖い景色を見ないで

 戻ることができました。 やれやれ… 





 無事に神社に戻りました。

 

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 天狗岳の方を振り返るとガスも消えてピークがはっきりと見えました。

 あの先っぽのすぐ下で四つん這いになってオシッコチビってたんですよー

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 下山途中で天狗岳を振り返りました。

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 いつかまた来るのかなぁ?
 

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