残雪の大日ヶ岳に登る 2016.04.09 | ケイの山とスキーの日記  

ケイの山とスキーの日記  

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スキーシーズンも終わりかけの今の時期、そろそろ山にも登ってみたいなと。
冬季登山は私には無理だけど今ならちょっぴり雪山の雰囲気も楽しめそうです。
と言っても高い山はまだ近づけません。
いろいろ考え、そして直前まで天気予報を検討した結果、土曜日に日本二百名山の大日ヶ岳に登り、日曜日に御嶽山で滑り納めをすることにしました。

 
大日ヶ岳は越前出身の泰澄上人が奈良時代の717年に大日如来を山頂に祀って開山したとされています。
白山の開山も同じ泰澄上人ですね。「開山」とは普通はお寺を建立することですがこの場合は仏像や経典などを山頂に祀ったということみたいです。
 


土曜日の朝、登る前に東海北陸道ひるがの高原SAより大日ヶ岳の遠景を。
 
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高鷲スノーパークの北側の尾根にある登山道を登ることにしました。画像の黒い線です。
ダイナランドスキー場は先月に行きましたがそこの駐車場にも登山口があります。
スキー場のリフトに乗れば山頂まで近道することもできるそうです。
 

 

 

 


ひるがの高原側の登山口に着きました。
準備を整えて登り始めます。
 
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谷を一つ隔てた南側の尾根から高鷲スノーパークのDJのおねえさんの明るい声と音楽が聞こえてきます。

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高鷲スノーパークは今週いっぱいまで営業するそうです。
ダイナランドは今シーズンの営業は終わりました。
 
 
 こんな感じで登っていきます。

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途中ちょっと急登のところもありました。
そこは胸突き八丁と呼ばれているようです。
今年初登山ということもありゆっくりと登りました。
スキーで鍛えられて少し足が太くなってましたが登山はやっぱりしんどいです。



だんだんと残雪が増えてきました。

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「一ぷく平」と書かれています。
ここまで約1時間半。だいたいコースタイム通りです。

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フリースを脱いで片付けたり水分補給したりして10分ほど休憩しました。
その間に中年のカップルが追い越して行きました。




だんだんと雪が多くなってきました。
中途半端な量です。踏み抜きに注意しながら慎重に歩きます。

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北側にはチラッと白山の姿が。 
もう少し登ったら見通しがきくようになるでしょう。楽しみです。

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南側の尾根はスキー場のトップのようです。

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しばらく歩いていると展望台と書かれた表示板のあるところに出ました。
白山や別山が綺麗に見えます。素晴らしい景色に癒されます。

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あれが頂上かなぁ。

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もうちょっとかなぁ~?

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いつものことながら唐突に頂上に着きました。
もっとシンプルなところを勝手にイメージしてましたがいろいろ並んでいてにぎやかです。
大日如来様の後ろに白山の雄姿が。
 
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1,708m。
白山のほうがほぼ1,000m高いけどそんなに差があるようには見えません。
離れているからでしょうか。
 
 
 
なんてことを思っていたら足元に一等三角点が。
柴崎芳太郎が剱岳登頂に成功した明治40年よりも前にすでにここに設置されていたのでしょう。
もちろん白山にも。
泰澄上人もすごいけど旧陸軍参謀本部陸地測量部もすごいな。

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東のほうを見ると御嶽山が。その北側には乗鞍岳が。
写真ではよくわかりにくかったので少し画像処理しました。
奥のほうの雪をかぶった山です。

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この翌日、御嶽山の中腹まで行ったのでそこから撮った写真も載せておきますね。
 
乗鞍岳

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御嶽山

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再び大日ヶ岳の山頂から。
 
南のほうに目を転じると荒島岳。
日本百名山が続きます。
この山も泰澄上人が開山したと伝えられています。

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さらに南の百名山伊吹山はほとんど見えなかったです。

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西側の景色です。

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左手前が野伏岳。ここはまだ登ったことがありません。
右側一番奥のピークが日本三百名山の経ヶ岳。
経ヶ岳はかっこいい山ですね。細い尾根道があるので今の時期は危険ですけどまた登りたいです。
この辺りは白山ができたよりももっと前の大昔に巨大火山があって、経ヶ岳はその爆発で吹き飛んだ火口壁の名残だそうです。ここから見るとたしかにそんな感じに見えますね。





楽しみにしていた北アルプス方面の景色ですがイマイチすっきりしませんでした。
画像処理したら遠くのほうにうっすらと雲のように見える北アルプスが浮かび上がってきました。

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景色も楽しんだし腹ごしらえも済んだので下山することに。

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軽アイゼンを持ってきましたが結局使わなかったです。
ザクザクと踵から降りていきます。
だんだんと靴の内部に水が浸透してきました。
昨年6月の白山登山のときも思いましたがもう少し靴に投資しないとなりませんね。(^^;




タムシバでしょうか。
花はこれくらいでしたね~。(T_T)

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花はまだ咲いてなかったのですがたまにヒラヒラと蝶が飛んできます。
ひょっとして幻のギフチョウではないかと思い (私はギフチョウがどんな姿形かこのときは知りませんでした) なんとかして撮ろうと粘りましたが結構逃げ足が速くなかなか撮らせてもらえませんでした。アサギマダラは過去2回撮っているのですが。
なんとか撮れて自己満足して帰宅して調べてみるとギフチョウではありませんでした。
こんなものを撮るために30分以上費やしたかと思うとガックリです。
画像? 恥ずかしくて載せられません! 蛾だったかもしれません。(笑)
 
 


登山口まで降りてきました。
蝶のこと以外は最高の一日でした。^^

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帰りは少し回り道して高鷲IC近くの湯の平温泉に。
前回の記事の露天風呂はここです。

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この翌日は御嶽山で滑り納め。
気温が高くて10時くらいでやめました。
今から11月頃までは山登りを楽しむことにします。

最後まで読んでいただきどうもありがとうございました。m(__)m