ビジネス界の常識の壁/マネージャーの部下の育成に関する常識の壁(その20) | 大阪の経営コンサルタントが世の中の仕組みをぶった斬る!

大阪の経営コンサルタントが世の中の仕組みをぶった斬る!

経営に関することはもちろんのこと、時には政治や経済、時事問題、社会問題など、世の中のホットなネタに対しても、経営コンサルタント的な視点でツッコミを入れています。

★教えるよりも自分でやった方が早い(2/2)

マネージャーが「教えるよりも自分でやった方が早い」と考えてしまうことで部下が育たなくなり、チームの生産性も上がらず、育たないことにマネージャーがストレスを感じるという悪循環に陥ってしまいます。

業務をつつがなく終わらせなければならないという課題と部下を育成するという課題は切り離さなければなりません。
そもそも、その二つの課題が両立することなどあり得ないのです。

よって、日常業務を遂行する中で行う育成の場合は、その業務に関しては、日々の業務計画の中から切り離しておく必要があります。

なによりも、部下を育てたいのなら失敗させることです。
失敗の中に、成長のヒントが隠されています。
人は、誰でも失敗を積み重ねて成長します。
マネージャーが代わりにやってしまうということは、部下の成長機会を奪ってしまうことなのです。

部下の育成に携わるマネージャーは、気を長くして対応する必要があります。

※大庭経営労務相談所は、「次期社長」、「事業を継いだばかりの新米社長」の経営を全力で応援しています
https://ooba-keieiroumu.jimdo.com/