今週の一球入魂レースは、
「有馬記念」
最後の直線は310Mと短いので、
3コーナー過ぎからのロングスパート合戦となるのが特徴。
(3~4コーナーは緩い下り坂)
よって上がり上位の末脚を繰り出せる馬は、
ここでの好走率が高くなる。
近5年の「上がり最速馬」の成績を見ても、
10年1人気2着
ブエナビスタ
09年2人気1着
ドリームジャーニー
08年14人気2着
アドマイヤモナーク
07年9人気1着
マツリダゴッホ
06年1人気1着
ディープインパクト
5頭全馬「連対」
直線が短いが「上がり」は非常に重要となっている。
これを基にした、
「有馬記念専用上がりファクター」というものがある。
03年以降、
(4-2-1-3)
勝率40%
連対率60%
3着内率70%
単回収率229%
複回収率337%
該当馬10頭中7頭が馬券圏内、
さらに凄まじい回収率を叩き出している。
該当馬は毎年1~2頭と非常に少ないものの、
03年以降の過去7年間で4勝を挙げる活躍。
05年に3冠馬ディープインパクトを撃破したハーツクライも該当馬、
単勝は1710円もついた。
近5年は各年「該当馬は1頭のみ」だが、
不発に終わったのは、
非根幹距離が大の苦手だったウオッカのみ。
08年14人気2着アドマイヤモナーク、
09年11人気3着エアシェイディなど、
超人気薄でもしっかりと好走している。
ポイントは、
「有馬記念に繋がる前走の戦い方」
今年も該当馬の好走率は極めて高いだろう。
「上がり」は軽視されがちな有馬記念だが、
上記データからも「上がり」が重要だというのは一目瞭然。
今年の有馬記念も例年同様、
「上がり上位」の末脚を繰り出せる可能性が高い馬の大駆けに要注意。