今週の一球入魂レースは、
「阪神JF」
06年以降の勝ち馬5頭中4頭が、
翌年の府中クラシックディスタンスG1を制覇。
(残りの1頭はレーヴディソール)
新設外回り1600M施行となってからは、
将来性のある実力馬が順当に勝つレースとなっている。
一方で2歳牝馬G1という要素から、
「今が買い時」と言える馬の激走も忘れてはならない。
一昨年6人気3着ベストクルーズ、
昨年8人気3着ライステラスなどがまさに典型的な例。
つまり、
完成度(早熟度)も重要なのだ。
ベストクルーズは阪神JF後は16戦1勝、
現在は1000万クラスに甘んじている。
ライステラスはチューリップ賞こそ2着に好走するも、
その後は掲示板にも載れていない。
まさに「2歳時に旬を迎えていた馬」
その後は成長力に乏しい成績となっている。
阪神JFで通用する完成度(早熟度)の判断材料は、
もちろん血統と実績。
昨年穴馬に抜擢したライステラスの配合は、
前回のアメブロに記載した通りであるが、
阪神JF好走血統、
そして当時の馬場状態にも完璧に合致していた上に、
2歳戦に滅法強い配合でもあった。
これだけ血統面が強烈だったにもかかわらず、
単勝47.9倍の8番人気はおいしい人気。
総評では「今が最も狙い時」とお伝えし、
大外18番からデムーロがしっかり3着に食い込んだ。
しかし血統がいくらドンピシャでも、
能力がなければ好走できない。
ライステラスは能力も示していた。
前々走府中1400サフラン賞の「1.21.9」
そして前走牡馬混合G2京王杯2歳Sのレース内容。
レースVTRを見れば、
阪神JFでの激走は容易に予測できる。
今年の阪神JFも、
将来性の高いG1級の馬はもちろんのこと、
完成度の高い穴馬の激走、
2歳G1こそ「絶好の狙い目」となる早熟馬に要注意。