今週の一球入魂レースは、
「神戸新聞杯」
前回記述した通り、
1~3番人気の中に、
毎年必ず1頭は「危険な人気馬」が潜んでいる一方で、
上位人気馬の好走率も高いレース。
つまり上位人気馬の取捨はいつも以上に重要だが、
ここで有効となるのが「人間面」
レースの格や特徴から、
「調教師」は特に注目する必要性がある。
危険な人気馬を見極めるのにも、
決して欠かすことのできないファクターとなっている。
調教師面の観点から、
近年の具体例を見てみると、
昨年はダービー1、2着馬が共に調教師面で全く問題がなく、
順当にこの2頭の1、2番人気馬がワンツーを決めたが、
一昨年は7、3番人気のワンツー、
1、2番人気共に馬券圏外に敗れた。
ダービー3着馬、
2番人気アントニオバローズが問題ありで11着惨敗。
(1番人気アンライバルドは別の問題点)
08年はダービー2着の4番人気スマイルジャック、
さらに5番人気ヤマニンキングリーも問題あり。
4、5番人気馬が共に厳しかったので、
近年で唯一「1~3番人気」が馬券圏内を独占したのも、
必然だったと言えるだろう。
07年は4番人気ホクトスルタンが問題ありで、
3→5→2番人気の決着。
(1番人気フサイチホウオーは別の問題点)
このように「調教師ファクター」を駆使すれば、
非常に絞りやすくなる。
ピンポイントで上位人気馬の取捨が可能。
上位人気に応えた調教師と、
上位人気を裏切った調教師の特徴を比べれば、
今年の「上位人気馬の取捨」にも、
相当役立つはずである。
調教師面は問題がなかったにもかかわらず、
1番人気アンライバルド、フサイチホウオーが凡走した最大の理由は、
もちろん馬自身に問題があったわけだが、
これについては次回記述しようと思う。