今週の一球入魂レースは、
「神戸新聞杯」
堅いレースというイメージを持った方が多いと思うが、
実際に見てみると、
<10年>
1着2番人気
2着1番人気
3着5番人気
<09年>
1着7番人気
2着3番人気
3着5番人気
<08年>
1着1番人気
2着3番人気
3着2番人気
<07年>
1着3番人気
2着5番人気
3着2番人気
<06年>
1着3番人気
2着1番人気
3着6番人気
<05年>
1着1番人気
2着5番人気
3着6番人気
<04年>
1着1番人気
2着3番人気
3着2番人気
<03年>
1着3番人気
2着1番人気
3着2番人気
03年まで遡ってみたが、
3着内24頭中17頭が、
「3番人気以内」
24頭中21頭が、
「5番人気以内」
やはりイメージ通り、
基本的には「堅いレース」である。
ちなみに3着内24頭全馬、
「7番人気以内」
8番人気以下は、
(0-0-0-53)
1頭も馬券圏内に入った馬はいない。
つまりいつも以上に、
上位人気馬の取捨が重要となる。
信頼できる人気馬と、
危険な人気馬の見極めが問われる1戦。
1~3番人気の馬券圏内独占は、
03、04、08年の3回。
つまり05年以降の近6年に限れば、
わずか1回しか起こっていない。
1~3番人気の中に、
毎年必ず1頭は「危険な人気馬」が潜んでいる。
言い換えると
4~7番人気の中で、
毎年必ず1頭は「買える伏兵」が存在している。
しかしこの4~7番人気の全体成績は、
(1-2-4-25)
03年以降、
勝率3%、連対率9%しかない。
好走率は低いので、
ピンポイントで狙い打つ必要性がある。
昨年は1、2番人気のワンツーだったが、
一昨年は1、2番人気共に馬券圏外に散った。
単勝3.6倍の2番人気に支持されたアントニオバローズは、
見せ場なく11着(勝ち馬から2秒差)に惨敗。
上から下まで重い印がズラリと並んだ同馬を、
自信をもって「危険な人気馬」とした理由は複数あるが、
その1つは、
「調教師面」である。
菊花賞の最重要ステップレースという、
格式が高い「関西のG2戦」である上に、
春の実績馬の大半が休養明けとなる神戸新聞杯では、
いつも以上に「調教師」は重要ファクターとなっている。