まず大切なのは、
過去のレースを振り返ること。
G1ともなればなおさらである。
昨年のフェブラリーSは、
どのような環境下にあったのか?
昨年の自身のメルマガから一部抜粋して、
振り返ってみようと思う。
(※そのまま転載してあるので少々読みづらいが、
ご了承いただきたいと思う)
>3強夢の対決により、
大幅売り上げアップを狙ったJRA。
しかしダイワスカーレット回避により、
そのもくろみは崩された。
ダイワスカーレット引退で、さらにJRAが恐れていることは、
この1点だろう。
「カネヒキリ故障」
競走馬の不治の病「屈腱炎」
カネヒキリはこの病に冒され、2年4ヶ月もの休養を余儀なくされた。
しかし同馬は見事この病から復活し、
G1を3連勝し、史上初G1競走8冠に大手をかけた。
この中間は、軽め調整に徹したのは、
G1連戦だから当然とも言えるが、屈腱炎再発を
恐れてるからとも言える。
前走川崎記念は、レース後各陣営がその疲れを懸念したほど
思いのほか馬場が硬かった。
カネヒキリ陣営もその影響を心配しただろう。
この中間、屈腱炎再発には細心の注意を払ったはずだ。
万が一再発となれば、JRA、社台、オーナーのいわゆる
「三大勢力」
の信用を一気に失うこととなろう。
そんな時に起こった「ダイワスカーレット引退」
もしこれで、カネヒキリも回避となる状況になれば、
今年のフェブラリーSは一気に盛り下がり、
売り上げ大幅低下は免れない。
「カネヒキリ故障」はもう許されない状況。
100%出走しなければならない。
状態は二の次、出走することが最も大切なのだ。
色眼鏡で見ず、カネヒキリの状態には細心の注意を払って
観察する必要性がある。
~途中省略~
それはドバイ遠征、カジノドライヴ。
同馬は週明け時点では、除外対象だったが、
ロールオブザダイスの回避により、
出走可能となった。
ロールオブザダイスは社台グループ馬。
もしカジノドライヴが、カネヒキリ、ヴァーミリアンを
脅かす存在だったら、ロールオブザダイスは回避せず、
出走してくるはず。
それが回避したとなると・・・
以下の3パターンが考えられる。
<1>
社台は、カジノドライヴがカネヒキリやヴァーミリアンの相手に
なるとは思っておらず、JRAが客寄せパンダとしてカジノドライヴ出走に
動いた。(レイティングで強引に出走させたJCダート時と同じパターン)
<2>
カジノドライヴのオーナーとオーナー婦人が動いた。
ロールオブザダイスの馬主は「東京ホースレーシング」、
その代表は、カジノドライヴのオーナー山本英俊氏夫人の山本洋子氏。
その絡みでカジノドライヴ出走可能となった。
<3>
カジノドライヴにJRAという強大なバックがついた。
ダイワスカーレット故障により、ドバイへ顔向けができないJRA。
そのためもう1頭の招待馬カジノドライヴに箔をつける必要ができた。
「カネヒキリ、ヴァーミリアンに勝った、
あのジャジル、ラグズトゥリッチズの弟」
以上3つの可能性がある。
カジノドライブ出走→売り上げ倍増
カジノドライヴ勝利→ドバイへの面目躍如、競馬界の盛り上がり
旅行会社では、約20万でドバイ観戦ツアーという商品も提供している。
カジノドライヴがフェブラリーSで好走すれば、
ファンはウオッカと共に更なる期待感を持ち、
競馬界も盛り上がる、そして売り上げアップにつながる。
JRAとしては、カジノドライヴが勝つことが一番の願望だろう。
最強7歳2騎を倒しての、
「ニューヒーローの誕生」
これだけでファンの心は掴める。
底を見せていないカジノドライヴに、ファンは期待を持っている。
~途中省略~
何もかもが昨年のJCダートより好転する。
「勲章を持ってドバイへ」
JRA、陣営の意気込みが見え隠れしている。
ユタカが言った。
「この馬は芝でも超一流」
そして芝部分が長い、絶好の後入れ14番枠を引いた。
スタートを決め、楽に好位につければ勝利に手が届く。
以上が抜粋文になるが、
3番人気カジノドライヴは考察通り、
JRAのバックアップを最大限に受け、
そしてJRAの思惑通り「完全勝ちパターン」
6番人気ウチパクのサクセスブロッケン(※評価3位)に、
ゴール寸前で差されたものの、
最低限の連軸は確保。
状態よりも出走することが重要だった1番人気カネヒキリは、
3着に敗れた。
ヴァーミリアンは週中にアクシデントがあれば、
凡走も当然だった。
エクイロックスの接着が合わず、
右肩の出が悪くなり追い切り延期。
そして、
蹄とエクイロックスの境目に「保護テープ」を貼っての出走。
そんな状態ではG1でまともに走れるわけがなく、
追い切り、返し馬、レース直線全てで、
同馬は「左手前」でしか走っていなかった。
以上が昨年のフェブラリーSを取り巻いていた環境だが、
果たして今年はどんな環境下なのか?
これを考察することが、
的中への最大の近道である。
最後にもう1つ。
今やダート界の王者エスポワールシチーや、
休み明けの根岸Sを勝ったフェラーリピサなどの上位人気馬を含む、
昨年の出走馬の半数以上が、
ある「致命的マイナスファクター」に引っかかり、
馬券圏外に敗れている。
その「フェブラリーS専用ファクター」とは、
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(※フェブラリーSは「ダート界の有馬記念」)
これを基本にして分析すれば、
おのずといらない馬が抽出される。
まず間違いなく馬券圏外に消えるので、
全ての券種において、
上位人気馬であろうが、
1円もいらないだろう。
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