2023 フェアリーS(予想と買い目) | 競馬解読教室

競馬解読教室

競馬を解読する
GIを中心に予想します。今週は七夕賞です!

  本日の中山メインは、2023年の牝馬クラシック路線の第一戦、フェアリーSだ。厳冬期のレースということもあり、かつては牝馬限定の1勝クラスのマイル戦という印象も拭えなかったレースだが、近年はレベルの上昇が目覚ましい。今年も2勝馬が3頭+前走重賞③着馬が出走してきた。今年もメンバーレベルは上々だろう。

 近年のフェアリーSの勝ち馬からは、2020年スマイルカナ(桜花賞③着)、2021年ファインルージュ(桜花賞③着、紫苑S①着)、2022年のライラック(エ女王杯②着)など、GIでも馬券に絡むような実力馬が現れている。2022年の②着馬はあのスターズオンアースでもある!かつてはこのレースにノーザンファーム生産馬が出走することはマレだったが、近年は桜花賞、オークスまで余裕を持ったローテーションをとるため、ノーザンファーム生産の有力馬がこのレースに出走してくるケースが増えている。今年も、ラヴスコール、エリカリーシャン、スティールブルー、ジークルーネと、計4頭ものノーザンファーム生産馬がこのレースに挑戦してきている。

 これら4頭の中では、チェザルピーノというお手馬がいるにもかかわらず、ルメール騎手を配してきたスティールブルーの勝負気配が高いことは言うまでもないだろう。そのスティールブルーは新潟の新馬戦を快勝した後、出世レースであるアルテミスSに挑戦した素質馬。アルテミスSでは惜しくも賞金を加算できなかったものの、チェルヴィニア、サフィラに次ぐ③着なら立派。前者は桜花賞候補、後者は阪神JF④着の実力馬であることを考えると、このメンバーの中では実力が一枚上だろう。ちなみに今年のアルテミスSの勝ち時計1.33.6(35.9=24.1=33.6:落差+2.3秒)は、良馬場のアルテミスSのデフォルトの1.34.3(35.5=24.5=34.3:落差+1.2秒)に比べて、テンが0.4秒遅く、中盤が0.4秒速く、上りが0.7秒速く、勝ち時計が0.7秒速かった!今年のアルテミスSは例年よりもレベルが高いのだから、スティールブルーの③着は高く評価していい。なお、アルテミスSを見る限り、この馬は東京のような長い直線よりも、中山のような短い直線で一瞬いい脚を使うタイプであるように見える。ルメール騎手ならば、この馬の能力をいかんなく発揮してくれるハズ。ここは人気でも素直に◎スティールブルーが本命だ。

 相手本線は坂井騎手を呼び寄せた〇キャットファイト。この馬も勝負気配が高い。中山芝1600mはアスター賞で②着以下を0.8秒ブッ千切った得意の舞台。今の高速馬場もこの馬にはピッタリだろう。実力的にはこの2頭が一枚抜けていると思う。3番手は▲キャプテンネキを狙いたい。人気にならないタイプだが、この馬の勝った新馬戦もレベルが高かった。前走ファンタジーSはHペースに巻き込まれて⑥着に敗れたが、あれは度外視していい。人気薄の中ではこの馬が面白い。以下は押さえの評価になるが、△ラブスコール、△マスクオールウィン、△テリオスサラまで。

(結果)

◎スティールブルー

〇キャットファイト

▲キャプテンネキ

△ラブスコール (③着 4人気)

△マスクオールウィン (②着 6人気)

△テリオスサラ

 

PVアクセスランキング にほんブログ村