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09年:34.1-11.6-35.4=1:21.1
12.2-10.6-11.3-11.6-11.7-11.6-12.1
10年:35.0-11.2-35.2=1:21.4
12.3-11.2-11.5-11.2-11.3-11.5-12.4
11年:33.2-11.6-35.3=1:20.1
12.0-10.2-11.0-11.6-11.7-11.5-12.1

平均:34.1-11.5-35.3
12.2-10.7-11.3-11.5-11.6-11.5-12.2

$競馬リアルスコープ

09年はテン・中盤・上がりとも基準程度。結果的に開幕週も手伝って通過順(2-2)のビービーガルダンが勝利、2着には通過順(1-1)のローレルゲレイロ、3着には(3-3)のドラゴンファングで決着と前残りとなりました。一見すると恵まれた展開にも見えますが、2着ローレルゲレイロは次走高松宮記念でも勝利しておりスピード性能の高さを示しています。

10年はテン35.0と遅め。ただし、1Fごとの機微を精査するとラスト4Fで一度も加速が生じない失速ラップとなっており消耗戦テイストな流れとなりました。結果的に先行した馬は開幕週という条件を差し引いてもややきつい流れとなり、実際通過順(2-2)と先行したビービーガルダンが次走高松宮記念で2着と逆転しています。

11年はテン33.2秒と過去最速。テンが33秒台となったのは、阪急杯の施行距離が1400mとなった06年以降で初のことで明らかにオーバーペース。結果、差し嵌る展開となり過去3年で唯一4角5番手以下のサンカルロが勝利、また、3着にも通過順(14-11)とこちらも過去3年で唯一4角10番手以降のフラガラッハが追い込んでいます。

阪急杯が行われる1400mは「スタート後向正面はやや下り、3コーナーからラスト200mまで約2m下って最後再び約2m上る」という起伏。さらに、内回りで行われるため3・4コーナーを結ぶ区間の形状が直線に近く弛む区間が少ないことに由来しています。

1200m:12.2-10.6-11.0-11.1-11.1-11.9
1400m:12.3-10.9-11.4-11.6-11.5-11.6-12.0
1600m:12.5-11.1-11.8-12.0-11.9-11.5-11.3-12.2

*阪神競馬場1600万の過去3年平均

1400mというスプリントとマイルの中間距離にある条件となりますが、上記から終始一貫したラップを刻むことはスプリントにレースの質が似ていることが看破できます。特に1400mと1600mでは内回りと外回りという機微も介在することから、直線長く中盤緩めて上がりの瞬発力を引き上げる外回りとの差が表れることはむしろ道理といえます。

また、上記と同じく1400mのテンが速くなることに関してスタート位置の関係も考慮に入れる必要があります。阪神6Fではスタート後1Fでコーナーに突入するという構造上テンが速くなりにくいのですが、7Fになると単純に1F分多く直線区間を走れることとなり結果6F戦と大差のないラップとなります。

このレースは高松宮記念の前哨戦のような位置づけのためマイル組の出走は少ないですが、暮れの阪神カップでは毎回スプリンターとマイラーが混在したメンバー構成となるため妙味が狙えます。実際、昨年の阪神カップではサンカルロの単勝で勝負しました(こちらに関しましてはこの記事)。

まあ私的な話は置いといて…、要は阪神8Fで問われる瞬発力ではなく6Fのスピード性能が重要な指標となります。実際過去には09年1番人気のファリダットが7着、10年3番人気トライアンフマーチが4着と敗戦しています。特に前者は次走高松宮記念でも2番人気に推されながら6着と敗戦し、安田記念では10番人気を覆して3着と好走しています。
また、1400mで行われるため非根幹距離の実績は重要でしょう。

★今週の注目馬★
阪急杯注目馬は前走大敗も阪神1400m実績豊富なこの馬。(順位アップにご協力ください)メモリアルイヤーの出走でテン速くなることが看取でき、昨年の再現も可能とみました。

以上、最終的な精査を踏まえた最終結論は競馬チェックサイトにて公開していますのでお楽しみに。
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34.7-24.0-36.7=1:35.4
12.2-10.9-11.6-11.9-12.1-12.4-12.0-12.3

$競馬リアルスコープ

参考
09年:35.1-23.7-35.8=1:34.6*稍重
12.7-10.5-11.9-11.9-11.8-11.3-12.1-12.4
10年:34.8-24.4-35.7=1:34.9
12.1-11.0-11.7-12.2-12.2-12.1-11.6-12.0
11年:35.7-24.4-36.3=1:36.4
12.6-11.2-11.9-12.2-12.2-12.1-11.9-12.3

平均:352-242-359
12.6-11.2-11.9-12.2-12.2-12.1-11.9-12.3

1着テスタマッタ(△)
2着シルクフォーチュン(△)
3着ワンダーアキュート(▲)

史上初の連覇がかかったトランセンドが7着に敗退、そして10年東海ステークスから続いていた自身の連続連対記録も9で止まってしまった今年のフェブラリーステークス。では振り返っていきましょう。

テン3Fの34.7秒は過去3年で最速、中盤の2Fも24.0秒で稍重で行われた09年に次ぐ2番目に速い時計となり、テン~中盤速く前傾ハイラップの影響を諸に受けた格好で後方で展開嵌った2頭で決着しました。実際、通過順(4-3)と先行したトランセンドが1.2秒差7着と大敗しています。また、通過順(5-5)と先行組で唯一5着と踏ん張ったエスポワールシチーも0.6秒差となっています。

結果的にトランセンドやエスポワールシチーなど先行馬にとっては逆流の形となりましたが、今年のフェブラリーステークス、昨年のフェブラリーステークス、そして同じ条件の昨年の南部杯と比較してみましょう。

11年フェブラリーステークス:
35.7-24.4-36.3=1:36.4
12.6-11.2-11.9-12.2-12.2-12.1-11.9-12.3
11年南部杯:
34.3-23.5-37.0=1:34.8
12.0-10.9-11.4-11.8-11.7-11.5-12.4-13.1
12年フェブラリーステークス:
34.7-24.0-36.7=1:35.4
12.2-10.9-11.6-11.9-12.1-12.4-12.0-12.3

上記を見ると、確かにトランセンドにとっては昨年との比較でテンで1秒、中盤で0.4秒速いラップを刻んでいることになりますが、南部杯ではテンでさらに0.4秒、中盤で0.5秒と今回よりも速いラップを刻んで勝利しています。ゆえに予想ではトランセンドを本命としたのですが…。泣
トランセンド自体は芝スタートが苦手なことは昨年のフェブラリーステークスや南部杯、そして09年の武蔵野ステークスで露呈していますし、またテンでのスピードの資質に特化したタイプではなく持続力と底力で淘汰するタイプであることからマイルは本質的に合わないことは看取できますが、南部杯の内容からむしろ資質の幅が広がったと解釈するほうが合理的でしょう。ただ、今回の結果を受けるとやはりマイルは本質的に向かないという解釈のほうが妥当といえそうです。
また、京介さんがツイッターでつぶやいていたように1回東京ダートはワイルドラッシュ産駒が散々だったようで、

ワイルドラッシュ(0.0.1.13)
Tapit(3-0-1-0)
ゴールドアリュール(5.3.1.21)

馬場状態という機微は少なからず影響していたといえそうです(私は血統はまったく知識がないのでこの手のデータは気づきませんでした・汗)。

勝ったテスタマッタ、および2着シルクフォーチュンは展開が嵌ったという要因はあるにしても、そもそもの能力は示しており前者は昨年暮れの東京大賞典でスマートファルコンが刻むラップを3着、後者は昨年南部杯でトランセンドが刻むラップを3着と下地は整っていました。急流を差すというのは後方待機馬にとっても道中の追走ラップが厳しく、相対的に底力問われる条件であり決して恵まれたというわけでもないということは重要といえます。実際同じく後方を追走していたヤマニンキングリーなどは先行していた馬も交わせず大敗しています。
ちなみにヤマニンキングリーは暮れの東京大賞典でも敗戦しており、この点でも勝ったテスタマッタとの底力という資質の差が表れているといえます。

では、本日はこのあたりで。
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東京11Rフェブラリーステークス

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京都11R洛陽ステークス

ヒヤシンスステークスは13番人気の○トミケンユークアイが頑張るも4着と残念な結果に…。
フェブラリーステークスは人気よりですが注目レースの洛陽ステークスの本命は期待の穴馬です。

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東京10Rヒヤシンスステークス

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09年:35.1-23.7-35.8=1:34.6*稍重
12.7-10.5-11.9-11.9-11.8-11.3-12.1-12.4
10年:34.8-24.4-35.7=1:34.9
12.1-11.0-11.7-12.2-12.2-12.1-11.6-12.0
11年:35.7-24.4-36.3=1:36.4
12.6-11.2-11.9-12.2-12.2-12.1-11.9-12.3

平均:352-242-359
12.6-11.2-11.9-12.2-12.2-12.1-11.9-12.3

$競馬リアルスコープ

09年は稍重開催。そのため走破時計が速く終始11秒台が刻まれたラップとなりました。結果的にスピード問われた展開で、掲示板5頭が4角5番手以内となりました。ただし、単純にスピード性能が問われただけではなく、中盤が23.7秒と過去3年で抜けて速く、かつラスト2Fが失速ラップを刻んでいることからも底力問われた展開でもあることは明白で、実際に勝ったサクセスブロッケンは翌年も3着と好走していますし、特に逃げて4着のエスポワールシチーはG1を5連勝しています。

10年はその前年4着のエスポワールシチーが勝ったレース。テンは稍重だった09年より0.3秒速く、ローレルゲレイロの参戦もあり特に1F目の12.1秒が速くなっています。昨年より中盤が0.7秒弛んだ挙動は、テスタマッタが2着に来たように差し馬が間に合う展開となりました。また、この年はラスト3-2F区間で12.1-11.6秒と大きな加速が生じた瞬発力問われたレースでもあり、勝ったエスプワールシチーはテンでのスピードと上がりの瞬発力の資質が感じれる一戦となりました。

11年は走破時計が遅く、同じ良馬場で行われた10年と比較して1.5秒も遅い決着となりました。ただし、単純にスローペースであったかというとそうではなく、この年は凍結防止剤の影響強く時計掛かる馬場でむしろ終始一貫して12秒台を刻んでいる点は持続力と底力を表すフラグであると考えるほうが合理的でしょう。実際勝ったトランセンドはドバイワールドカップでも2着となっています。

フェブラリーステークスが行われる東京ダート1600mは、「芝スタートで2Fで2mの下り、3F目はやや上って3コーナーは下り、4コーナーは平坦で直線向いてラスト2F目に2m上り1F平坦」という起伏。芝スタートに加え下っていることからテンが速くなる傾向にあります。

1400:35.0(58.9)-12.0-36.5
1600:34.9(59.4)-24.6-36.7

*過去3年のオープン平均。()は5F

テン3F自体は1600m戦のほうが0.1秒速いだけではありますが、5Fを比較すると1400mのほうが抜けて速いのがわかり、より前傾度高いはずの7F戦よりも8F戦のほうがテンが速くなるという逆転現象の裏づけといえます。ちなみに、これは1000万条件でテン3Fが0.1秒遅い以外は全ての条件でこのようなラップとなっており、決してクラスによる傾きではないことが看取できます。

そして、このデータと関連するように根岸ステークスとフェブラリーステークスの関係を精査すると、

09年:根岸S(34.1)→フェブラリーS(35.1) フェラーリピサ0.4秒差5着
10年:根岸S(35.6)→フェブラリーS(34.8) グロリアスノア2.1秒差5着
11年:根岸S(35.2)→フェブラリーS(35.7) ダノンカモン0.4秒差4着

テンが根岸ステークスのほうが速いと勝ち馬(11年は2着馬)がフェブラリーステークスでも好走し、フェブラリーステークスのほうがテンが速くなると根岸ステークス勝ち馬が大敗するという構図となっています。
そして、さらに付け加えるとこの好走2頭には4角5番手以内という先行力があり、テン速いラップを追走するというスピードの補完がありました。この点、11年勝ち馬のセイクリムズンは通過順(7-7)と差して勝利しており、実際フェブラリーステークスは1.7秒差14着と大敗しています。
3着以内に来ているわけではないのであくまで参考程度ですが、直近で好走している根岸ステークス組みは人気になりやすいので意識しておくとよさそうです。

そして、中盤を形成する2Fはコーナー区間であると同時にラストの長い直線の影響もありやや弛む傾向にあります。そのため、急流を差す相対的な上がりではなくこの区間での加速に対応する絶対的な上がりが重要な指標となります。よって、ダートではあまりない瞬発力が問われることとなり、ゆえに同じ東京競馬場やコーナー半径がきつく物理的にタメが生じ大きな加速を要する新潟競馬場、また大井競馬場もこれに近いラップデザインとなります。これは、過去の入線馬を見ても明らかといえます。

ただし、今年もトランセンドが出走します。トランセンドは底力と持続力に優れた馬で、中盤に圧をかけるラップを刻みます。そのため、トランセンドが刻むラップは大きな加速が生じないレース展開となります。

10年JCダート:
12.5-10.7-12.7-12.0-12.1-12.3-12.0-11.8-12.8
11年フェブラリーステークス:
12.6-11.2-11.9-12.2-12.2-12.1-11.9-12.3
11年南部杯:
12.0-10.9-11.4-11.8-11.7-11.5-12.4-13.1
11年ジャパンカップダート:
12.5-10.5-12.8-12.4-12.7-12.3-12.2-12.0-13.2

上記を見てもわかるように、ラストで大きな加速が生じることなく終始一貫したラップを刻んでいることがわかります。これはエスポワールシチーとは真逆の資質であり、エスポワールシチーは「テンのスピードと上がりの瞬発力」に特化し、トランセンドは「中盤の底力とハイラップを維持する持続力」に特化しているといえます。そのため、この2頭の直接対決では中盤で緩めたいエスポワールシチーに対して中盤で圧をかけるトランセンドがいるため、結局瞬発力が発揮できず、エスポワールシチーは敗れる結果となっているのです。南部杯がまさにそのような展開となりました。
少し話がそれましたが、つまり、トランセンドが出走する以上は底力問われる展開となることが明白で、ゆえに先行馬にとっては非常にタフな流れとなります。これは、上記のトランセンドが勝利したレースの2・3着馬にはグロリアスノア、フリオーソ、シルクフォーチュン、ワンダーアキュートと後方から差している馬が上位に来ていることからもわかります。特にフリオーソとワンダーアキュートはともに出遅れており、トランセンドのラップの影響を受けていないことも強調できるポイントと言えるでしょう。

そのため、トランセンドが刻むラップでの好走歴は重要な指標となりそうです。

というわけで今週の注目馬を紹介します。
フェブラリーステークス注目馬はトランセンドが出走したラップで常に好走しているこの馬。(順位アップにご協力ください)

以上、最終的な精査を踏まえた最終結論は競馬チェックサイトにて公開していますのでお楽しみに。