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いつも当ブログをご覧の皆様。
今週は皐月賞ながら、週中の展望が出来ず申し訳ございません。

先週に引き続き今週も色々と作業あり更新することが出来ませんでした。

その代わり、今週もJRDBブログにて展望・予想を公開していますのでもしよろしければそちらをご覧下さい。

展望
予想

いつも参考にしていただいている方にはご迷惑をおかけしましたことを最後にお詫び申し上げます。
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34.9-24.4-35.3=1:34.6
12.7-10.9-11.3-12.2-12.2-12.1-11.0-12.2

競馬リアルスコープ


参考
09年:34.9-24.2-34.9=1:34.0
12.4-10.8-11.7-12.0-12.2-11.7-11.6-11.6
10年:35.6-23.5-34.4=1:33.3
12.6-11.2-11.8-11.9-11.4-11.1-11.1-12.2
11年:34.6-23.9-35.4=1:33.9
12.1-11.0-11.5-12.1-11.8-11.3-12.0-12.1

平均:35.0-23.8-34.9
12.4-11.0-11.7-12.0-11.8-11.4-11.6-12.0

1着ジェンティルドンナ(○)
2着ヴィルシーナ(▲)
3着アイムユアーズ(注)

ブエナビスタの妹で昨年の阪神JFの勝ち馬でもあるジョワドヴィーヴルがチューリップ賞で敗戦。そんな混戦模様の中で行われた今年の桜花賞、では振り返っていきましょう。

テンの3Fは34.9秒で過去の平均と比較しても同等で水準程度、ただし今年は中盤の2Fが緩いラップ。中盤2Fの24.4秒は過去平均と比較して0.6秒遅く、これは桜花賞としては明らかな中弛みでしょう。上がりは35.3秒で走破時計が"1:34.6"ということからも、戦前の混沌としたムードを現す結果となりました。

では、もう少し細かに見ていきましょう。まずは前半+中盤、いわゆる道中にあたる部分。ここの「34.9-24.4」は09年の「34.9-24.2」と酷似していることがわかります。これは皮肉にも姉のブエナビスタが勝利した年ですね。この2年の1F毎のラップをここでもう一度明記してみます。

09年:12.4-10.8-11.7-12.0-12.2-11.7-11.6-11.6
12年:12.7-10.9-11.3-12.2-12.2-12.1-11.0-12.2

ラップが酷似しているだけあって道中部分はほぼ変わりがないことがわかります。強いてあげるなら、09年は1F目がわずかに速く3F目が遅く、12年は1F目がわずかに遅く3F目が速いこと。これは先手を主張した馬が09年は小倉1200mで先行していたコウエイハートと札幌の1200mで先行していたアラフネのスピード能力の差と言えます。

まあこの機微はそこまで大勢に影響を与えるものではなく、この2年で最も違うポイントとなるのはラストの3F目。この区間が09年は11.7秒に対して12年は12.1秒となっています。つまり、12年はラスト3F目までスパートが始まっておらず結果的に流れとしては一瞬の切れ味、いわゆるスピードの質が問われたレースであると看破できます。そしてこの文章、当ブログをご覧の方はどこかで見覚えがないでしょうか。そう、チューリップ賞の回顧です。では、ここで今年行われたチューリップ賞のラップを明記してみましょう。

35.7-24.5-35.3=1:35.5
12.7-10.9-12.1-12.3-12.2-12.2-11.3-11.8

いかがでしょうか。テンこそG1なりに桜花賞が速くなってはいますが、中盤以降は桜花賞のそれとほぼ同じ。チューリップ賞の回顧でも書きましたが、つまりこのラップがもたらす文脈としてはマイル、さらにはより距離延長への資質を見せている馬にとってはエンジンが掛かりきる前に終わってしまったという解釈が出来ます。そして、このラップを見た上で勝ったジェンティルドンナ、2着ヴィルシーナ、6着ジョワドヴィーヴルのそれぞれのラップを確認すると、

ジェンティルドンナ(未勝利)
12.6-11.5-12.7-12.9-12.6-11.6-11.0-11.8

ヴィルシーナ(クイーンカップ)
12.6-11.6-12.4-13.1-13.0-11.5-11.0-11.4

ジョワドヴィーヴル(新馬)
12.9-11.6-11.8-13.0-12.7-12.1-11.6-11.0

ジェンティルドンナは未勝利戦で「12.6-11.6」、ヴィルシーナはクイーンカップで「13.0-11.5」と一気にトップスピードに上げるレースを先行して抜け出し好走しているのに対して、ジョワドヴィーヴルは「12.7-12.1-11.6-11.0」という加速し続けるラップを後方から差すというレースで好走していました。ここからもこの3頭のエンジンの違いが垣間見れます。

ジョワドヴィーヴルにとっては確かにラスト3F目の挙動は違うとは言え、姉のブエナビスタと道中ほぼ同じ流れで敗戦してしまいました。ブエナビスタは本質的にマイラーではありませんがそれでも桜花賞は格で勝利しています。偉大な姉と比較するのはかわいそうですが、少なくとも現時点では適性外の条件では格で圧倒できるだけの能力はないということがこれでハッキリしました。

とはいえやはり今回の桜花賞はチューリップ賞同様本来の流れとは異なる内容。そして、今回の結果を受けて今年の牝馬世代は混戦でラップの機微一つで着順が大きく変わることも類推されます。桜花賞だけでオークスを予想するのは早計ですが、この序列が絶対かというとそうではないことは頭に置いておく必要はあるでしょう。

というわけで、本日はこのあたりで。
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今週は桜花賞ながら、週中の展望が出来ず申し訳ございません。

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その代わりといっては何ですが、JRDBブログにて予想大会と称して予想文を書いています(ちなみにブログに載っている新聞作成が今週までの作業でした・汗)。
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39.1-51.1-35.3=2:05.5
13.2-12.2-13.7-13.2-12.9-12.7-12.3-11.9-11.2-12.2

$競馬リアルスコープ


参考
09年:36.0-48.9-34.8=1:59.7
12.6-11.5-11.9-11.9-12.1-12.8-12.1-11.9-11.2-11.7
10年:36.0-48.1-35.4=1:59.5
12.1-11.1-12.8-12.3-12.0-12.2-11.6-11.5-11.7-12.2
11年:35.8-46.7-35.3=1:57.8
12.5-11.0-12.3-12.1-11.4-11.6-11.6-11.3-11.8-12.2

平均:35.9-47.9-35.2
12.4-11.2-12.3-12.1-11.8-12.2-11.8-11.6-11.6-12.0

1着ショウナンマイティ(-)
2着フェデラリスト(◎)
3着トーセンジョーダン(○)

テン3Fは39.1秒とありえない水準を叩き出し、これは過去3年の芝重賞において09年のステイヤーズステークスを抜いて最も遅い数字となりました。ちなみに今年の大阪杯以前のトップ3は、09年ステイヤーズステークスの38.9秒、同じく12年阪神大賞典の38.9秒、11年ダイヤモンドステークスの38.1秒と全て3000m以上の長距離重賞となっています。

そして中盤は51.1秒と、こちらも過去の大阪杯ではありえない水準。というわけでテン3Fに引き続き中盤4Fについても調べてみると、今年の大阪杯は過去3年の2000m重賞(中盤は距離によって違うので限定)において5番目に遅い数字となりました。そして以前のトップ5は、12年弥生賞の52.3秒、10年弥生賞の52.2秒、09年弥生賞の51.8秒、10年京成杯の51.2秒、09年京成杯の51.0秒となっています。そして、ここで注意すべき点はトップ5が全て3歳戦であるということです。3歳戦は基本的に、クラシックに向けての折り合い等を意識して騎手が中盤を緩めることが看過されますので(厳密にはコース形態などの機微が存在しますがここでは割愛)、古馬G2でこれらと比較すること自体が今年の大阪杯を象徴する結果と言えます。ちなみに、トップ10で古馬戦は10年中京記念と10年中日新聞杯のみとなっています。

以上を踏まえ、今年の大阪杯はハッキリ言って「凡戦」と評価するしかないでしょう。高レベルであった昨年の走破時計が"1:57.8"、そして今年が"2:05.5"と実に7.7秒も遅い決着ですからここの比較でも頷けます。そしてその昨年が1着ヒルノダムールは次走で天皇賞(春)を制しており、2着ダークシャドウはエプソムカップと毎日王冠を制し天皇賞(秋)2着、3着のエイシンフラッシュは天皇賞(春)・宝塚記念・有馬記念をそれぞれ2・3・2着とG1レベルで活躍し、8着リディルと9着ミッキードリームは重賞を制覇、6着タッチミーノットと7着ダイワファルコンは重賞で2着と活躍馬を輩出する結果となりました。今年はまったく逆の流れで、むしろ資質を発揮できなかった馬のほうが多いでしょう。

そして、こんな凡戦で唯一希望が見出せるのが2着フェデラリストと3着トーセンジョーダン。私は競馬チェックコラムにて◎をフェデラリストとしたのですがその理由の一つがこちら。

----------

コース形態が規定するラップは急流+急坂で持続力と底力が同時に測られる展開となりますが、今回ペースのカギを握るのはアーネストリー。前で引っ張ってもらう展開が理想で、有馬記念では先手を譲る意識が高すぎた結果道中で14秒台を2度も刻むという歴史的スローを演出する形となりました。メンバー構成上、前走で逃げた馬はおらずアーネストリーに譲る意識があればラップが弛むことは看過できる場面となります。それでも緩流なら今年の中山金杯のように自身の底力を利してのマクリが想定され、緩急自在の資質の幅を示している点は強調できるポイントと言えます。

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まさに今年は昨年の有馬記念のように歴史的スローとなりましたが、フェデラリストとトーセンジョーダンは上記を体現する形で好走しました。まあ実際はマクってはいませんが、先行するという自身で動いた点は評価できるポイントでしょう。今回は資質を100%発揮出来る流れではありませんでしたが、急流ならさらに前進できることは必至ですから期待が持てます。

では、本日はこのあたりで。
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09年:36.0-48.9-34.8=1:59.7
12.6-11.5-11.9-11.9-12.1-12.8-12.1-11.9-11.2-11.7
10年:36.0-48.1-35.4=1:59.5
12.1-11.1-12.8-12.3-12.0-12.2-11.6-11.5-11.7-12.2
11年:35.8-46.7-35.3=1:57.8
12.5-11.0-12.3-12.1-11.4-11.6-11.6-11.3-11.8-12.2

平均:35.9-47.9-35.2
12.4-11.2-12.3-12.1-11.8-12.2-11.8-11.6-11.6-12.0

$競馬リアルスコープ

09年はテンこそ標準的ではあるものの中盤が過去3年で最も遅く、平均と比較すると1秒も遅い結果となっています。ただし、ラップの挙動を追うと6F目(ラスト5F目)が12.8秒とここだけ遅くなっていることがわかります。この区間は3コーナーに辺り、ここからコーナーで必要以上に息を入れた事が導かれます。結果、この3コーナーにあたる1Fでうまく位置を押し上げたドリームジャーニーが勝利となりました。

10年はテン・中盤・上がりとも基準通りのラップとなり大阪杯のデフォルトとも言える年。1Fごとのラップを追っても終始12秒台前半から11秒台を刻んでおりこちらも水準。結果としては特に恵まれなどの部分はなく真っ当に全馬の資質が計られた形で、前年勝利のドリームジャーニーがここで3着に敗戦したことは終焉を示すフラグであったことが看破できます。

11年は結論から言うとかなりのハイレベルレース。そしてそれを如実に表しているのが中盤の46.7秒。これは平均と比較しても1.2秒も速く、4F目以外は11秒台を刻んでいます。このような質の高い中盤を経ながらもラストは基準並みのラップで走破しているのですから納得です。実際、このレースを勝利したヒルノダムールは次走で天皇賞(春)を制しており、2着ダークシャドウはエプソムカップと毎日王冠を制し天皇賞(秋)2着、3着のエイシンフラッシュは天皇賞(春)・宝塚記念・有馬記念をそれぞれ2・3・2着とG1レベルで活躍しました。また、8着リディルと9着ミッキードリームは重賞を制し、6着タッチミーノットと7着ダイワファルコンは重賞で2着しています。

大阪杯が行われるのは阪神競馬場芝2000m。まず、阪神競馬場は内回りと外回りで問われる資質がまったく違うということを念頭においておく必要があります。

【阪神競馬場芝1800m(上)と2000m(下)の過去3年オープン平均】

12.6-11.2-11.6-12.4-12.3-12.2-11.5-11.2-12.0
12.5-11.1-12.5-12.4-12.2-12.3-12.1-11.7-11.8-12.2

ラスト3F区間において1F毎の最速値は外回りで行われる1800mで11.2秒、内回りで行われる2000mでは11.7秒となっており、外回りでは瞬発力が問われ内回りでは持続力が問われていることが窺えます。これは、外回りは473.6mと直線長く下りがラスト3Fから始まるのに対し、内回りは356.5mと直線が短く下りがラスト4Fから始まっていることからある種規定されたラップであると断定できます。

さらに大阪杯は別定G2戦。出走馬の質も高く、中盤速い持久力+ラスト急坂というガチの底力勝負となります。これは過去3年の勝ち馬のうち、ドリームジャーニーが宝塚記念と有馬記念、ヒルノダムールが天皇賞(春)を制していることからも頷けます。

以上を踏まえ、資質を看破する上での指標として使えそうなのがやはり阪神・中山競馬場の実績。昨年のヒルノダムールは皐月賞で2着と好走していますし、10年のテイエムアンコールは前走の中山記念2着に加え朝日チャレンジカップでも0.3秒差4着と好走していました。これは09年のドリームジャーニーともほぼ同じ履歴となっています。

そして興味深いのが1点。ラップ上デフォルトと表現した10年で考察すると、このレース勝ったのはテイエムアンコール。これは上記でも説明しているように阪神・中山実績があり納得できます。では、人気で大きく着順を落とした2頭、2番人気ヤマニンキングリーとサンライズベガに注目してみましょう。

ヤマニンキングリーは中日新聞杯と札幌記念、サンライズベガは新潟記念2着(その後小倉大賞典で勝利することとなる)とともに持続力問われる条件で好走しており、特にヤマニンキングリーにいたっては札幌記念でブエナビスタに勝利しているわけですから持続力という視点では一流と言える水準でした。もちろん、このレース以後精彩を欠いているという履歴は調子の下降を意味するものとも捉えられますが、それ以上に明暗を分けたのはやはり急坂という要素と考えます。

結局、小倉競馬場や札幌競馬場、新潟競馬場は持続力問われるとはいえ直線に急坂はなく、言い代わればスピードを持続させれば最後は惰性で駆け抜けることが可能となります。つまり、スピードの持続力があればラストの底力はそこまで必要としないことが類推できます。そうして考えると、急坂でパフォーマンスを上げるテイエムアンコールが勝利し、急坂よりも平坦(下り)でパフォーマンスを上げるヤマニンキングリーとサンライズベガが人気を裏切る形となったのも整合性が取れます。


★注目馬★
ということで注目馬。急流+急坂の中山・阪神での好走馬という視点で考えると意外と少なく、そうなると前走の大敗で人気が落ちそうなこの馬(ブログランキングアップにご協力ください)。阪神・中山でともに重賞で連対経験を持ち、昨年の勝ち馬ヒルノダムールにも先着したことがあるという点はポイントです。

以上、最終的な精査を踏まえた最終結論は競馬チェックサイトにて公開していますのでお楽しみに。