名作と呼ばれ、再演が重ねられていくミュージカルというのは
もれなく優れた楽曲に彩られている
日本で色んな作品を観てきて、少し時間が経ってから、もう一度感想を書きたくなることは滅多にない
ミュージカル「この世界の片隅に」
東京公演は終わってしまったけれど、3週間近く経ってもまだ、じわじわきている
というのは
アンジェラ・アキさんの創られた楽曲
「この世界のあちこちに」
観劇以来ずっと練習していて、歌詞を通して、色んな想いが交錯するのはもちろん
彼女が活動休止してまで、生み出そうとした
「ミュージカル音楽」
の持つパワーがずっと楽曲に宿っていて
歌おうとする人にも、パワーをくれる
アンジーの活動再開ということでも
通常のミュージカルのプロモーションとは違う形で
楽曲が先に耳に入っていて
劇場を後にしてからずっと
サビがくっきりと脳内でリピートされる状態で
これは、制作側からすると思惑通り
ということになるのだろう
毎週日曜の夜の楽しみはラジオ
井上芳雄by MYSELFでの歌唱なのですが
おととい
「この世界のあちこちに」を披露されていた
実際芳雄くんも、観劇し
歌ってみたら、また違うキャストでもう一度観たくなった
とおっしゃっていて、それ、すごくわかる!!!!
丁寧に創られた作品に込められた、色んなエネルギーは、ちゃんと届く
自分の放つものが、少しでも心地よくなるような
そんな今日を、紡ぎたい