意識的に書を遠ざけている。
ここ数週間 臨書もろくにしていないし、
作品もろくに書いていないです。
稽古にはもちろん通うけれど、
今月は臨書を持っていっていません。
19歳くらいから本気の書道が始まり、
一ヶ月間臨書から手を休めたことは初かもしれない。
30歳も一年半後になり、限りなく おっさんに近づく中。
もっとうまくならなければ…! と焦っていた時代がここ数年続き、
不意に出てきたことは 少し 「手を止めてみる」 こと。
どっぷり書道の中からは、確かに技術が得られる。
でも 何か違う。 それだけではいけない。
一瞬だけ、手を止めてみよう。
これまでと違ったものに目を向けて、
違ったものにお金と時間を割こう。
でも、頭の中では グルングルンと書が蠢いている。
それでいい。 少し冷静になって、
引いて見ることで、
新しい何かが生まれてくる。 ・・・気がしている。