墨のすべて | 宇都宮の書道教室【啓桜書道教室】

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愛用の(?) 




墨。






墨運堂 百選墨。   たぶん 七万円くらい。






墨は 黒い宝石の異称がある通り、  高価なものになると




何百万円・・・  なんてのも、あるそうです。






確かにいいものはいい・・・。  そんな気がしますが、




用途にもよりけり  です。




高けりゃいいってもんでもない。











本を紹介します。 『墨のすべて』




数年前に買った本ですが、 書道家や画家ではない著者が、




科学的な見地から 「墨」 を検証した本。






書をやる身としては、 墨は画家にとっての画材と同じ。




毎日使うようなものです。






この本


「墨」  についての 「我々の常識」 が 覆されます。笑






墨は加水分解により徐々に軽くなる・・・




硯や磨り方によって「粒子」の細かさが変わる・・・






など。 なんとなく我々、どこかから聞かされ、


なんとなく そうなんだ と思っていたことが、




ずいぶんぶち壊されます。笑






かと言って、すぐには信じられないもの。




ま、読んでみると なるほど 納得 です。






聞かされてきたことは間違っていても、


経験で得たことはそう間違ってはいないものです。






こういう新しい視点からみると、 


墨との付き合い方もずいぶん変わるかもしれない。




書家さん画家さん、ご一読あれ。






そんなに 墨を磨っている書家もいない昨今・・・ですが。