啓projectです。
今日はカンタンな統計のお話。
もしかしたら、いろんなところで
騙されているかもしれません。
90%の方が、効果を実感!
とか。
鵜呑みにしないようにしてくださいね!
(嘘を言っているわけではありません。)
ぼくは統計論はとてもすばらしいと思っています!
どんなことも統計の上に成り立っていると
言っても言い過ぎじゃないぐらいに。
でも、だからこそ数字に惑わされたくないんですよねw
統計、確率などは全体数や
いろいろな状況によって大きく変わります。
今日はその例のひとつとして、
「シンプソンのパラドックス」
というもののお話。
いつもどおりWiki先生の力を借りながら、
ざっくりとお話していきます。
AさんとBさんが
これから110問の問題を2回に分けてときます。
1回に何問といても構いません。
正答率で勝負します。
●1回目
Aさん
100問とき、そのうち60問正解しました。
正答率は60%
Bさん
10問とき、そのうち9問正解しました。
正答率は90%
正答率で見るとBさんの勝ちですよね。
2回目
Aさん
残りの10問をとき、そのうち1問正解しました。
正答率は10%
Bさん
残りの100問をとき、そのうち30問正解しました。
正答率は30%
正答率で見ると、2回目もBさんの勝ちです。
どうですか??
おかしなことが起きてますよね?
2回ともBさんが勝っていますが、
トータルしてみると、
Aさんは110問中61問正解
Bさんは110問中39問正解
Aさんの方が正答率が高いです。
これがパラドックス(矛盾)
ということになります。
本当に優秀なのはAさんですが、
Bさんの方が優れていると思わせることも可能です。
(嘘は言わなくても言葉の使い方で)
もちろんこれは極端な例です。
(今回のようにまったく同じ問題を解くという場合は、
解いた問題数に重みづけをすることで対策できます)
こういう矛盾は統計では起こり得ます。
これは例のひとつにすぎません。
統計とか%で書かれてたら
信頼できる気がしませんか?
ビッグデータとか言われたら、
そうなのかな?と思ったり。
統計についてはとても小さい字で
説明書きがされていたりしますよね(笑)
全体の90%なのか、
選ばれた数名の90%なのか、
反応のよかった人の90%なのか
同じ90%でも大きく違います。
正しいデータも多いとは思いますが、
鵜呑みにするのではなく、ちょっと考えてみるのも
いいんじゃないかなと思いますw
それでは!


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