だめ人間の暇つぶしです -3ページ目

だめ人間の暇つぶしです

だめ人間の趣味の備忘録程度のブログです。

偏愛するクラシック音楽について、気が向いた時に更新してます。
クラシック音楽ネタ以外は、別館「当世だめ人間気質 」へどうぞ。

フランスバロック音楽のオペラや声楽に関して、しばらく続ける予定ですが、今日はちょっと別の話題を。

というのも昨日届いたCDがあまりに素晴らしくて、嬉しくてたまらないので!

 

ジャン=バティスト・ロバンのダンドリューのマニフィカト、昨年12月発売のCDです↓

 

 
なんと、タワレコの年末セールで半額でした!
嬉しすぎてニヤニヤがとまらない!
 
ジャン=バティスト・ロバンは現在のフランスを代表するオルガン奏者の一人です。
現在ヴェルサイユ王室礼拝堂(la Chapelle Royale de Versailles)には4人の専属オルガニストがいます。
ミシェル・ブヴァール、フランソワ・エスピナス、フレデリク・デサンクロ、そしてこのジャン=バティスト・ロバン。
4人が4人とも強者揃いです。
 

(↓4人のオルガニスト達(と大オルガン)を紹介する、素晴らしい動画を!)

(この動画、見るだけでいつも幸せな気分に浸れます。。。彼らのオルガンへの愛と誇りと謙虚さ。フランスの最良の部分の一つだと思います。)

 

おじいさんはヴィエルヌ門下のオルガニストという名門で、今のフランス随一の大御所の風格漂うミシェル・ブヴァール。
イゾワール門下で軽やかな詩情が特徴のフランソワ・エスピナス。(私が数年前に京都コンサートホールで聴いて、完全にノックアウトされてしまった人です。)
作曲家アルフレッド・デザンクロの息子にして、大叔父さんは教会オルガニストという、これまた名門でクセ者のフレデリク・デザンクロ。
 
その中でロバンは最も若いながら、自ら積極的に作曲(や編曲)もする気鋭オルガニストのイメージです。
オルガンインプロヴィゼーションではなく、作曲家という意味です。)
ブリリアントから、録音も多いですし、自作の録音も出ています。
 

で、今回のダンドリューの録音ですが、レーベルが「Château de Versailles spectacles」。

2年前に出来たばかりの新興レーベルですが、内実はフランス古楽の本拠地の一つとして古楽界を支えてきたヴェルサイユがついに自前レーベル化したもの。

なので、この2年で積み重ねてきた実績の内容は驚異的です!

 

先日alphaがグラモフォンのレーベルオブザイヤーを獲りましたが、だめ人間の無責任な予言では、このままいけばChâteau de Versailles spectaclesは近いうちにレーベルオブザイヤーを獲るでしょう。

(だって、グラモフォンのレーベルオブザイヤーって結構妥当というか、「最近ここのレーベル凄くて目が離せない!」と思っていると、だいたい獲るじゃないですか!(まあ、alphaは最近恐ろしいほど凄かったですよね。)予想が外れても何の責任もとりませんので、ご了承を!)

 
「Château de Versailles spectacles」レーベルについては、また改めて取り上げます。
先日取り上げる予告をしたリュリの『ファエトン』の新しい録音&映像もここのレーベルですし。まあ、他にも色々ありますので。
(Château de Versailles spectacles、もうめんどくさいのでCVSと略すことにします。)
 
で、CSVのオルガンものは「フランスオルガンの黄金時代(L'age d'or de l'orgue français)」というシリーズ名のもとで、現在4枚出ています。
もちろん使用オルガンは、かのヴェルサイユ王立礼拝堂の歴史を誇る大オルガン。
ただ、ロバンのこのダンドリューのCDのほかは、コープマンやガエタン・ジャリの演奏で、他の専属オルガニストの録音は今の所まだありません。
 
ですからなおのこと、この録音は私としては嬉しいところ。今後他の3人の専属オルガニストたちの録音にも繋がれば嬉しいな〜、なんて思っています。
 
ジャン=フランソワ・ダンドリューもまた、ルイ14世時代から15世時代にかけてのヴェルサイユ王室礼拝堂の専属オルガニストでした。
CDにvol.1とありますが、ダンドリューで録音を重ねる予定なのでしょかね?!
いずれにせよ、これを皮切りに、CVSでヴェルサイユの大オルガンの歴史を辿る本格的な録音が続いてくれればと思います。
 
実はAlphaから2枚組でそういう素晴らしい企画盤もあるのですが↓)

(この素晴らしいCDについてはまたいつか。)

 

今回のダンドリューの録音に関して、ロバンが語っている動画↓

これは、また字幕がわりに日本語訳をつけておきたいところですが、需要も全くなさそうだし、時間もないので、今日はやめておきます。

(いやいや、需要とかいい出したらそもそもこのブログ自体が、、、(以下略)。。。)

(せっかくなので後日追加でこっそり全訳してアップするかもしれません。)

 

かわりにダメ人間による無責任極まりない超酷い大意要約だけ↓

 

ーーーーーーーーーーーーーー

「ダンドリューがルイ15世の命をうけて即興演奏したのって、まさにこのヴェルサイユの礼拝堂なんやで!

ルイ14世の末期からルイ15世の初期の時代まで務めてたから、ダンドリューって後世への影響、めっちゃ大きいねん。

CDに収録してるノエルの組曲とか、17世紀以来の世俗曲を取り込んだオルガン音楽で、こういうのも結構伝統になってるよね。

ダンドリューって、伝統的なものをちゃんと抑えつつも、やっぱりあの時代を生きた人なんやわ。ルイ15世時代の洗練された様式の優雅さが出てるし、めっちゃエレガントで質が高いよね。

おまけにイタリアの音楽、特にコレッリに注目したりもしてるねんで!」

ーーーーーーーーーーーーーー

みたいな感じ。(ひどい意訳がロバンを冒涜してるやないか!という苦情は勘弁してください...。)

 

後半はCSVレーベルでのCDの製作についても述べていて、オルガンの調律者として関口格氏の名前もあげています。(動画の最後のほうで映ってはりますね!)

 

色々語りたいのですが、それはいずれまた。

とにかく、このCDが昨日届いて、今日はずっとガンガン聴いていました。最高ですキラキラ

今年は踏んだり蹴ったりな年末を過ごしているのですが、ロバンとダンドリューのおかげで良いひとときを過ごせました。

 
それでは、どうぞ良いお年を!!

(最後にダンドリューを演奏するロバンの動画を↓)

 

今年出たCDで、とってもお気に入りで是非とも紹介したいCDがあるのですが、、、

(こちらです↓)

 

シリル・オヴィティの歌うコンスタンティン・ホイヘンス集「聖と俗のパトディア」なのですが、、、

 

ちょっとマニアックなCDなので、このCDを紹介する前に、まず私の大好きなシリル・オヴィティについて、あるいはフランスのバロックオペラについて、フランスのエール・ド・クールについてなどなど、色々触れておきたいことがあって、どこから話をすれば良いのかわからない、、、。

 

ということで、ホイヘンスの「聖と俗のパトディア」を目標(?)にしつつ、長くなりすぎると良くないので、数回に分けて我が愛するフランスの古楽の声楽に関する云々をぽつぽつ語りたいと思います。

(フランスネタとなると(本業がフランス関係の)私としてはパンドラの箱を開けてしまうような恐怖があるのですが、、、いらないことを書かないように気をつけます。)

 

で、今日は「オートコントルについて」だけ。

 

リュリやラモーのオペラなどを観たり聴いたりすると、「オートコントル」という言葉に出会いますよね。

いま名前を挙げたシリル・オヴィティについても、日本での紹介などでは「フランスが誇るオートコントル!」みたいな感じで、よく紹介されていると思います。

多くの方はオートコントルというのはイタオペなどのテノールとは違う、フランス独特の、フランス的ハイテノールみたいな印象を持っておられるのではないでしょうか?

 

イメージはあるとしても、正確にオートコントルって何?って尋ねられると、はっきり答えられない人も多いと思います。

それから、オートコントルがしばしばカウンターテノール(フランス語ではコントルテノール)と表記されていることもありますよね。そのあたり、どうなの?と疑問に思っている方もおられるかも。

 

そこで、今日はそうした疑問に一挙に答える素晴らしい動画を!↓

オートコントル名高いシリル・オヴィティ自らが解説する、「オートコントルとは何か」です!

 

これ、簡潔かつ明晰に説明してくれていて、とても良い動画だと思いますので、字幕代わりにダメ人間による(無責任な)全訳をおつけしましょう!

(所詮素人だめ人間による適当で無責任な訳なので、こなれない訳、説明的補足や意訳・誤解etc. はどうかご容赦ください。若干聴き取りに自信のない部分もあるので。)

 

ーーーーーーーーーーー

皆さん、こんにちは!
ジャン=フィリップ・ラモーの『優雅なインドの国々』、そしてレオナルド・ガルシア=アラルコン(指揮)とリディア・シュタイヤー(演出)による同作品のプロダクションの世界の余韻を味わうために、皆さんに「バロック音楽の声(声楽)」、とりわけ「フランスのバロック音楽の声(声楽)」について、少しお話をしたいと思います。

2つのことをお話しいたしましょう。

まず一つ目は、フランスのバロック音楽では、声部の呼び方が他のレパートリーと同じではないということについてです。ソプラノ、アルト、テノールといった言葉は使いません。次のような別の言葉を使います。
女性の場合、実にシンプルに「dessus(高)」、「bas dessus(低い高)」と呼びます。これはソプラノ、メゾソプラノに該当します。
男性の場合は3つの言葉を使います。「haute-contre(オートコントル)」、「basse-taille(バスタイユ)」、そして「taille(タイユ)」です。「オートコントル」が高音の声部を指し、「バスタイユ」が低音の声部、その中間が「タイユ」です。 

2点目に私がお話したいこと、それは、今日でもなお「オートコントル」と「カウンターテノール(コントルテノール)」が混同されているということについてです。両者ははっきり区別されねばなりません。
「オートコントル」とは、フランスバロック音楽において、ただ単に男声が歌う声部の一つを定義するための言葉で、男声の中での高音域のパートを指す言葉です。
「カウンターテノール(コントルテノール)」とは、歌うときに胸部の響き(胸声)を使用せずにファルセット(頭声)を使用する歌唱テクニックを指しています。

さて、一体どうしてこの両者の混同が生じているのでしょうか?
全く単純な話ですが、その理由はフランスバロック音楽におけるオートコントルのパートが極めて高音であるからです。
このオートコントルのパートを歌うのに、多くの場合はテノールの歌手が起用されます。ロッシーニアンテノールがその気になれば歌えます。
けれども(オートコントルのパートは)時おりとても高音で、かつ全体としてあまりに高音なので「カウンターテノール」と呼ばれてしまうのです。単にこの高音パートを担っているという理由からそう呼ばれるのです。とても単純な理由ですよね。

さて、今日のこのお話を終えるにあたって、当時の歌手たちがどのように自分の声を響かせていたのか、全くわからないということを理解しておく必要があるでしょう。

とはいえ、一つ大切なことがあります。それはなによりまず、テクストです。常にテクストが大事なのです。テクストを検討していくなかでその時代を読み取っていく、ということを知っていなければなりません。
歌われたものなのだから、書かれたテクストからは決してわからないって?いえいえ、ちゃんとテクストの中で語られていることを読み取るのですよ!

 

では、おしまいに『優雅なインドの国々』から、砂糖のように甘い小品を一曲お届けしましょう。
ジャン=フィリップ・ラモーは自分の作品を何度か改訂していますので、別の版には入っていた曲が改訂版には入っていないということがあります。今回の私たちのジュネーヴでのバージョンもまた、改訂版を用いています。

そこで、これからお届けするのはジュネーヴのプロダクションには入っていなかった短い一曲、「ペルシャの花祭り」の中から「L'eclat des roses(薔薇の輝き)」です。

 

(※この動画は昨年(2019年)、ジュネーヴ大劇場(Grand Théâtre de Genève)でプレミア上演されたラモー『優雅なインドの国々』に関連して、今年の5月にYoutubeで公開された動画です。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

とまあ、こんな感じです。

(わが愛するラモーの『優雅なインドの国々』については、この機にいくらでも喋り散らしたくなってしまうのですが、本題からそれるので今日は何も言いません。またいづれ機会があればいくらでも語りちらかします。)

 

それにしても、「オートコントル」とはなんなのか、「カウンターテノール」と何が違うのか、とってもわかりやすいご説明で疑問もすっきり解消です!

(そしてとってもわかりやすいフランス語、まるでディクテーションの教材のようです(笑)。)

 

実際、NMLなどでもオートコントルがカウンターテノールと書かれていたりすることは頻繁にあります。オートコントルを単なる声部でなしに、そのパートを歌うテノールを指す言葉として使ったりもします。(これはフランスでもよくあることです。)

加えて、日本ではテノールの中での「オートコントル(高音カウンター)」というのと、「カウンターテノール」のフランス語にあたる「コントルテノール」というのがごちゃごちゃになってしまうという、フランス語に由来する混乱も生じているかもしれませんね。

 

オヴィティは現代を代表する「オートコントル」とよく言われますが、まどろっこしくはなりますが「オートコントルのパートを歌うテノール」というのが正確な表現になるのでしょう。(たしか彼自身が自分を紹介するのにそういう風に言っているのを耳にしたことがある気がします。)

「オートコントル」だからといって「カウンターテノール」のようにファルセットを使って歌うわけではないこと、また、何か特殊な歌唱法を指しているのではないこと。両者の混同には特に深い意味はないこと。それに「オートコントル」のパートをオヴィティのような「テノール」が歌うのではなく、それこそ「カウンターテノール」が歌う場合もあるということももちろんあります。(それも混乱の原因の一つでしょうね。)

 

そして、彼自身いつも必ずしもオートコントルのパートばかりを歌っているわけではなく、タイユのパートを受け持っていることも(たまに)あることも付け加えておきましょう。

ラモーやリュリのオペラのいわゆるオートコントルのハイレパートリーでの輝かしく甘美な声だけでなく、彼は陰影・深みのある表現を可能にするある種の「重さ」のある声も持っています。(この話はまた後日!)

 

とはいえ、今日はいわゆるフランスバロックオペラのオートコントルの(イタオペのテノールやスラブ系のハイテノールと違う)独自の魅力を強調したいので、これぞオートコントルという、輝かしい名曲を!

リュリの音楽の中でも最も有名な曲のひとつ、アルミードのパッサカリアとそれに続くオートコントルのキメ歌「Les plaisirs ont choisi pour asile」です。↓

どこまでも柔らかく、突き刺さらない声で高音の美声を響かせること、(しかもしっかり鼻母音を響かせて!)、これこそ太陽王お膝元でのお上品(?)で高貴なる(??)宮廷風フランスオートコントルの要です!

 

ここぞというところでハイCでアピールする(?)というのではなく、ずっと全体的に音が高い。リュリとか、ラモーとかのオートコントルのレパートリーってのは、まあ、そういうものです。

オヴィティが言っていた「音域が高すぎてカウンターテノールっていわれてまうんです〜!(意訳)」という説明が、上の動画で(特に後半以降)実感できるのではないでしょうか。

 

オヴィティが超キメ顔でちょいワル風なのは役柄のせい(笑)。

というのもこれは「心地よい愉しみに身を任せてしまいなよ〜」みたいな誘惑者の歌で、誘惑している相手は女性ではなく、すっかり心奪われているアルミード(魔女)と一時的に離れ離れになって気が滅入っている主人公(男)のルノー。アルミードが「私が留守の間、私のことが恋しすぎて苦しむルノーの気をまぎらわしといてやってな〜」と指図して出かけたので、手下どもを歌わせ踊らせ誘惑して歓楽で気を紛らわせさせようとするのが、このシーンになわけです。もちろんヴェリズモみたいにあからさまに誘惑なんてしませんし、そこは品位を保って誘惑してくる。

ということで、とっても耽美的で、かつちょっと妖しく頽廃的で、パッサカリアにはルノーの苦悩も反映されていて、エキゾチックな誘惑と執心も含まれているのが、この名場面(名曲)。

(もちろんアルミードはタッソーのエルサレム解放が元ネタなので、その文脈で。)

 

(ちなみに、動画でのこの世の天国のような野外のステージは、実はウィリアム・クリスティの庭です(笑)。このコンサート動画、最近公開されたのですが、色々すごいのでまた改めて紹介します。)

 

オヴィティはこの名曲はよく歌っている印象です。

CDでは私が知っている限り2種類。

 

まずレザールフロリサンのリュリのディヴェルティスマン集の中で、最後のシメで歌っています。2002年の録音です。

 

 

ただ、この頃の歌い方は、ただただ美しい感じ。上の動画のようなちょいワルテイスト(?)はありません。

 

もう一つはルセのアルミード全曲、2015年の録音。↓

 

これはもう、最高としか言いようがない。。。(ルセのリュリのオペラにはいつも大満足ですが。)

さらに装飾音もプラスして、お色気たっぷりでくらくらです。

(↑一番いいところで広告が入ってしまい、youtubeの恐怖を感じます。)

 

さて、今日はここまでにしておきます。

 

次は引き続き、オヴィティの歌う輝かしいオートコントルのレパートリーについて、もう少し!

リュリの「ファエトン」の新しい録音&映像について触れたいなと思っています。

 

 

数年間放置しっぱなしだったブログですが、こっそりしれっと久々に投稿です。。。

 

以前のようにブログを更新することは到底できないのですが、吐き出さないとやってられないもので、、、。

ぼちぼち、ちょっとづつ、たまに更新したいと思います。

 

で、今日どうしても吐き出したい(というか自慢したい)のは!!

なんと一昨日、私はロームシアター京都の前から2列目で!!

フランソワ・ジュベール=カイエの生演奏を聴いてきたのです!!

(興奮のあまりインスタの方にもアップしたのですが、このご時世に、ほんと信じられないことです、、、。)

 

 

フランソワ・ジュベール=カイエ、Ricercarの看板にしてヴィオール軍団ラケロンを率いる当代随一の名手。なかなかシブみがかった知性派でもあります。パンドルフォの弟子だったと思います。(しかもかっこいいし🥰)


来日演奏家による音楽なんて2月以降全く聴けない状況だったのに...。

しかもジュベール=カイエ...

私としては、今ダントツでいちばん聴きたいガンバ奏者です!

 

ただ今回は彼のリサイタルやアンサンブルというわけではなくて、ダンサーのフランソワ・シェニョーの舞台の音楽担当の一人としての来日でした。

そんなところにしれっと名前を連ねて...多くの音楽ファンたちは彼の来日に気がついていないんじゃないでしょうか?!!
私もたまたまのぞいたシェニョーの公演の特設HPでジュベール=カイエの名前を見つけた時は驚愕しました!

即座にチケット予約しましたとも!(どうせ中止になるだろうと思っていたんですけどね。)

で、この公演、日程が変更になったりもあり、ほんとに開催できるのかどうかギリギリまで疑心暗鬼でしたが、京都では感染者数の記録を連日更新する中で強行されました。(まあ色々と疑問は感じてはいるんですけど。)

 

ジュベール=カイエのSNSを見ると、彼は12月の頭には日本に入って、東京のホテルで2週間の缶詰期間を過ごしていたようです。日本たった3公演のために、、、2週間も閉じ込めるなんて、、、なんかほんと申し訳なく感じます。

すごくありがたいのですが、それほどまでの犠牲をアーティストに強いる公演ってのはどうなのか、あらためて考えさせられますよね。

 

公演のチラシとパンフレット↓

 

なかなか面白い舞台だったのですが、私としてはもう心が完全にジュベール=カイエのヴィオールに向かってしまっていたもので、総合的な舞台として十分に満喫できたとは言い難い、、、(苦笑)。それでもすごく楽しかったです!!

(ちょうど数年前に同じくロームシアターでアルディッティQとコンテンポラリーダンスを合わせた舞台を最前列で見た時を思い出します。あの時はもう100%アルディッティQしか見えていなかった...(笑)。)

 

(この舞台です↓)

 

まあ、公演についてはきっといろんなところでいろんな人が賞賛を語っていることと思いますので、私は何も言いません。

私はジュベール=カイエについてだけ。

 

彼の現在進行中のRicercarでのマラン・マレ全曲録音はおおいに耳目を集めているところですよね。

2014年から開始されたこのマレ全曲録音は、現在3つの録音(計CD10枚分)が出ています。

 

小品集(1枚)、ヴィオール曲集第1集(4枚組)、そして第2集(5枚組)。

 

 

↑まず最初(2016年)にでた小品集。

まあ、とにかく凄いですよ。これ1枚聴けばなぜ彼がRicercarマレ全集収録という偉業を託される存在なのか、十分に納得させられるはず。

 

膨大な全曲録音を予告するような内容になっています。

ここに収められた小品たちはそれぞれヴィオール曲集の中で再度録音されることになります。

あくまで小品として演奏しているのがこの名品集で、ヴィオール曲集の中、組曲の中ではしかるべく通奏低音を加えたりして再収録されることになります。

 

例えば Les voix humaines(人間の声)だったら、全集版(第2集収録)ではテオルボを伴っていますが、小品集ではバスヴィオールだけでどっぷりじっくり(?)です。

両方に甲乙付け難い独自の魅力があります。

 

↑これが小品集の中での演奏。

 

↓こっちがヴィオール曲集第二集での演奏。

 

で、2017年に出たのがヴィオール曲集第1集、4枚組↓

 

 

しょうもないことなんですが、ジュベール=カイエ、私にとってはこの丸刈り姿のイメージが強いんですよ。

で、一昨日の公演では髪の毛がありましてね(笑)。しかもフサフサくるくるで、最初一瞬「??」となって誰かわかりませんでした(笑)。

(めっちゃ個人的なことですが、私、昨年から恐ろしく目が悪くなってしまっているもんで、前から二列目という最高のロケーションなのに、実はあんまりよく見えていなかったこともあります...ああ、もったいない...)

 

ちなみにYoutubeを見ると、最近の動画では髪の毛がありました↓

 

そしてこれが昨年末に出た第二集5枚組↓

 

 

 

通奏低音にハープでアンジェリク・モイヨンが加わったりもしています。

まだまだ先は長い道のりながら、第2集が出た時はなんか達成感を感じてしまったものです。
 
これから第5集まで、何年かかるんでしょうね。
こういう稀有な企画をリアルタイムで追いかけることができるのって、本当に幸せです照れ
もちろんNMLで全部聴けるのですが、この全集はちゃんとCDを買っていますし、これからも出るたびに買うでしょう。
大音量で一人で静かに聴くと、本当に最高です。
 
私はヴィオールに関しては特に何の思い入れもない(というか長らくC字孔よりf字孔専門(?)を名乗ってきた)ので、ヴィオールのことは全然知りません。
けれど、このジュベール=カイエのマレを静かに聴くと、決して大衆音楽ではなかった当時のヴィオール音楽の私秘的空間が目の前に浮かぶようです。
最高に贅沢な時間を過ごせます。
 
ちなみに、彼のアンサンブル「L'Achéron」ですが、日本語での表記がいつも「ラシュロン」になっていますが、「e」にアクサンがついているので「ラケロン」でいいはずです。(一応インタビューなどを聴くと、リチェルカールの社長もジュベール=カイエ本人も「ラケロン」って言っていましたし。)
ナクソスのフランス語表記などが結構めちゃくちゃなのはいつものことですが、どうやらこれは日本流通版の解説などの表記に由来しているようです。まあ、どうでもいいことですけど。
 

とにかく!!そんなこんなで、現代最高のヴィオール奏者の一人であるジュベール=カイエの演奏を、私は一昨日、前から2列目で聴いてきたのです!(何度でも自慢します!)

ほんと、信じられない...夢か現か...

はあ、、、ほんとにカッコよかったです。。。(あんまり見えなかったけど。)

 

書きたいことは山ほどありますが、時間がないので、またいつか!

 

(最後にもう一個、動画を貼っておきます。)

 

 

ヴァイオリンファンの皆様!!

事件ですっ!!

大事件でございますよっ!!!

 

先ほどHMVのHPをちらと覗きましたら、なんとっっっ!

 

トッシー・スピヴァコフスキーの秘蔵音源が!!

(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!!

 

世界初出で!!!

*゚Д゚)*゚д゚)*゚Д゚)エエェェ

 

なんと4枚組で!!!

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

発売されるそうです!!!!!

Σヽ(`д´;)ノ うおおおお!

 

これは、、、驚愕の大事件、、、。

(アマゾンでは見つからないのでジャケットの写真だけ↓)

 

レーベルはDoremi Classics、発売は5月20日の予定になっています。

(HMVの紹介ページはこちら

 

トッシー・スピヴァコフスキー、数年前のシベリウスの誕生日の日に、少しですが私もブログで彼を取り上げていますので、この名前を初めて聞く方はそちらをご覧下さいませ。

 

1906年、オデッサ生まれ。(1907年、1910年生まれ説もありますが。。。)18歳でフルトヴェングラーのベルリンフィルのコンマスになり、1940年代にアメリカに移住。その後はクリーヴランド管弦楽団のコンマスをしたり、ジュリアードで教授職にあったりという、知る人ぞ知る名手、、、。(1998年に亡くなっています。)

 

録音がほとんど手に入らなかったトッシー・スピヴァコフスキー。

私はトッシー・スピヴァコフスキーの録音を1枚しか持っていません。タウノ・ハンニカイネンとのシベリウスのヴァイオリン協奏曲です。そして、この1枚は私にとっての同曲の演奏の、不動の最高峰です。

 

 

最後の方なんかもう、オケも含めて大興奮の第三楽章も↓

 

一番有名であろう、このハンニカイネンとのシベリウスでさえ、長らくあまり手に入り易いものではありませんでした。

(↓近年出たハンニカイネンのシベリウス集に入っています。)

Sibelius: Symphonies 2 & 5 Sibelius: Symphonies 2 & 5
1,952円
Amazon

(タウノ・ハンニカイネンは前回触れたイルマリ・ハンニカイネンの弟です。)

 

メノッティやチャイコフスキーの協奏曲、バッハの無伴奏の一部など、NMLやyoutubeで聴けるものが少しはありましたが、ほんとに彼の録音ってのは手に入らなかったんですよ。

 

それが、、、

Doremiはなんともまあ、、、

出し惜しみもせずに一気に4枚分も!!!

ありがとう!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

さっき、HMVのニュースで見つけて、ワタクシはまた興奮しすぎてしまいまして、、、入ろうと思っていたお風呂を放ったらかしにして、夜中にブログを更新し始めてしまっている次第でございます。。。(ああ、、だめ人間。)

 

ということで、今回の大注目の収録内容はこちらだそうです↓

 

1. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV.1004よりシャコンヌ(バッハ弓による演奏)

(1969年1月26日/ストックホルム、スウェーデン放送)

2. ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61

(アメリゴ・マリノ指揮、ニューヨーク・フィル、1963年12月21日)

3. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77

(ヨーゼフ・クリップス指揮、ニューヨーク・フィル、1961年12月7日)

4. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64

(ポール・パレー指揮、ニューヨーク・フィル、1956年11月17日)

5. バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112

(アルトゥール・ロジンスキ指揮、ニューヨーク・フィル、1943年10月14日)

6. プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63

(トマス・シッパース指揮、ニューヨーク・フィル、1959年11月19日)

7. マルタン:ヴァイオリン協奏曲

(ロバート・ラ・マーチーナ指揮、ニューヨーク・フィル、1963年12月19日)

8. チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35

(ニルス・グレヴィリウス指揮、ストックフィルム・フィル、1960年2月8日)

9. ウィリアム・シューマン:ヴァイオリン協奏曲

(ルーカス・フォス指揮、バッファロー・フィル、1966年1月23日)
※すべてライヴ録音

 

ええ、、、2曲ほど突っ込んでしまうものが。まず、バッハのシャコンヌ、、、「バッハ弓」で演奏だって(笑)。ちょっとこれはもう、面白すぎます。。。

あと、最後、シューマンのヴァイオリン協奏曲。シューマンはシューマンでもウィリアム・シューマンですよ(笑)。むしろこの時期にスピヴァコフスキーがロベルト・シューマンのヴァイオリン協奏曲を演奏していたほうが、衝撃かもしれませんが(笑)。

 

そんなコネタはともかく、、、

 

垂涎の充実の録音群の見回してみてですね、、、

、、、ちょっと待って下さいよ、、、?!

バルトークのヴァイオリン協奏曲がありますよ?!!ええ、スピヴァコフスキーというとバルトークのヴァイオリン協奏曲アメリカ初演者ですよ!!!

しかもライヴ録音1943年にロジンスキ&NYフィルって、、、あなた、、それ、アメリカ初演ちゃいますのん??!!

 

、、、。

 

と思ってちょっくら調べてみると、、、アメリカ初演は43年でロジンスキとでしたが、クリーヴランド管弦楽団とで、43年初頭とのことでしたので、初演ではないんでしょう。でも、この録音の年にロジンスキと初演して、その延長での演奏ではあるでしょう。(楽しみすぎる!)

 

いや〜、、、それにしても、DOREMIレーベルってのは、たまに爆弾のような衝撃の音源を投下してきますよね。ほんと、嬉しい限りでございます。

嗚呼、ありがとう、、、ほんとに、楽しみです。

スピヴァコフスキーが4枚。良い時代ですよ、まったく、、、。(しみじみ)

 

そういえば、この本(↓)にも少しだけ、トッシー・スピヴァコフスキーが登場していました。

 

このページ↓

 

ああ、、、とにかく、嬉しすぎます。ありがとうDoremiさん。

発売を心待ちにしております(●´ω`●)ゞ

 

すみません、興奮しすぎてだいぶ乱れていたと思われます、、ごめんなさい。

でも、、、スピヴァコフスキーが4枚もっっ!!!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

(もういいって!)

 

それでは、皆様おやすみなさいまし♪

 

お別れにスピヴァコフスキーのチャイコフスキー(↓)を!!

 

うわ〜、、、もう4月入って1週間たってしまいましたよ、、、
それなのに、だめ人間さんはいまだに2017年の録音のおさらいをしているという、、、。
嗚呼、、、時間が経つのが早すぎます。。。
ということで、今日は急いで「だめ人間ミュージックアワード2017年☆」の室内楽&管弦楽(交響曲)部門と行きたいところですが、、、

 

その前に!!

先日だめ人間が夜更かしして見ていたSWRの中継について、少しだけ。

これが大当たりでしてね〜(*´ω`*)。SWRシュトゥットガルト放送響&ロジャー・ノリントンのベートーヴェンプログラム、ソリストにフランチェスコ・ピエモンテージを迎えてのベートーヴェン協奏曲3番。

ちょうど同日の同時間、BRでハイティンクのドイツ・レクイエムの中継もあって、そちらのほうが話題に昇っていた気配もありましたが、この、ノリントン&SWRのベートーヴェンプログラム、ほんとに絶品でした。このあとしばらく同じ顔ぶれでドイツをツアーしていたみたいですが、それらもどうも非常に評判の良い公演となっていたようです。

 

放送されたピエモンテージの3番、あまりに良かったからか、少し前にyoutubeで公開もされましたので、せっかくなので貼っておきます↓

まあ、ちょっと見てみて下さいまし。まずピアノの向きが変で、ピエモンテージは客席に背中を向けるかたち、そしてノリントンはピアノ越し、ピエモンテージの真向かいに陣取っています。カメラのアングルによって解ると思うのですが、オケの皆さんはピエモンテージを取り囲むような感じになっているのが面白いです!なんというか、既に出来上がったものをドーン!!と見せてくれるのではなくて、オケの皆さんとソリストとノリントンが、向かい合って、音楽を創り出して行く、その課程をそのまま舞台に乗せて見せてくれているような感じがして、凄く面白かったし、惹きこまれるし、聴いているこちら側も巻き込まれて行くような感じでした。

しかも、また最初から最後まで素晴らしいんですよ!もう、ブラボーです!!ピエモンテージのピアノも、聴けば聴く程、上手さが際立ちます。ノリントン&SWRは流石ですね〜。正直、びっくりしました。というか、ノリントン、第一楽章のカデンツァの終り辺りなんて、特等席で完全に聞き惚れてはります(笑)。演奏終了後にピエモンテージが笑顔でノリントンにハグしに行く姿が美しいです。

 

というか、こんなところで文字数を無駄にしてはいけないので、早く本題のダメ人間ミュージックアワード☆2017に、、、まずは室内楽から!!

 

<室内楽部門、6作品>

①パヴェル・ハース・カルテットによるドヴォルジャークの五重奏集↓

はい、一番手、やっぱりPHQの新譜が出ると、外すことはできません。

ドヴォルジャークの五重奏集、2枚組です。

 

去年、カルテット創設時からのメンバーだったパヴェル・ニクル(Va)が脱退し、シュカンパQからヴィオリストを迎えるというメンバー交代のあったパヴェル・ハースQ。
メンバーが変わって初の録音になります。弦楽五重奏はヴィオラが加わる3番で、元メンバーのニクルさんを迎えての録音です。ピアノ五重奏では話題のボリス・ギルトブルクを迎えています。このCDに関しては出る時にブログでも取り上げていますので、詳細はそちらの記事をどうぞ。

 

メンバー交替後のコンサートなどでは、ヴィオラが変わったことにより、随分とカルテットの音色も変わってしまった印象を受けましたが、末永く今後を見守って行きたいと思っていたのですが、、、。(私はニクルさんの大ファンだったので、だいぶ寂しいのですが、、、。)

それがですね、、、先日、ちょうどボリス・ギルトブルクと共にピアノ五重奏でツアーをしていたりしていたPHQですが、、、どうやら、ヴィオラがまた変わっていましてね。。。それも、どうもメンバー交代ということでちゃんと落ち着いたわけではなさそうです。少し前のウィグモアホールでだったかの公演にはヴィオラにニクルさんが復活したりもしていました。

 

まあ、あまり詳しい事は解らないし、私もそれほどちゃんと情報収集できているわけではないので解りませんが、どうやら、ヴィオラが落ち着かない状況で、なかなか大変そうなこの頃のPHQです。

ただ、メンバーがなかなかしっくり来ないせいか、新しい動きもありましてね。例えば、先日ギルトブルクとのツアーの時には、ドヴォルジャークのピアノ五重奏とは別に、1st Vnのヴェロニカ・ヤルツコヴァとVcのペテル・ヤルシュクご夫妻とギルトブルクでピアノトリオなんかも演奏していたようです。こういう取り組みも面白いだろうし、聴いてみたいな〜と思います。

 

まあ、PHQ、きっと今が大変な時期でしょうが、どうにか乗り切って、今後も室内楽の世界を引っ張って行って欲しいところです。


②フィンランドのピアノ四重奏集↓

お次はちょっとマイナーなディスクですが、テロスからの『フィンランドのピアノ四重奏』。

 

イルマリ・ハンニカイネンのピアノ四重奏、ヘルヴィ・レイヴィスカ(?)のピアノ四重奏、そしてアルマス・ラウニス(??)の(ピアノ四重奏の為の)ノクターンを収録。

ハンニカイネン以外、全く知りませんでしたが、演奏も高水準で、なにより新しいピアノ四重奏の貴重なレパートリーたち。非常に面白く聴きました。(そもそも私はピアノ四重奏という形式への偏愛があるもので、、、。)

 

イルマリ・ハンニカイネンは指揮者のタウノ・ハンニカイネンのお兄様の作曲家です。(タウノ・ハンニカイネンについてはこちらで少し触れた事がありますのでよろしければどうぞ。)

私としては、イルマリ・ハンニカイネンのピアノ四重奏ということで、このディスクに飛びついて予約して手に入れてしまった訳ですが、、、。

イルマリ・ハンニカイネン、、、。なんかおっしゃれ〜な空気もある、フィンランドのロマン派作曲家って感じなんですが、、、私は彼のこの(↓)ピアノ協奏曲が好きで好きで、、、。

(指揮は弟のタウノ・ハンニカイネン。そしてこのピアニスト!!タパニ・ヴァルスタって人で、全然知らない人なのですが、めっちゃ良くないですか?!イルマリ・ハンニカイネンのピアノ協奏曲を初めて聴いた時から、ずっっっと気になっています。このピアニストについてご存知の方おられましたら、是非教えて下さい!!)

 

まあ、そんなこんなで個人的に非常に気になる作曲家であるイルマリ・ハンニカイネンの室内楽、しかも(私の大好きな)ピアノ四重奏!!一緒に収録されているレイヴィスカ(フィンランド初の女性作曲家らしいです)もラウニス(日本語のwikiにも記載があります)も、どの曲も普通にロマン派の美しいピアノ四重奏たちで、聞かせどころではしっかりお国ものの香りも出してくれるし、ほんとにチャーミングです。是非、こういったレパートリーが多く取り上げられるようになって欲しいものですね。


③ゲーゼの弦楽八重奏

 

昨年アニバーサリーだった、ニルス・ゲーゼの弦楽八重奏(メンデルスゾーンのオクテットへのオマージュ)はEnsemble MidtVestにデンマーク四重奏団も加わったcpo盤。(ジャケットが私好みで凄く美しい!)

ただ、弦楽八重奏、録音が少しもやっとしているというか、、、演奏が素晴らしいだけに、もう少しなんとかならなかったのかな、なんて思ってしまう、ちょっと残念さもあります。

デンマーク四重奏団に関しては去年のECMからの新譜をブログでも取り上げたことがありますので、気になる方はそちらをご覧下さいませ。
 

ちなみに、cpoからは、ブラウンフェルスの弦楽四重奏集やドニゼッティの弦楽四重奏集をはじめとする、質の高い素晴らしい室内楽が、今年もたくさんあったのですが、泣く泣く割愛、、、。(室内楽部門は激戦区なんでね、、、(笑))またの機会に紹介できたらします。

 

ちなみに、ゲーゼの八重奏はこんな曲↓

メンデルスゾーンの八重奏を思い浮かべながら聴きましょう♪

 

④ロッシーニ&ホフマイスターの四重奏曲集↓

 

これ、ほんとにチャーミングで素敵な1枚です。(ジャケットも可愛い♪)
こちらはBISからで、ロッシーニとホフマイスターの弦楽四重奏が収録されているのですが、編成は普通の弦楽四重奏ではなく、コントラバスが加わる弦楽四重奏。

ロッシーニの方はヴァイオリン2挺にチェロとコントラバス、ホフマイスターの方はヴァイオリンとヴィオラ、チェロ、コントラバスという編成です。

 

収録曲はこんな感じ(↓)で、ロッシーニとホフマイスターが交互に収録されています。

 

・ロッシーニ:6つの四重奏のソナタより第1番ト長調
・ホフマイスター:独奏四重奏曲第1番ニ長調
・ロッシーニ:6つの四重奏のソナタより第2番イ長調
・ホフマイスター:独奏四重奏曲第2番ニ長調
・ロッシーニ:6つの四重奏のソナタより第3番ハ長調

 

これが、、、もうほんとに絶品でしてね、、、曲自体もですが、演奏がまためっちゃ高水準です!!

演奏している奏者に関しては、私の知識が足りないが故に、あまり知らない名前ばかりなのですが、どうやらフィンランドの名手たちのようです。

一応名前だけ挙げておきます→ミンナ・ペンソラ(Vn)、アンッティ・ティッカネン(Vn, Va)、トゥオマス・レヘト(Vc)、ニーク・デ・グロート(Cb)。

 

聴いていて何より楽しいし、気持ちよいです。ロッシーニの若き頃の四重奏にホフマイスターの安定のクオリティ。ご興味のある方は是非どうぞ♪

ほんとに素晴らしい!!ブラボーですヽ(*´∀`)ノ

 

⑤アルディッティSQのエブラハムセン↓

 

 

いや〜、、、これ昨年中、よく聞きました。アルディッティSQ、Winter &Winterからで9月の新譜。
ハンス・エブラハムセン(アブラハムセン)の弦楽四重奏集、1番から4番が全て収録されています。収録の順序は新しい4番から遡っていって、10のプレリュード(弦楽四重奏1番)に終わります。聴いていて、どうもアルディッティQであることを忘れさせる、ちょっと「らしくない」感じが面白いです。4番など、聴けば聴くほど面白い。
そして、もう一つお気に入りなのが、このジャケットです。可愛いでしょ?!!
シンプルなデジパック装丁ではあるのですが、いつもながらハイセンスなWinter &Winter。このレーベルには名前を聴くだけでなんか心躍ってしまう、特別な魅力がありますね。

 

というか、なんといっても、昨年は2度も生アルディッティQをコンサートで堪能しましたからね〜、、、。嗚呼、、、あのクセナキスは一生忘れられないです(●´ェ`●)ポッ


⑥マクスウェル・デイヴィスの室内楽集

Maxwell Maxwell
 
Amazon

2016年3月14日に亡くなったイギリスの作曲家、ピーター・マクスウェル・デイヴィス。オークニーに住み、オークニーの風土を愛したマクスウェル・デイヴィスを感じさせるジャケットが綺麗です。

 

というか、ヴァイオリン部門でもマクスウェル・デイヴィスを取り上げていましたが、お察しの通り(?)、好きだったんですよ、、、(苦笑)マクスウェル・デイヴィスが。

(2014年のウイスキー片手の和んだ空気の、とても素敵なプロムスでのご様子を貼っておきます。こういうコンサートにこそ行きたいんですよね、、、。オケはスコットランド室内管。最後の「日の出(Sunrise)」、バグパイプが入ってくるところなんて、もうっ!!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。↓)

 

で、室内楽集を演奏しているヘブリデス・アンサンブルってのはスコットランドのアンサンブルなんですが、チェリストであり指揮者であり作曲もするウィリアム・コンウェイが設立した室内楽団です。(ちなみにコンウェイはヨーロッパ室内管の首席チェリストの一人でもあって、また、長らくスコットランド室内管の首席でもありました。)で、もちろん今回のマクスウェル・ディヴィスの録音もチェロはコンウェイ。コンウェイは生前のマクスウェル=ディヴィスと親交もあつかったので、今回のヘブリデス・アンサンブルによる室内楽集、コンウェイを筆頭に、ヘブリデス・アンサンブルによるマクスウェル=デイヴィスへの理解と共感に支えられた、マクスウェル・ディヴィスへの追悼の1枚とも言えるでしょう。

多くの人に聴いて欲しいです。そして、マクスウェル・デイヴィスの作品がこれからも演奏され続けることを、私はこっそり願っています。

 

録音風景の動画があったので貼っておきます↓

 

ということで、、、、

涙を飲んで多くの録音を捨てた結果、この6作品になりました↓

①パヴェル・ハース・クァルテット&ボリス・ギルトブルク/ドヴォルジャーク五重奏集/Supraphone

②ニーナ・カーモンほか/フィンランドのピアノ四重奏集/Telos

③アンサンブル・ミッドヴェスト&デンマーク弦楽四重奏団/ゲーゼ室内楽集(弦楽八重奏)/cpo

④ミンナ・ペンソラほか/ロッシーニ&ホフマイスター四重奏集/BIS

⑤アルディッティ四重奏団/エブラハムセン弦楽四重奏曲集/Winter & Winter

⑥ヘブリディーズ・アンサンブル/マクスウェル・デイヴィス室内楽作品集/Delphian

 

相変わらず微妙なディスクばっかり選んでますね。。。

ちょっとマニアックかもしれませんが、この6枚はどれもオススメです!!

どれも、室内楽らしい室内楽ばかり。愛すべき録音たちです♪

 

 

<管弦楽部門>
お次は管弦楽部門です。これは、もうだめ人間さんは超偏っているので、ほんとに酷いセレクトだと思います。覚悟して下さい。(苦情は、、、受け付けません。)

 

①ハンヌ・リントゥ&フィンランド放送響のトゥール作品集↓

エリッキ=スヴェン・トゥール。エストニアの現代のナンバーワンの人気作曲家(?)ですよね。

ONDINEからで、ハンヌ・リントゥ&フィンランド放送響。収録曲はクラリネット協奏曲が中心となっていて、クラリネット協奏曲「ペレグリヌス・エクスタティクス」とクラリネットとヴァイオリンの二重協奏曲「ノエシス」の間に10分程の短い曲「Le poids des vies non vécues」(「生きられなかった生命の重さ」とでも訳しましょうか。レクイエムというか、エレジーというか、そんな感じの曲です。)が挟まれてます。

 

で、クラリネットのソロを務めるのはフィンランド放送響の首席のクリストファー・スンドクヴィスト。この曲の初演者でもあるようで、現代ものを得意とするクラリネット奏者。で、ヴァイオリンとの二重協奏曲ではヴァイオリンにペッカ・クーシスト。ペッカ・クーシストの現代ものってのは、いつもほんと絶品です!!

とにかく、トゥールの激しく、独特の音響を堪能できる、非常に内容の濃い1枚です!

 

②ティチアーティ&ベルリン・ドイツ交響楽団のドビュッシー&フォーレ

 

新しいベルリン・ドイツ交響楽団(DSOB)の若き音楽監督、イギリスの若手ホープのロビン・ティチアーティ。2017年に前任者トゥガン・ソヒエフからDSOBを引き継ぎました。そして早速のLinnからの録音、ドビュッシー&フォーレ集です。

ソヒエフの録音嫌い(なのか、単に録音に恵まれないだけなのか)のせいで新譜の録音があまり出なかったDSOBですが、ティチアーティになって早速にLinnからのスタジオ録音です!(ソヒエフの時はライブばっかりでした。)

 

収録内容は、ドビュッシー「海」とフォーレの「ペレアスとメリザンド」組曲。そして一番の注目はマグダレーナ・コジェナーを迎えての歌曲「忘れられたアリエッタ」の管弦楽版。というのも、この管弦楽版の編曲がなんと、ブレット・ディーンなんです!!(一応、2015年に初演で、今回世界初録音です。ブレット・ディーンって誰??って方はこちらの記事でもどうぞ。)とにかく、豊かな音色が文句無しに魅力的ですし、今後のDSOBにも期待が高まります。楽しみですね。
 

広報動画があったので↓

ちなみに、上の動画で1分半くらいでティチアーティと話している金髪の男性はDSOBの首席チェリストのミーシャ・メイヤー。前回のチェロ部門で取り上げた、バッハとB.A.ツィンマーマンの無伴奏の素晴らしい新譜のあの人です。

 

そういえば、ティチアーティ&DSOB、先日はデュリュフレのレクイエムという(だめ人間垂涎の)意欲的プログラムを組んでいました↓

いや〜、、、DSOB、面白いですね〜。目が離せません。期待してますよ!!


③そして、ガードナー&BBC響のエルガー1番↓

こちらは去年、ブログで取り上げて大絶賛しました。ガードナーのエルガーの交響曲1番とドーリックQとの序章とアレグロです。詳しいことは以前のこちらの記事をどうぞ。

もうめんどくさいので、今日は何も言いません。

 

④アンドリュー・コンスタンティン&BBCウェールズ響のチャドウィック&エルガー↓

またいかにも微妙なB級ディスクを挙げてしまって申し訳ありません、、、、

しかも、またエルガー、、、。ごめんなさい、ごめんなさい。。。

Orchid Classicsからの11月の新譜、アンドリュー・コンスタンティン&BBCウェールズ響で、「ニュー・イングランド・コネクション」と題されたアルバムで、エルガーのエニグマとアメリカの作曲家チャドウィックの交響的スケッチという、同時代の2人の作品を収録した1枚です。

 

Orchidレーベルは最近、えらく面白くなって来た気がするのですが、、、このディスクの説明に、「ORCHIDレーベルの新シリーズ『BBCウェールズ交響楽団』の録音集第1弾」とありましたので、今後の録音の企画も気になるところです♪

(↓今回の広報動画)

とにかく、上の動画を見てみて下さい。

嗚呼、、、いいなぁ、、、(●´ω`●)ゞこういう空気が好きなんです。。。

こういう音楽づくりというか、クラシック音楽界の中でもこういう感じが、まさに私の好きな世界です。地味なディスクかもしれませんけど、こういう録音が出ることが、何より嬉しいし、なんといってもこの手のCDがだめ人間さんの好物です♪

 

何と言ってもエニグマ、これ、最近で一番のお気に入りエニグマです。

ほんとにどうでも良い余談なんですが、エルガーのエニグマには個人的な想い出がありまして、、、。(以下、どうでもいいだめ人間さんの想い出バナシなんで、興味のない方は飛ばして下さいませ。。。)

 

むか〜しむかし、軽く10年以上前のこと。だめ人間さんは、とある京都の有名クラシック名曲喫茶でアルバイトしておりました。(そんな過去が?!!だめ人間さん暗黒時代のことなんで、秘密ですよ(笑)。)そこにちょっと有名なファッションモデルさんでもあった、独特の雰囲気のある一人の先輩がおられました。ある日、彼女がホールで流し始めたLPの音楽の響きに、若き日だめ人間(注:当時10代でイギリス帰り)は一生忘れられないくらいの衝撃をうけました。その音楽にすっかり耳を奪われました、、、。先輩に「これは一体何の曲ですか?!」と聴いたところ、「エルガーのエニグマ」だと教えられたのでした。。。。

 

ええ、、、なんかしらん、もの凄いインパクトがあって、衝撃的な出会いだったんですよ。これまで耳にした何よりも美しく感じましたし、「これが私が求めていたものだ!!」って感じだったんです、ほんとになんでかよくわかりませんが。あれ以来でしょうね、だめ人間さんのエルガーへの偏愛は(苦笑)。

とはいえ、エニグマの一体何が、あの頃の自分にあんなに衝撃を与えられたのだろうと不思議でなりません。きっと、イギリス帰りの耳になにか懐かしかったのと、そしてドイツとフランスの音楽ばかり聴いてきた耳に新鮮だったのでしょう。(注:10代の頃のだめ人間さんはフランス音楽好きでした。。。嗚呼、暗黒時代、、、。)当時は、同じ先輩がプロコフィエフをかけた時ももの凄い衝撃で、目を輝かせながら、この曲はなんですか??と尋ねていた記憶がありますし。

さらに、あの曲のどの変奏を聴いてそんなに衝撃的だったのかが、本当に解らないんです。どうも、第5変奏辺りだったのではないかと、後から思うのですが、、、一つ覚えているのは、余りに心ひかれて、よく聴こえるように改めて厨房から出てみると第7変奏だった気が。。。(それも不確かなんですが。)その後に厨房での仕事に戻っているということは、例のニムロッド(第9変奏)は多分あの時には聴いていないんですよね。それに当時の私の好みを考えても、ニムロッドにうっとりとはならないはず。。。う〜ん、、、それとも、やっぱり一番始めの主題の提示部分だったのでしょうかね、、、。今となってはもう永遠の謎です。エニグマですしね、、、(爆)。

でもあの日はバイトが終わってからも一日夢うつつ気分でした。後日バイト代を持ってJUJIAさんにCDを買いに行ったら、エニグマが見当たらず、何故かデュプレ&バレンボイムのライブ盤のエルガーのチェロ協奏曲を購入して、何百回と愛聴したものです(笑)。

そんなこんなで、「エニグマ」というと、なんかよくわからないもやもやした思いと、まだ何も知らなかった無知なだめ人間暗黒時代の若き日の記憶、例の名曲喫茶でお客さんが居ない時に自分が選んだLPをかけながら掃除をしていた想い出なんかがもやもやと湧いて来たりしましてね、、、。(よくウラッハのモーツァルト五重奏なんかをかけていたほのかな記憶が、、、。)なんか苦々しい、、、。

ということで、ほんとにどうでもいい、だめ人間さん若き日の想い出でした。

 

⑤アンドルー・マンゼ&ロイヤル・リヴァプールフィルのRVW「田園」と4番。

いや〜、、、、。さらにここでイギリスものを持ってくるだめ人間のだめっぷり、、、。

ほんとにごめんなさい。

でも、マンゼのヴォーン・ウィリアムズなんで、、、。

 

ONYXからのマンゼのレイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(RVW)シリーズ第二弾、3番「田園」と4番が収録されたディスクです。

 

RVWの「田園」というのは、イングランドの田園風景の背後に第一次大戦が進行しているという、全楽章静かな悲壮感が漂うなんともやるせない曲です。それが、マンゼの演奏で聴くと、ただただ暗く憂鬱な訳では絶対になくて、なぜかしらん、陰鬱になることなく、悲しみや諦念のやるせなさがふっと清められるようなというか、、、なんというか、、、。まあ、とにかく、非常に良いんですよ、、、。

少し変わったところとしては、第四楽章。普通ソプラノが入ることが多いのですが、マンゼはテノールを採用しています。(RVWの指定ではソプラノかテノール、あるいはクラリネトでもオッケーだそうです。)これ、私、テノールで歌っているの、初めて聴きましたが非常に良かったです。テノールだけじゃなくトランペットもだったのですが、なんか遠くから聴こえてくる感じでしてね。イギリスの田園風景に、ドーバー海峡の向こうから戦争の空気が、戦場の知らせが漂ってくるような、、、。う〜ん、、なんか、、、、書きながらやるせない気持ちになって来ましたので、3番「田園」に関してはもうやめましょう。。。

 

というか、このディスク、やっと最近手に入れたばかりなのですが、そもそも私は3番「田園」以上にマンゼの4番を楽しみにしていたんですよ!!

というのも、マンゼのRVWプロジェクトは2016年からONYXで始まりましたが、それに先だってマンゼが2013年のプロムス等で大々的にRVWを取り上げ、BBCスコティッシュフィルとRVWの交響曲の網羅的チクルスを行っていた背景がありました。

以前も貼ったことのある動画ですが、こちら↓

この動画の冒頭、2013年のプロムスでの4番、マンゼのノリノリっぷりが素敵すぎましてね。これを見て以来、彼の4番を心待ちにしていたのです!!

もちろん録音の方も期待通りの鮮やかな4番!!ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!

 

つい先日、新たにシリーズ第三弾の5番&6番も出たところですが、このマンゼのONYXのRVWシリーズはほんとにオススメです♪

 

⑥アンドレイ・ボレイコ&SWR放送響のショスタコ8番。

最後にショスタコの8番とか入れちゃいましたよ、、、、。

私、交響曲、得意じゃないし、ショスタコの8番なんて詳しいマニアの人達の世界だろうに、、、。ショスタコマニアの世界は全然わかりませんが、とにかく、このボレイコの8番は最近の私の一番のお気に入りです。

(いかにも私好みな感じで)ちょっと地味かもしれませんが、じっくりどっぷり内省的。そして、、、やっぱり上手いですね〜、、、シュトゥットガルト放送響。。。

 

ところで、これ、レーベルがHännslerじゃなくて、SWR Musicってなっているんですが、SWR Musicってなんなんでしょう??う〜ん、、よく解りません。。。Hännsler、どうなっちゃったの??まあ、また注意しておこうと思います。

 

というか、ほんとはOrfeoから出ているヴィトマン&アイルランド室内管のメンデルスゾーンシリーズの第二弾「宗教改革」etc.のめっちゃ面白い1枚も入れたかったんですが、、、。どうしても他を捨てられず、涙を飲んで、ヴィトマンを削りました(涙)。ヴィトマンさん、ごめんなさい、、、(ノДT)

 

そんなこんなで、大変に偏ったダメ人間厳選管弦楽部門はこちらの6作品↓

①ハンヌ・リントゥ&フィンランド放送響/エリッキ=スヴェン・トゥール作品集/ONDINE

②ロビン・ティチアーティ&ベルリン・ドイツ交響楽団/ドビュッシー&フォーレ集/Linn

③エドワード・ガードナー&BBC放送響/エルガー交響曲1番ほか/Chandos

④アンドリュー・コンスタンティン&BBCウェールズ響/ニューイングランド・コネクション/Orchid

⑤アンドルー・マンゼ&ロイヤル・リヴァプール・フィル/ヴォーン・ウィリアムズ交響曲3番「田園」&4番/ONYX

⑥アンドレイ・ボレイコ&シュトゥットガルト放送響/ショスタコーヴィチ交響曲8番/SWR Music

 

酷いですね、、酷くB級盤ばっかりですね、、、。しかもまるまる半分めっちゃイギリスもの(笑)。ティチアーティまで入れたら、半分以上イギリスものです(苦笑)。すみません、ごめんなさい。

 

まあ、仕方ありません!!なんせ「だめ人間が独断と偏見で選ぶ」だめ人間ミュージックアワード☆2017☆ですから♪

というか、長くなってしまって、ちょっと疲れました。。。

こんな長い記事を最後まで読んでしまった物好きなアナタ!!ありがとうございます(*´ω`*)

 

お次はお待ちかね(??)の声楽部門+αです♪