放置しすぎたブログを再開するタイミングが見つからず、、、再開しても続けられる自信も全くない今日この頃なのですが、ひさびさにこっそり更新です。。。
あいかわらず毎月予約をしては新譜を買い込む日々を過ごしているので、書きたいことは色々ありすぎるのですが、、、。
今日はここ最近で一番興奮してしまった1枚を!!↓
これ、ちょっとジャケットが変(というかクセ強め)なんですが(笑)。
トマーシュ・クラール(Tomáš Král)というチェコのバリトンの初のソロ録音です!
私、実は以前から彼のめっちゃファンでして、彼が参加しているCDは相当ちゃんとチェックしている自信があります!
そんな彼が、ついにソロ録音を出したというので、欣喜雀躍いたしました♪
彼、ヴァーツラフ・ルクスのコレギウム1704(というかコレギウム・ヴォカーレ1704)などで出てきた人で、ルクスのゼレンカとかで重要なポジションを歌ってきた人です。
ところで、私の中ではヴァーツラフ・ルクス&コレギウム1704というと、(ゼレンカもなんですが、)ビーバーのザルツブルクミサ!!
ルクスのザルツブルク・ミサはCDこそ出ていませんが、DVDが2つも出ています!(もちろん両方持ってます💕)
で、この両方でトーマシュ・クラールは大活躍です。
↑これはCVSでの新版。
どちらの録音(ライブ)もそれぞれ良いのですが、私の特にお気に入りなのは旧い方のこちら↓
こちらに収録されているザルツブルクミサは、いつもiphoneに入れていて、これまで何十回、何百回と聞いてきた、超お気に入りの演奏です!
youtubeにも動画があります↓
これ、2016年にザルツブルク大聖堂で演奏した時の動画です。ビーバーのザルツブルク大聖堂のためのミサは、53声部もある大名曲なのですが、ルクス&コレギウム1704はこの曲がお得意というか、なんというか、、、。とにかくにすっかりモノにしている感じで、新しいCVSでの録音などをみると、さらに自由闊達、自家薬籠中な感じで新しい工夫を散りばめていたりします。
歌手陣みなさま、素晴らしいのですが、この時はトマーシュ・クラールはリサンドロ・アバディーの隣で惚れ惚れするような美声を披露してくれています。是非是非、聴いてみてくださいまし♪
(ちなみに、ちょっと前のコレギウム1704の録音(zig-zag territoire時代)にはクラールと一緒にアバディーも入っているのがあったりします。↓)
(↑これはアルファでの再発盤ですが。)
ヴァーツラフ・ルクスのゼレンカなどももちろん素晴らしいのですが、私がトマーシュ・クラールというバリトンに惚れ込んでしまったのはこちら↓です。
(なんか、ブログに貼れないのですが、気になる方はYoutubeに飛んでください。)
イタイ・ジェドラン(Itay Jedlin)とル・コンセール・エトランジェ(Le concert étranger)によるヨハネ受難曲、2014年のアンブロネのフェスティバルでのライブです。
私、おそらくマタイよりヨハネ受難曲の方がよく聴いてきました。その中でも、このジェドランのアンブロネーのライブは、私にとってのヨハネ受難曲の最高のお気に入りです。
他の歌手陣も私好みが揃っているのですが、ここでイエスを歌っているトマーシュ・クラールが素晴らしすぎて、一聴して大ファンになりました!
受難曲って、とてもいい演奏だったとしても、イエスに不満が残ることって結構あるんですよね。(ありません??)それが、もうこのイエスは、私にとって5本(いや、3本)の指に入る最高峰のイエスです。。。
トマーシュ・クラールって、バッハがすごくうまいんですよね。なんというか、清潔感がある美声で、バッハを歌うとたまらないんです!
じっさい結構ちょこちょこバッハを歌っていて、たとえば、こちら↓
(なぜか、アマゾンの商品ページでジャケットが違うもの(ベルチャQのブラームス)になっていますが、、、)
リオネル・ムニエ&ヴォクス・ルミニスの録音でバッハの初期のカンタータを録音したもの。このCD自体、超オススメで私の朝バッハの常連なのですが、一曲目に収録されている愛すべきカンタータGottes Zeit ist die allerbeste Zeit(BWV106)などを歌っていたりします。
他は、ルクスのロ短調とか↓
(これ、ジャケットがすごく好きです。。。)
Youtubeにも、彼のバッハは結構あります。せっかくなので、動画を一つ↓
で、、、ですね!!
私がこの人のことが好きなのは、古楽の世界での素晴らしい活躍はもちろんですが、、、、
歌曲!!歌曲も歌うんですよ。
スプラフォンでこれまでヤナーチェクとマルチヌーの歌曲を、ソプラノのマルティナ・ヤンコヴァーと、イヴォ・カハーネクというこれまたチェコものを弾かせたら別格に素晴らしいピアニストと一緒に録音しています。この録音がいずれも絶品でして、いやはや。。。
ヤナーチェクから一曲↓
CDはこちら↓
マルチヌーから↓
CD↓
ほんとに素晴らしいんですよ、、、彼の歌曲がまた。。。歌曲マニアのワタクシとしては、この人の歌曲を今後もっと聴きたいですし、今後もっともっと録音を増やしてほしいと思っていたところでした。
他にも、この人の活躍について言いたいことは色々あるのですが、キリがないので本題の今回の新譜について少しだけ↓
これまで、クラールの録音はスプラフォンなどが多かったのですが、今回はおそらく初めてAPARTÉから。
で、オケと指揮はポーランドのヤロスラフ・ティエル&ヴロツワフ・バロック・オーケストラ。
ヤロスラフ・ティエル&ヴロツワフ・バロック・オーケストラについてはあんまりよく知らないのですが、
クラールはこれまで、アンジェイ・コセンジャクの指揮でマニアックな(めちゃくちゃ聞き応えある)録音をCD Accordから長きにわたって結構たくさんだしています。その時のアンサンブルがポーランドのヴロツワフ・バロック・アンサンブル。
たぶん、ヴロツワフ・バロック・オーケストラはヴロツワフ・バロック・アンサンブルの規模の大きいバージョンだと思います。(奏者は被っているので。)
コセンジャク&ヴロツワフ・バロック・オーケストラのマルチン・ミエルチェフスキ。是非ともこちらの美しい動画でトマーシュ・クラールの美声を堪能してください!!↓
動画の曲が入っているCDはこちら↓
とにかく、そんなこんなで、ポーランドのヴロツワフ・バロック・オーケストラと、北ドイツのバロック・オペラなどからバス・バリトンのアリアなどを集めたのが、今回の録音です。
シメはバッハのカンタータ(↓)から♪
CDのジャケットがちょっとアクが強すぎて、、、トマーシュ・クラールの高貴で清潔感ある美声の雰囲気とやっぱりちょっと違う気がするのですが、それでも、とにかく素晴らしい1枚です!
これを期に、きっとクラールの魅力にハマる人が続出して、もっともっといろんな録音やコンサートで彼の美声が聴けるようになることを切に望みます!!
なんか、無駄に長文で内容の薄いぐだぐだな記事になってしまった。。。
というか、全くもってブログなんて書いている場合じゃないのに、、、。
嗚呼、、、またのんびりブログを更新したりできる余裕ある日々を過ごしたいものです。。。
ひとまず、今日はここまで!それでは、またいつか!!