脳幹ケア 熊本被災地にて | 脳幹セラピストけなのブログ『脳幹はココロとカラダの出逢う場所』
こんにちは。

福岡 大野城市の

ストレスケアサロンspace天和*Lana*より

脳幹セラピストけなです。

今日もお越しいただきありがとうございます。


4月熊本、大分を中心に九州を襲った大地震。

被害にあわれた皆様、心よりお見舞い申し上げます。


私は幼少期、高校、予備校時代を熊本で過ごし

友人もたくさんいるので

何か少しでもお役に立てることはないかと思い、

このGW中に熊本にて

脳幹ケアのボランティアに入りました。



現地での脳幹ケアの効果について

科学的に大変興味深いエピソードがありましたので

その点につきまして少しご報告したいと思います。


連休中のある日、

熊本の避難所となっている公民館に

友人と二人で伺い

朝9時から脳幹ケアにを行っていました。



私が二人目の方のケアをしていたときに

一人の初老の女性が体調悪そうに近づいてきて

「私もしてほしい」

と言われたのです。



聞くと

その避難所に地震以来ずっと寝泊りされているそうなのですが

ストレスで血圧が上がってしまい

まったく眠れず

とにかく具合が悪いので

いったん家に帰ろうかと思っているとのこと。



「それでしたらぜひケアを受けてからお帰りください」

とお話して

隣のソファで順番を待っていただきました。

待っている間も頭を抱えてしんどそうなご様子は

見ていて私も大変つらくなりました。

通りがかりの方も心配して声をかけられていました。


まもなく、一緒にいっていた友人が手が空いたので

早速ケアに入っていただくと

女性が少しずつご自分のことを話され始めました。



もともと地震の前までは

かなりのスポーツウーマンで

毎日走りこんでいらしたようで

フルマラソンにも参加されるくらいお元気だったそうです。

「それがこんなことになるなんて…」

と嘆いていらっしゃいました。

カラダだけではなく精神的にもだいぶお疲れのようでした。



ケアの間、

はじめは

「気持ちいいです~」

などとおっしゃってましたが、

やがて次第にスースーと休まれてました。



そして40分のケアが終わると

すごく気持ちよかった!

とさわやかな笑顔で目覚められました。

その笑顔は

さっきまでソファで頭を抱えていらした方とは

別人のようでした。



女性はカラダが元気になったと大変喜ばれ、

また受けたいと丁寧に頭を下げていただいて

その場を去っていかれたのですが、

その後その女性が驚きの報告に来てくださいました。

ケアの前の具合が悪いときは

血圧が160あり、

とにかく家に帰って休みたいと思っていたそうなのですが、

ケアの後血圧を測ってみたら

なんと

正常値の124に戻っていたそうなのです。



女性はとても明るい笑顔に戻られ

その日はその後も家には帰ることなく

フロアのダンボールで仕切られた

ご自分の仮の住まいで

自分よりもっとお年寄りの方のお世話をされてました。



脳幹ケア

免疫やホルモンやカラダの筋肉にも働きかけるのですが、

特に自律神経のバランスをとりもどすのに

大変効果的なサポートとなることを改めて実感しました。



被災地では皆さん固いフロアに

毛布を敷いて毎晩休まれているため

カラダも硬直し、

余震による恐怖心や

今後の不安感で

ココロも不安定になっているようでした。


皆さんに穏やかな日常が

一日も早く戻りますように。

心からお祈りしています。