地域に愛され21周年
サザンドール警固/大名
監督の堤です
今日は育成B
選手選抜オーディション合格発表日でした
発表前からみんなそわそわしていました
最初は合格者の人数から
発表するのですか？
子ども達はドキドキして
色々、質問してきます
選手クラスの小学生も
輪に入り
育成Aも交じり
皆で結果を聞きます
丸山先生がどんな発表をし
どんな事を評価し
それぞれの立場の子ども達を
どう、導くのか私も
後ろで聞いていました
発表の前
育成Aのオーディション受けて
ない子達までお祈りポーズ
何を祈っているのでしょうか
みんな真剣で
緊張が隠せません
既に選手の子ども達も
今回、受けていない子ども達も
まるで自分の事の様な心境で
真剣な眼差しが丸山先生に集まります
何度も挑戦したオーディション
続けて不合格になり
それでも諦めず前を向き
時には挫けてしまいそうになりながらも
子ども達は強くなっていきました
立ち上がるほど逞しく
益々、新体操が好きになりました
オーディションは
競争ではありません
優れている人を選ぶものでもありません
勿論、技術の達成度は厳しく見ますが
そこだけを目指しているのではありません
なかなか合格しないと
親としては焦りや不安が
出てくることも自然なこと
焦りが出ると
子ども本来の輝きは見失われます
全くの無関心だと
子どもは輝こうとする気力さえ失います
合格のタイミングは
その子にとってベストな時に
訪れます
人より先に選手になる必要もありません
その子自身のペースを
尊重し
挑戦の過程で磨かれる
その子しかない輝きを
見つけてあげることが
このオーディションを受ける
素晴らしさです
一人の名前が発表され
全員で拍手喝采
今にも泣きそうな表情と
なんともいえない喜びの笑顔を
応援してくれたみんなに見せてくれました
この瞬間を待っていたんだね
信じていたんだね
待てるということは
信じること
人知れず
努力を積み重ねて来たね
諦めずに頑張って
ここまで来てくれて有難う
選手クラスの山隈先生も嬉しそう
二人目の名前が呼ばれると
緊張が最高潮に達し
その子は涙目でしっかりと
受け止め
拍手喝采に包まれました
丸山先生と二人三脚で
苦手な事にもチャレンジし
よく、頑張ってきたね
好きなら頑張れることを
三度目の正直で掴んだね
小学生
嬉しくて涙を流す経験
なかなかないと思います
名前が呼ばれず泣きながら
話を聴く子ども達の真剣な表情
感動しました
泣くほど頑張ってきたこと
泣くほど悔しいこと
泣くほど憧れていること
そんな日々を送ってきた
その過程が素晴らしい！
丸山先生の愛情に満ちた
言葉に子ども達はうなづきます
今回、合格できず
涙した子達
また、ひとつ成長しました
思い通りに行かないことを
どう、受けとめるか
次にどう、活かすか
辛い思いをした子こそ
人に優しくなれるし
人に寄り添うことができます
そして
努力するという才能が磨かれます
技術があることより
好きになることが
はるかに大切
成功するより
挑戦し続けることの方が
生きる力になる
あなた達は
簡単になれない選手を
目指している
勇敢な挑戦者です
想いを燃やし続けてね
体育館を出ると
育成クラスの保護者の方々が
待ってありました
合格した子どもに
おめでとうー！
とわが子の様に喜び
抱きしめる光景にも
また、感動しました
ここには
他人の喜びを
親以上に寄り添える保護者達が
たくさんいらっしゃいます
合格できずに
肩を落とした子も
身近な大人がかける言葉に
どれだけ救われてることか
その子を思ってかける言葉には
子どもの無限の可能性を
引き出す魔法があると
信じています
そんな魔法使いが
サザンドールの親達なのです
新体操に夢中になっている
子ども達
夢中になっているということは
自分を探しているということ
こんな小さい時から
自分磨きと
自分探しをしている
この子達の未来はどんなに
輝いていることでしょう
帰りの車内で娘がいいました
さらたん、なっちゃん
選手になったの？
すごーい
次に背中を追いかける後輩達にも
夢を与えていること
彼女達は知らないだろうな
～あなたの未来を輝やかせたい～
