子育てについて堤が思うこと④ | "心を磨く"「サザンドール新体操クラブ」

"心を磨く"「サザンドール新体操クラブ」

創立29年目のサザンドール新体操クラブ
代表執筆の教育本「飛躍」がAmazon Kindle
ノンフィクション/妊娠・出産・子育ての2部門で新着ランキング1位
日本一になった卒業生を主人公にした短編映画「飛躍」を公開
ふくおか県民文化祭福岡県実行委員会会長賞を受賞
5児の母

地域に愛され21周年を迎える
警固新体操クラブ
監督の堤です



選手クラスでは
毎月チーム全体の目標を立てています


今月の目標は
美しい言葉をつかおう


子ども達は練習に入る前に

技と心を磨き日々、精進します

と唱和していますが

練習に来た時だけの磨きでは
本当に心が磨かれているとはいえません

それは、日常化し習慣に染み込んでいるものだからです


体育館を出た後、学校や家庭での様子を
聞いてみました


どんなことで磨いていますか?

ある6年生の女の子は

私はお母さんが夜遅くまで働いているので
洗い物をしたり
できるだけ自分の事は自分でやり
お母さんを安心させ楽をさせてあげたい
思って行動しています
朝、自分で起きるのもそのためです


また、ある女の子は

私の学校を練習で使わせていただいているので
ゴミが落ちていたら拾っています
いつも、気づけるように心がけています


他にもたくさんあり
子ども達の意識の高さに嬉しくなり
心が温かくなりました



演技の中に子どもの心が現れます

私はある女の子が気になり聞いてみました


何か満たされない思いがあるんじゃない?


すると

あります...でも、よく考えてみたら
自分に原因があるから
自分が変わるしかないと思っています


彼女は普段から言葉がきつくて
友達を傷つけているのではないかと
悩んでいる子でした
きつい言葉を発した後に後悔してしまう
優しい子でした

先日、私が団体ノートに返事を
かいていた言葉を新しいノートの
1番最初に大きくかいてくれていました


なんて、健気な子だろう
もがきながら努力しているんだな


私はその子に言いました


良いことも悪いことも
自分でまいた種


自分が発した言葉は自分に返ってくる
だから
人は自分を映し出す鏡
なんだよ


私は自分を好きになって欲しくて
彼女に話しました

自分に返って来てうれしい言葉や
思いを伝えようね
それが美しい言葉になるんだよ

はい!

素直な返事が体育館に響きました



子どもは
欲求と現実のギャップに苦しみます

子どもに本当の自信をつけさせるには
どうしたらよいのでしょうか


それは
自己肯定感を持たせること

これは
親としての大きな課題だと思います


自己肯定感を上げるには
自分が好きであることは勿論



子ども自身が自分の良さや強みを理解し

その力を発揮し周りに認められること



自分の長所を知り
周りに認めれる

この2つが揃って初めて
自己肯定感は高められるのです


認めらる
やる気になる
勉強する(練習する)
成績が上がる
やる気になる
勉強する(練習する)
成績が上がる


このサイクルができると軌道に乗り
どこまでもどこまでも上がっていきます


この循環をつくるために必要なのが
自己肯定感なのです


人は自分が持っている力を発揮して
手にいれた結果だけにしか自信は持てません

いくらブランドモノで身を固めても
中身が伴っていなければ不自然
表面的な豊かさで自分をごまかしているだけなのです



父の口癖はこうでした


ボロは着てても心の錦


小さいながらに意味は理解していましたが
女子ですからボロは着たくありませんでした(笑)

私は
錦を着た錦以上の心を持った人間になろう


子どもの頃からそう思い続けてきました


子ども達は心にどんなイメージや夢を
描いて生きているのでしょうか

私達大人は
子ども達が本物の豊かさに
たどり着くために
美しい言葉や勇気に満ちた言葉のシャワーを
惜しみなく浴びさせることができると思います




心は目に見えないけど


行動によって透けて見える


今日も愛ある言葉を紡ぎましょうラブ



~あなたの未来を輝やかせたい~