今月からは風炉のお点前を習い始め、炉点前もまだまだ段取りがわかっていなかった中で、ますますこんがらがっております。

まあ、急ぐものでもないので、マイペースで少しずつ身につけていけたらと思っています。



昨年10月末に初めてお伺いして、お稽古は11月から。

13回、お稽古させていただいたことになります。

もう半年経つんだ!?と思う反面、まだ13回しかお稽古していないので、まだまだヒヨッコにすらなっていません。








最近はお運びで薄茶のお稽古をしていますが、盆略、千歳盆、入子点、いずれもすでに忘れている!?

恐ろしいです💦


そもそもが、「いいトシをして全く知らないでは恥ずかしい」というのが、今更習い始めたきっかけです。

若い頃から興味はあったものの、なぜ今になってといえば、この「恥ずかしい」に尽きるのです。

普通に生活しているだけなら、そんな知識はなくても暮らせるのですが、和風のものが好きなので、たとえば旅先などで日本庭園などを見学した際に、観光客向けの簡単な茶席が設けられていたりします。

服装もマナーも、なにも分からなくてもお好きにお召し上がりを、といったもので、じゃあ好きにいただきまーす♪と、これまでは何にもわからないままにズカズカ上がり込んで、お正客の席であろうが何であろうが勧められるままに座ってお茶をいただいていましたが、そんな略式のなんちゃってなお茶席でも、ちゃんとお作法通りになさるお客もいらっしゃいます。

自分の次のお席の方が、いかにもお作法通りになさっているのを見ると、たった今がさつに飲み干した自分が、たまらなく恥ずかしくなったらするものです。

若い間はそれでもよかったのですが、このトシになるとさすがに情けない。

だから、せめてざっくりとでも、というのがお稽古を始めた動機です。

正式なお正客が務まるほどじゃなくていい。

なんちゃってな茶席で、自分の前のお客の様子を盗み見ながら、なんとなく真似をしてお薄をいただける程度でいいんです。

何をまねればいいか、何をしてはいけないか、必要最低限だけでも知っておきたいなと思いました。


実際にお稽古を始めてみて、薄茶での亭主や客の振る舞いもまださっぱり身につきませんが、なるほど、こんなことをするんだな、経験者はこんなところをチェックなさるんだな、ということはうっすら分かってきました。

もちろん、ちゃんとしたお茶席に参加することはまだまだ恐ろしくて出来ませんが、観光地の"なんちゃってお茶席"でお薄をいただくくらいなら、なんとかなるでしょうか😅。