雨上がりの黄昏時に流れる風は夢うつつ。
静かな時間が彼に安心をくれるんだ
思えば、今まで本当にたくさんの想いをもらってきた気がする
通り雨が洗い流す街並みに輝くのは、強がらないあなたの本当の想いそのもの。
そして小さな優しさの向こうに溢れている抱えきれない思いやり。
言葉ではとても言い尽くせない愛が満ちているのが、彼には垣間見えるんだ
彼も今まで間違えてしまったことはたくさんある。
傷つけてしまったこともそう。
”彼”が今の”彼”に出逢うまでに、本当にたくさんの人に助けられてきた。
そしてそこに繋がる誰かの想いに救われて来たことを、いつも心から感謝しているんだ
誰もが幸せ色の安心を求める中で、日常は限りなく真実を突きつけて来るけれど
それでも自分が心から大切だと思える存在には、人は強さを纏って立ち向かって行かないといけない
「ありがとう」はそのための言葉。
彼があの日、届けられなかったその言葉を抱きしめて
これからの時間に目を背けないで確かめて行きたい
生きる意味を。 その理由を。。
気の利いた言葉なんて決して上手くは言えないけれど
せめて彼が信じる明日に見える、いくつかの存在に真っ直ぐに手を伸ばしたい
「大丈夫だよ」って言ってあげたい。
暗い雲の下端に燃える夕焼けが明日の晴れを約束してくれる
だからまた始めよう。ここからの時間を。
行き着く先は誰にもわからないけど
たったひとつの笑顔で迎えられるその瞬間を信じていきたい。
彼の眼差しはどんな時も、
それを捜し求めているのだから、、。