安室奈美恵が泣いた「紅白歌合戦」――全9回出場のベストシーンはコレ! | ”ミ”スターAkiraの救急救命室

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2012年初頭、“クモ膜下出血&”脳梗塞“で倒れながらも、何とか独り暮らしが出来るまでに。
この間、お世話になった病院や施設、自主トレ用に用意した用具やアイテム、「障碍者でも利用できる施設&レストラン」をDateランダムに記録した個人奮闘日記。

11/21(火) 13:30配信

デイリー新潮

“出場せず”の報を受けても、冷めやらぬ安室奈美恵(40)への「紅白」期待の声。本当に出ないのか、VTRで登場するのか、サプライズゲストか、といった予想は飛び交うが、出ないというなら振り返ろう。アムロが紅白で魅せたあの“名場面”――。

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 安室がNHK「紅白歌合戦」に初めて出場したのは1995年、曲は小室哲哉プロデュースで彼女の4枚目のシングル「Chase the Chance」である。が、これはあくまでソロとしての情報。安室が通っていた「沖縄アクターズスクール」出身者から成るダンスグループ「SUPER MONKEY'S」時代の93年に、森口博子のバックダンサーとして紅白のステージには立っているのだ。

 安室として出場した2度目となる96年の曲は「Don’t wanna Cry」。以降、97年「CAN YOU CELEBRATE?」でトリ、98年にも「CAN YOU~」を歌い、99年「RESPECT the POWER OF LOVE」、00年「NEVER END」、そして01年からは小室プロデュースを離れた楽曲「Say the word」、02年「Wishing On The Same Star」、03年「SO CRAZY」と、03年までに9回連続出場している。

04年以降に出場していない理由は定かではないが、04年11月25日付「スポーツニッポン」が〈NHK「紅白」出場者発表 SMAP辞退、“逆境”大打撃〉との見出しで報じた記事では、以下のように紹介している。

〈紅組からは安室奈美恵(27)が出場を辞退。NHKでは、安室サイドが出演交渉に入る前から「今年は遠慮させていただきたい」と言っていたことを説明。理由は「私どもの方ではちょっと分からない」とし、所属事務所も「今回は出場を見送らせていただくことにしました」とだけ説明〉

 ちなみに、先の見出しにあるSMAP不出馬の理由は、その年に新曲がなかったことが理由のようだ。

 今回、安室が紅白に出るかどうかが注目を集めているのは、いうまでもなく、9月20日に発表された来年での芸能界引退を受けてである。が、リオ五輪があった昨年の紅白でも、安室がテーマソング「Hero」を歌っていたことから、出るのではとの見立てはあった。

「しかし、結局は出ませんでした。理由のひとつは、数年前からライブ以外で生歌を披露していない、安室のポリシーがあったから。もうひとつは、仮に出場するとしても“フルコーラスで歌わせてほしい”という申し出をNHKがのめなかったから。彼女だけ特別扱いするわけにはいきませんからね」(芸能担当記者)

 もし今年出るとしても、この2つは大きな壁である。

 

涙の98年

 そんな安室が出たこれまでの紅白の中で、ファンが忘れられない出場回があるという。語っていただくのは、現在の安室のファンクラブ「fan space」の前身「CLUB AMRER」の会員番号が100番台だった、年季の入った追っかけ氏である。

「やっぱり記憶に残るのは、3回目の出場だった97年と、翌年の98年ですね。どちらも曲は『CAN YOU CELEBRATE?』ですが、97年は紅組のトリでした。翌年から産休に入ることを発表しており、黒のドレスにブーツで歌うアムロを観ながら、『しばらくは見納めか』と感じたのを覚えています。それで98年の紅白で1年ぶりの復帰。ファーの付いたロングコートの衣装を着ていたのですが、膝丈は去年より長かった。ママになったんだな、大人になったんだなあと。年齢は20、21歳なんですけれどね。歌唱力は休業前と変わっていませんでしたが、思うところがあったのでしょう、途中から涙で歌えなくなってしまって……」

 その“思うところ”には、例えばライバル台頭の不安があったのかもしれない。安室が産休中だった98年には、浜崎あゆみ、そして宇多田ヒカルがデビュー。アクターズスクールの後輩・SPEEDがノリにノッていた時期でもある。

 先の芸能担当記者がいう。

「97年の10月に突然発表したSAMとの“できちゃった婚”で、人気を失うのではないかとの不安は、周囲だけでなく安室本人にもあったはずです。そこへ浜崎だ宇多田だ、と“歌姫”が現れて、活動休止中は焦っていたと思いますよ。しかも当時、紅白前に行った復帰会見の姿から“太った”といわれてましたから……。プレッシャーがある中で出た紅白で声援をもらって、感極まって泣いてしまったのでしょう」

“海外進出説”もあった? 

 引退のインパクト効果だろう、11月8日に発売された安室のオールタイム・ベストアルバム「Finally」は初週111万枚の異例の売り上げを見せた。「ベスト」と銘打っているが、実はそのほとんどが“歌い直し”の再録音である本作、それと知らずに買った人々からは“思ってたのと違う”なんて声もあるが……。

 それはさておき、音楽評論家の反畑誠一氏も、彼女の引退には驚いたそうだ。

「『SUPER MONKEY'S』の時から彼女を知っており、国内のコンサートだけでなく、ハワイや台湾での海外公演も観てきました。彼女がこれほどまでのスーパーヒロインになれたのには、持って生まれた天性のプロポーション、そしてアクターズスクールで鍛えられたリズム感があったのだと思います。小室哲哉が一時代を築いた、それまでのディスコサウンドとはまた違うダンスミュージックで踊り歌うのは、なかなかできることではありません。同じ小室プロデュースの華原朋美よりも、優れたパフォーマンスでした。そんな彼女だけに“ダンスと歌で勝負”という意識になったのでしょう。30代に入った頃からですかね、コンサートでも音楽番組でも喋らなくなりました。今年の紅白の顔ぶれを見ても、“ヒット曲のないアーティストが集まった”という印象です。彼女が出ないとなると、NHKとしても痛いところでは」

 と語る反畑氏は、引退の報を聞くまで“安室の海外進出もあるのでは”と睨んでいたという。

「5年ほど前でしょうか、風の噂で彼女が英語を勉強していると聞いていたのです。お子さんがインターナショナルスクールに通っていたこともあるのでしょうか。発音は綺麗で、英語での会話もできるようになったと知り、ああ彼女なら海外でもやれるだろうと考えていました。アジア人気はある安室ですが、欧米市場に進出してもいいのではないかと。40歳でのデビューでも、あちらは実力さえ認められれば支持されますからね」

 一部では、NHKは今も安室サイドと交渉中と伝えられる。20年前を超える、安室ファンが忘れられない紅白は見られるのか。

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週刊新潮WEB取材班

2017年11月21日 掲載