一週間ぶりのご無沙汰です・・・。

私ども、皆さまもご承知のように本業はアパレルの縫製を20年行い、4年前から本格的に一般の皆さまのリフォームを始めました。おかげさで少しづつではありますが、ご依頼件数も増えてきてこのGW明けはかつてないご依頼となってきてます。ありがとうございます。

洋服のリフォーム店といえばスーパーや百貨店などに入っているチェーン店、はたまた自宅で年配の方の個人営業が多く 私どものような経歴やスタイルで年齢的にも珍しいかも知れませんね。こうした中、1店舗体制ではやはり消化能力には限界があり、また最近は他所様から多店舗化のお話も頂くのですが、こればかりはラーメン屋のチェーン店と同じで多店舗化した途端に味が落ちてしまうのは間違いないので全く考えておりません。
これからも私の目の届く範囲内で行う予定ですが、最近はちょっとばかり戦闘能力をアップも考えております。

そこで、どなたか新しい戦闘員はいらっしゃいませんかね?全くの素人では困るんですけど最低、ミシンを踏んだことがるような人が良いのですけど・・・。
この仕事、ミシンだけ踏めても無理です。一番大切なのはセンス。服のセンスではありませんよ。仕事に対してのセンスです。そしてガッツ。。やる気のない戦闘員はすぐに戦死します。自ら最前線に進むガッツが無ければなりません。
そんな若人がいらっしゃれば男女問わず気長にお待ちしてます。
(手芸教室やボランティアではないので自分のギャラは自分で稼げる人でなければなりませんのでヨロシク。。)


話し変わって色変わって、前回お知らせした「俺T」。すばやく掲示板にもご反響頂きましたが、やはり「1枚」からのご要望も多いようです。出来ればやってあげたい。。
インクジェットプリントであれば1枚からでも可能なのですが、このプリンターはまだまだ改良の余地があり、これからもっと性能の良いプリンターができるかも知れないので、現在のところ自社での導入は考えていません。
それでもやはりお客様の声を汲み取りたいと思っておりますので、外注への発注となりますが、1枚から対応しようと考えていますので、もうしばらく検討させてください。詳細が決まり次第ご案内いたします。

ジーンズのウエスト調整・・・。詰めは結構ある作業ですが、たまに「出し」もあります。
極端なサイズ変更(3cm以上)はウエストベルト下部分の脇に ▼ こんな形のマチを入れなければならないので、見た目的にいかがなものか?とあまりオススメしていませんが、3cm程度であれば自然に仕上げられます。(「詰め」も「出し」もね。)

で、本日は21ozデニムのウエスト出し。ブランドはHASH BALLというハーレー乗りのバンドとIRON HEARTのコラボモデルのジーンズ。遠くは宮崎からご依頼され、21ozは以前にもウエスト補正はしたことがあったので、ここはひとつ「どげんかせんといかん」と仕上げましたさぁ。

毎度ながらあまり写真を写すことがなく、ビフォーの画像がないため終了間際、途中からの画像でのご紹介。
学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-ウエスト1  

学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-ウエスト2
ウエストベルト部分を一度取り外して+3cm分の生地を接ぎ合わせて元にように仮止めした状態。




学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-ウエスト13

学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-ウエスト3

どこで3cm出すかというと、こういった後ろパッチのあるデザインの場合は、目立たないように影になる部分に接ぎ合わせるようにしてます。パッチの無い場合はフロント空き部分の下前に接ぎ合わせてボタンは移動します。
今回、普段あまりお目に掛けない21ozデニムだったので似たような生地がないため、かなり違って見えますが影になるので許してちょ。

で、ウエストベルト部分のステッチを入れ直して・・・
学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-ウエスト7
ベルト下ステッチはもちろんオリジナルに合わせて6番糸チェーンステッチ。
厚みがあって表からステッチを入れ直すため、ちょっと裏側があまりきれいに出来なかったんですが、これも許してちょ。

学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-ウエスト5
ベルトループにバータック入れて・・・(ピンボケなので小さく控えめに・・・)

学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-ウエスト8
学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-ウエスト4  


それと、今回は同時にブーツカットだったシルエットをストレートに変更。
学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-ウエスト11
裾幅19cmとかなり細身のストレートです。裾ステッチ幅がちょっと広かったので直してあげたかったけど、裾上げは今回なしで、すでにアタリも軽く出ているのでそのままの状態で仕上げてます。



学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-ウエスト14
インシームのステッチも6番チェーンステッチで全部入れ直してます。。

宮崎でお待ちのKさま、本日一緒に預かったライダースの肩幅詰めと合わせてご返送しますので少々お待ちを・・・。

出来上がり!

学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-ウエスト9

さて、裾上げと来たら次はやはりジーンズのダメージリペアですよね?
普段、作業を優先してしまってなかなか写真を撮ることもなくもくもくと仕上げているので、これといったベストショットがありませんが、今日は頑張って撮影したのでひとつご紹介を・・・。

DIESELのヒップダメージ
(インシームのステッチは作業をするため解いた状態です。)

学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-リペア1  


学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-リペア2

画像向って左はそれほど破れていませんが、お尻全体薄くなっております。
右はかなり来てますね。

で、これが修理後


学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-リペア3  


学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-リペア4

これは出来るだけ目立たなく仕上げてます。








↓このリペアはLevisの加工ジーンズで元々ダメージが入っていたモデル
学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-リペア10
白くなっている部分が元々ダメージデザインとしてあったものをデザインを生かしてリペアをしてます。
そして、よ~く目を凝らして見ていただくと分かるかもしれませんがダメージの下より縦に裂けていました。
この部分は目立たなく仕上げてます。

膝付近のダメージは穿く時に足を引っ掛けて破く方が多いですので、破ける前にダメージ部分を上のようにリペアされると長持ちしますよ。


学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-リペア6
これは中レベルの依頼だったんですが、やっていくうちに面白くなってキレイに仕上げてしまいました。
画像ではわかんないかも知れませんが、真ん中のヒゲ部分に500円玉よりちょっと大きな丸い穴が空いてました。

学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-リペア7
この裾ステッチ上のダメージは荒めで一度裾ステッチを解いてリペアしてます。

学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-リペア8
これは膝上に一文字のクラッシュ。これも仕上げランクは中レベル。


学校では教えてくれない!洋服業界のウラ話-リペア9

ブラックデニムもこんな感じ。ダメージ中心に上下かなり大きく補強してます。

荒めの画像が少ないのですけど、荒めと中・キレイ目の違いは糸色の数や糸の密度の違い。
色合いによってはきれい目でも色あわせが難しく少し目立ってしまうこともあるんですよね。



リペアについては仕上り・コストなど相談の上で決めていくため、必ずしも同じようなダメージでも同じ料金、同じような仕上げにはなりません。
高かったけど取り合えず塞がればイイヤと思っている方もいらっしゃるし、逆にセールで買った安いジーンズだけど、なんだか愛着があるからお金を掛けてもキレイに直したいという方もいらっしゃいます。
(実際に以前ユニクロのジーンズにリペア代で1万円掛けた方もおります。)


リペアのご依頼の際に「何センチ破けてるけど幾らですか~~?」と電話やメールでのお問い合わせも非常に多いですが、状態や仕上げ方法によって大きく変わってきますので、お持込いただくか、遠方からであれば画像を添付の上でお問い合わせ下さい。

それと、リペアについては納期は通常1週間~2週間程度となっておりますが、現在ゴールデンウィーク前の仕上げは難しくなっております。

2月より定休日なしでやっておりますが、人並みに5/2~6日まで休みますんで、これからの受付分は早くても 5/10前後となりますのでヨロシクお願いしますね。