コガッパは、お絵描きと工作が大好きなのよぉ。
ほっとくといつまでも絵を描いてるわ。
そして空き箱を見つければ謎の動物を作ったり、箱庭を作り始めるの。
子供部屋の床には次々と人形たちのアパートメントが建設され、
新興住宅地コガッパタウンが出来上がりつつある。
その為、床に布団敷いて寝てるあたいの土地がジワジワと侵略されていくわぁ。
予告無しに勝手にどんどん建設するから、ヤクザな地上げ屋より恐ろしいわ。
そろそろ立ち退きかしらね…ウフフ
(早く一人で寝てくださーい)
あと、セロハンテープの消費量も恐ろしいの!
この建設会社は湯水のごとく使いやがるから1巻1週間もたないのよ!
(のりというものもあるのよー覚えてー)
そんなコガッパのなりたいものは芸術家と
「猫」
ある日、ケツになんかくっつけてるなぁ?
工作しててゴミが張りついたか?と思いひっぺがそうとしたら
「とらないで!これは猫のしっぽなの!!今私は猫だから!」
と激怒されたわ。
ど、どう見ても、ゴ…ミ…ゲフンゲフンっ!!
頭にはセロハンテープだらけのお手製の耳、首にはこれまたセロハンテープで鈴もつけてる。
すまん…セロハンテープがあちこちに絡まった人にしか見えん。
しかし、君の真剣な気持ちにおかあは心を打たれたよ。
思わず「ふかふかのしっぽを作ってやろうか?」と言ってしまったわけよ。
かくして、猫になりたい娘のケツに、家にあるものでしっぽを作ってあげたわけです。
鈴もチョーカーのように結べるようにしてあげたわ。
これがえらい気に入っちゃってねぇ。
もう、出かける時もしっぽつけてこうとするから困るわぁ。
スーパーでしっぽブンブンさせながらニャーニャー言ってる女児の手を引きつつ、
「うちの子…大丈夫か」と少し不安になるけれど、自由な発想を潰したくないので、恥ずかしさ堪えつつなんとかお付き合いしております。
先日、徒歩圏内のお好み焼き屋でちょいとひっかけてから猫娘を引き連れ本屋に立ち寄ったの。
ほろ酔いで気分が良かったので
「好きな本買ってやる!もってこい!」と野に放ったら
ニッコニコで持ってきた本がこちら。
しっぽつけた女児が動物の赤ちゃんの本をウキウキ抱えて……ちきしょー!てやんでぃ!我が子に萌えた。
遊びに来たお友達にもしっぽをオススメする娘。
お友達にはうさぎのしっぽを所望されました。
もしかして…流行るのかこれ。