何もかわならない日常が流れていく。
つくもと過ごした日から2週間ほど過ぎた日。
1/26。
長男の誕生日だった。
旦那は仕事を珍しく休みにして
家にいた。
長男の好きな食べ物とケーキ。プレゼント。
長男の誕生日をみんなでお祝いしていた。
誕生日会も終わりみんな寝るまでの間のほほんと
過ごしてる中で、事は起こった。
もうすぐ高校受験の長男。
高校へは行きたいが、頭の足りない息子は
担任の先生にどこの高校も厳しいと言われていた。
部活もそうそうに辞めてしまい。
勉強も真面目にやってこなかった。
それが仇となって今苦しんでいる。
何も誕生日に言わなくてもいいのに。
旦那は長男にあーだこーだと
説教を始めだした。
さっきまで楽しそうにしていた長男が。
分が悪そうな顔で旦那の話をコンコンと
聞かされていた。
もう、今日はいいやん!?
と、私も何度か割って入ったが
旦那は聞く耳も持たず
長男のことを責めたてていた。
私は昔から旦那が長男を怒ることが嫌だった。
再婚で連れ子の長男。
どこかいつも他の子供たちよりも
当たりがきついように感じていたからだ。
再婚で連れ子だということを
長女には話したことがあった。
その話を聞く前に1度
『父ちゃんはなんで兄ちゃんだけにあんな厳しいの?』
と聞かれたことがあった。
子供たちも、自然とそう感じていたことが
何よりも辛かった。
長男の事では旦那と何度も喧嘩になった。
その度に色々と話しては来たものの
結局のところは何も変わらなかった。
長男自身も、再婚で連れ子だと言うことも
理解していたから、自分自身も不信感を
募らせていたんだと思う。
夜も更けて、なかなか終わらない説教を見兼ねて。
私がしびれを切らし割って入った。
私『はい、もうそろそろ寝る時間やし
自分の部屋行き!でもあんた!
そろそろほんまに気合い入れないと
行きたい高校も行かれへんねんで!
しっかり!!わかった?』
長男『わかった。』
長男は少し不貞腐れたような様子だったが
旦那の説教はもうききたくなかったのか。
そさくさと自分の部屋へ戻って行った。
旦那も同じように怒り疲れたのか
そのまま布団に入っていった。
1人モヤモヤとしたまま寝れないでいた私。
普段は旦那が家にいる時は
ゲームをしなかったが。
この日はなんともやるせない気持ちを
誰かと話したくて。
旦那が寝静まったあと。
こっそりゲームを開いた。
ゲームをつけると
ちーたんから直ぐに連絡がはいった。
ちーたん『一緒にやろーよー!』
私『声小さめやけどw いいよ〜!やろ〜!』
そうして、直ぐにゲーム内の
ボイスチャットに繋いだ。
ちーたんには開口一番に
つくもとのことを突っ込まれた。
ちーたん『色々あったらしいなぁw
おみぃも、旦那と仲悪い言うても
まだ、人妻やねんから。気をつけやぁ?』
私『うん、ありがとう。w
遊ばれてるだけな気もするけどなぁ。』
ちーたん『意外とあの子真面目やから
そんなことはせーへんと思うけどなぁw』
私『そーなん?でも私のがのめり込んでしまいそうで
どうしていいか分からんくなってる。w』
ちーたん『まぁ、いい大人なんやから
いい関係でおりなよ!』
私『う〜ん。そうやんなぁ。。。』
ちーたんとそんな会話をしながら
ゲームをしていると後で声がした。
旦那『誰とやってんの?』
寝てたはずの旦那が起きて後ろにたっていた。
私『え、ちーたんと、ちょっと暇やったし
ちょうど誘われたから、少しだけ良いかなって。』
私はそう答えた。
旦那『うるさいからやめろよ。』
私『え、寝てたやん。今始まったとこやし。
もう少し待ってや。』
旦那『うるさいから起きたんやろ。
さっさとやめろて』
私『ちょ、ちーたん。旦那起きたから
これ終わったら辞めるわ。』
ちーたん『え、大丈夫?話聞かれてたんちゃう?』
私『いや、大丈夫。w まぢごめん。』
ちーたん『ええよええよ!頑張って』
そんなことを小声で話しながら
すぐにゲームをやめた。
今まで寝てたくせに、ゲーム始めた途端に
大声でも話してないのにも関わらず
この人は私のすること全部否定したいんだ。
私『なんなん?寝てたやん!?』
旦那『うるさいねん』
私『今始めたとこやし!小さい声で話してたし
初めてから10分も経ってないわ!』
旦那『それでもうるさいから起きたんや』
私『意味がわからん、少しやったら
満足して寝るつもりやったのに』
旦那『だから俺がおる時やらんといてって言うたやん』
私『私、やってないし、今日は
テンション下がってしまったから
少し話聞いてもらいたくて、だいたい寝てたし。』
だんだんとお互いヒートアップしていく会話。
すると、旦那がおもむろにゲーム機を
手に取って、そのまま真っ二つに破壊した。
その光景を見て。
私の頭の中で何かが崩れる音がした。
『もう無理だ。』
とりあえず一旦冷静になりたかった私は
冷蔵庫を開けビールを取ろうとした。
が、ビールがなかった。
頭を冷やしたくて、おもむろに財布を持って
コンビニに行こうとした。
旦那『どこ行くねん!?』
飛び出そうとする私に旦那が怒鳴った。
私『ビール買いに行く』
そう言い捨て家を飛び出した。
頭に血が登りすぎてクラクラする。
もう、長男のことも自分のこと
全部くるめても限界だ。
とりあえず出ていこう。
ビールを買って家に戻るまで
そんなことを考えていた。
コンビニが家の下なこともあって
頭を冷やす間も無く家に戻った。
買ってきたビールを開け
タバコに火をつけた。
そこへ旦那がバキバキに破壊したゲーム機を持ってきた。
旦那『これでゲームせんで済むな。』
バキバキになったゲーム機。
ブツブツと切られたコード。
こんな事をして何が満足なんだろう。
この人は。
怒りと悲しさで震える私は
絞だすような声で旦那に伝えた。
私『もう限界。もう出て行く。』
旦那『おぉ出ていけ!言うとくけど
子供らは置いていけ。自分一人だけ出ていけ。』
私『分かってる。子供は置いていく』
そう言って、私は長男の部屋の扉を勢いよく開けた。
私『出ていくから、明日の学校の準備と
必要最低限の着替えだけ用意して。』
喧嘩の声でおきてしまっていたんだろう。
何かを悟ったように長男はわかった。とだけ言い
用意を始めた。
私も必要最低限の、自分の荷物をまとめ。
二度と帰るつもりは無いことを伝えるために。
子供たちの保険証やら通帳やら、子供たちの物を
旦那に渡した。
旦那『言うとくけど、もう終わりやぞ
出ていったら子供たちと会われへんねんぞ』
私『はい、もう終わりです。あなたが居てるから
子供たちも立派に育つでしょう、さようなら』
私はそう、言い残して、長男を連れて
夜中に家を飛び出した。
下の子供たちに声をかけれなかったのが
心残りだったけど。
顔みてしまったら、きっとまた
出て行けなくなってしまうから
これで良かった。
そう思いたかった。
ごめんね、こんなお母さんで。。。