またまたご無沙汰になってしまいました~(^^;

 

 今日は西陣にあるお店をご紹介しますねニコニコ

(正確には、これまでにもチラッと登場したことがありますが...)

 

 先日のお昼過ぎに自転車で西陣を通過中、私はとあるお店の前を通りかかりました。

そのお店の名前は「鳥岩楼(とりいわろう)」。

        


    

 

何故だかふと気になり(私はこういうことが結構よくあるキョロキョロ)、吸い寄せられるように店内へ-

出てきたお店の人に

「1人ですが...」と言っていましたビックリマーク

 

お店の人も、何の躊躇もなく

「どうぞー」と通してくれたので、昔ながらの急な階段を上がり2階の部屋へ。

そこで、

『いつもは混んでいるのに、何故だか分からないけれど今日は空いている』ーということが判明したのでしたびっくり

 

 

こちら、私が子供の頃は「水炊き」と「鶏料理」のお店でした。 

それがいつの間にか、お昼時に「親子丼」だけを提供するようになりました。

 

歴史をたどれば、鶏を専門に扱っていた初代が明治末期に祇園で創業し、戦後に西陣に移り、町家を改装して営業を再開したとのこと。

 

 私が子供の頃は、夕食に家族でちょっとご馳走を...という感じでした。

入り口の暖簾をくぐり、水を打った石畳を歩くと、子供の私はとても特別な空間に来たようでときめいたものでしたラブ

当時、そこは普段気軽に行くような雰囲気ではなく、ちょっとスペシャルな感じだったんです。

 

     

 

 履物を脱いで上がるとそこは待合のようになっていて、その一角に、当時は黒い九官鳥がいました。

近くでじっと待っていると何も言わないのですが、私達が奥へと進み部屋に入ると、何やら遠くから喋っているのが聞こえてくることがありました。(^^;

 

当時は個室に通され、着物姿の中居さんが水炊きの用意をしてくれました。

あ、「水炊き」ってご存じでしょうか?

鶏から取った白いスープの中に骨付きの鶏肉や野菜などを入れて煮る鍋料理です。

そのスープがとても美味しいのですが、更に最後に食べる雑炊の美味しいことと言ったら...照れ

 

 家族で何度か行ったお店ですが、その中でも私が印象に残っているエピソードがありますー。

 

ある時、水炊きの支度をして下さる中居さんの手首の辺りが包帯で巻かれていて、痛々しそうでした。 

父が尋ねると、熱いスープの入ったお鍋を運んでいる時に躓いて、スープがかかって火傷をされたとのこと。

 

けれど、その中居さんは

「どんなに熱くても、お鍋からは絶対にその手を離せなかった。」

と仰ったのです。

それを聞いて、私は子供ながらに

(すごいプロ意識だな...)と感心したことを今でも覚えているのです。

 

 

 現在は中居さんはおられず、席に着くと何も言わなくても親子丼が運ばれてきます。


 

営業は11:30~15:00(木曜日定休)

予約が出来ないので、お昼時はすぐに一杯になって、店の前に列が出来ることもありますが、親子丼1択なので回転は速いと思います。

 

 

 「水炊き」の再開の目途は立っていないそうですが、いつかまたあの「水炊き」を食べられる日がくることを、私は密かに楽しみにしていますおねがい

 

親子丼もとても美味しいので、西陣に来られた際には是非行ってみて下さいねラブラブ

今は九官鳥ではなく、柴犬の「チビ」ちゃんがいますョウインク