リンパ浮腫の治療に用いられる 腕用の弾性ストッキングをご存じですか?

 


「弾性スリーブ」と呼ばれており、弾性ストッキング同様、治療が必要な部位に圧をかけていきます。

 

圧やスタイルは医師等医療者が選ぶのが原則です。また、症状に合わせて正しいサイズ選びも重要となります。

(※弾性スリーブの着圧は担当医師に判断してもらいます)

 

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キラキラリンパ浮腫弾性スリーブ 各社商品の特徴 解説コーナーキラキラ

 

・メディハーモニー(ドイツ:MEDI社)
KEA工房で最も多く販売されている丸編みスリーブ。形状の選択肢も多く、さまざまな症状に対応が可能です。
肘の内側・外側に楕円形の加工を施して、しわの形成を抑えるダブルエリプス加工や、素材にラノリンを含ませて肌に優しく、シーム(縫い合わせ)部分を薄く仕上げるなど、工夫が多いのも選ばれる理由です。

 

・メディエスプリ(ドイツ:MEDI社)
既製品では比較的珍しい平編み製品。厚手の布地ですが、柔らかく、平編みとしては扱いやすいです。

 

・MAXISスリーブ(チェコ:MAXIS社)
MEDI社の系列会社で、MEDI社に比べて展開している形状は少ないですが、比較的リーズナブルな製品です。

 

・JOBSTベラライト(ドイツ:BSN Medical社)
展開している形状や圧は少ないですが、手首部分が比較的柔らかくできているので、力がなく装着に困難を感じる患者様におすすめです。

 

・JOBSTベラストロング(ドイツ:BSN Medical社)
ベラライトよりも厚手の布地で、同じ圧力設定ですが、しっかりと圧がかかるように作られています。

 

・COCOFY PLUS(日本:東レメディカル社)
国産の弾性スリーブ。展開形状や圧は少ないですが、日本人の体形や筋力・日本の気候などを考慮して、東レの素材を使用し国内の工場で生産したもの。ヨーロッパ産の製品に比べて、装着が楽で動きやすいという声があります。

 

・ジャクスタフィットアームスリーブ(ドイツ:MEDI社)
ベルクロ式弾性着衣という新しい概念の製品。スリーブとして使用しても、包帯と同程度の圧をかけることができます。米国では「包帯」ではなくこの製品を処方することが一般化しつつあります。こちらは24時間使用が可能です。

 

・モビダーム・オートフィット(フランス:THUASNE社)
夜間の使用に重点を置いて開発された製品。袖を通すように装着して、ベルクロで適正な位置に止めるだけなので、在宅医療の現場でも使いやすいと評価されています。
特殊な形状のウレタンで凹凸を作り、その凹凸の高低差でドレナージュ効果を生み出します。

 

・エアボウェーブスリーブ(日本:三優メディカル社)
「在宅時」の使用を中心に考案された製品。装着が非常に楽でありながら、しっかりした圧がかけられるという特徴があります。
就寝中の使用も可能で、包帯の下巻として応用される例も少なくありません。かなり厚手の布地ですが、通気性は抜群です。

 

・Core Sports アームスリーブ(米国:Knit-Rite社)
もともとアスリート用に開発されたコンプレッション・アームスリーブ。運動時の使用が念頭になるため、通気性・吸水性・発汗性は非常に高いです。
そのため、夏の通勤時などでの使用に大変おすすめ(出社後は通常の弾性スリーブに付け替えましょう)。

 

・Kチューブ(日本:ベーテル・プラス社)
もともと皮膚保護用に開発された筒状包帯。柔らかく、皮膚に一切の刺激を加えない工夫が施されているので、極端に皮膚の弱い方でも使用が可能です。
むくみのケアには圧が足りませんが、包帯などの下巻として使用したり、高齢者の循環補助用として用いられたりすることが多いです。

 

 

 

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サイズや種類の選び方、使用期間など さらに詳しくは

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