本日工房を開きました | しららさんちの日常

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ミニチュアダックスそら(2021年死去)とトイプードルのアクア(2023年死去)、猫の清麿(2014年死去)と小雪、2012年に618gの超低出生体重児で生まれた子供との日常の記録

本日6月29日10時30分。
とりあえず、開きました。


今日は、大安➕一粒万倍日だそうで、物事を始めるのによい日なんだそうです。
4月に出来てるはずが話がコロコロ…と、紆余曲折し、遅れに遅れた工房の完成。
出来たのは今月半ばでしたので、もうどうせなら…と、始まりはよい日を選ぶことにしたのでした。

あいにく、朝少し雨降りでしたので、看板以外は中に入れてます。

母と共有の工房ですが、
この看板は、10年前頃に私が、今妹世帯が住む自宅の一階で始めるつもりで、友人に頼んで書を書いてもらったのを板に彫ったやつです。

そのうち、ちゃんと活動という活動を始めたら、独立したブログを開設予定ですが、
皆様には私の近況として、ご報告。

私は、ふたつのことをやる予定。
和紙の紙漉きと製本(和装本も洋装本も可)の紙関係。
そして、木工小物。

見てわからないでしょうが、この写真に主に、製本と和紙の紙漉き関係の道具や本のサンプル類が写っています。

木工と製本。無関係にも見えますが、洋装では、そうでもなかったりもします。

こちらは、中世の洋装本のミニサイズのサンプル(この後、本来全面に革を貼ります)と、それを元に表紙の革を張らずに木等を目立たせた作品(手前の黒檀と赤い麻紐の製本)。


現在は表紙の中はボール紙ですが、昔は木だったのですよ。
なので、この中世の技術を使う製本には、ノミもドリルも使います。

なんていいつつも、
実は、20代のころ、木工や蔓という自然素材でのナチュラル小物を作ることをやっていたのです、私。
ちなみに、拭き漆だけなら漆塗りも出来ます。
(公開講座の講師を一回だけですが、したこともあったりも)。

で、ここに色々持ってくるのに、作り物系のものを片付けて…
出てくる、出てくる、木工材料と道具が…。

で、もったいないっ!!に陥りましたのよ。
小さくても銘木もけっこうある…。研ぎ機にジクソー、丸鋸、ドリル、ノミに彫刻刀…等々。総額を考えたらクラクラしましてねー。

つ、作るわ、私…。少なくとも材料が尽きるまでは!
と、なりましたので、木工もやろうというわけなんですよ~f(^_^;

さて、
工房を開いたくせに、今日なにをしたかというと、
紙修復の専門学校時に作った大事なものの、失敗のリカバーだったりする(苦笑)

貴重な正統な和装本のテキストともいえる『古書修補』。
いまや絶版のこの本の、和装本の先生の持ちものをコピーさせてもらったものを、皆各自で製本したのだが、
私ってば、重大なミスをしでかしてましてね…(^^;
製本をちゃんとやるなら必要となるから、ちゃんと読めるようにしないと~というわけなの。

洋紙(コピー紙なので)での製本に必要な道具が揃ったので、安心して直せるから、とりあえず、その修復にとりかかりました。

やってると、やっぱりこっちが今は本業かなぁという気が。

やはり、木工小物は現在は趣味的副業?…という気持ちかな。
現在、趣味読書のみの状態だから、木工は趣味の感覚でもいいのかも(笑)