あしたを、夢という名の色に。 -5ページ目

いいじゃん、だけで、いいじゃん。

 


コンビニの、ちょっと離れた駐車場に車を止めて、


お財布の中身を確認してから、


ドアを開けたら、フロントガラスの横の端っこで


蠅が二匹、重なってじっとして止まっていた。


反射的に、ドアを閉じて、降りるのをためらったんだけど、


ただ、そこに命があっただけなのに、


何をためらったんだろう。











ただ、生きる、だけじゃ、ダメなのかな。


嫌いになんてなりたくないし、


悪口も聞きたくない。


ただ、毎日起きて、働いて、食べて、眠る。


それだけでいいはずじゃん。


悪口なんて、必要ないじゃん。


遠くをみてたっていいじゃん。


人と違ってたっていいじゃん。


いいじゃん、だけで、いいじゃん。











蠅も、あいつ気に食わねえな、なんていうのかな。


よく、鳥に憧れて空を飛びたいというけれど、


尖ったクチバシで、陰で悪口言ってるかもよ?


みんな、ただただ生きてるだけじゃん。


それだけを、朝日の中で噛みしめていたいよ。











月を見上げるのは、


きっと、


必要だったり不必要だったりする、言葉を


放り投げて、からっぽになりたい、


から、


と、後、たまに泣きたいからかな。











死ななくていいんだよ。


ただただ、生きていれば、


いいじゃん、だけで、いいと思いたいんだよ。


蠅も、それはそれで命で、


フロントガラスなんて滑りやすい場所なのに、


なんかあ、キラキラしてたんだ、と、思うんだよ。









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