幸運(こううん) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。


すまいりーラブラブ

 今日は、幸運(こううん)という言葉です。

 

 人生、山あり谷あり。幸せな時間もあれば、不幸せな時間もある。自分が幸せだと思っていた時間が、他人の目には、不幸な時間に映ることもあるようです。何故、そうなるのか。人それぞれに幸せの基準が違うためか。また、不幸せの時間の中にも、フッと小さな幸せを感ずる事もある。子供達の笑顔であるとか、子供達が親に見せる思いやりの心であるとか。人生、何が幸運(こううん)なのか、単純ではなさそうです。

 

 さて、幸運(こううん)ですが、幸(こう)には、巡りあわせが良い、幸せ、思いがけない幸せetc.の意味があります。また、運(うん)には、巡りあわせ、定め、運ぶetc.の意味があります。即ち、幸運(こううん)とは、思いがけない幸せな偶然に巡り合うこと。幸運は、求めてもやってこない。自己本位の生き方ではなく、周囲への思いやりを基本にした生き方をしていると、何故か、幸せが巡ってくる。

 

キョロキョロラブラブ

 運も実力のうち・・等と言いますが、私達の生き方、一生懸命な努力の積み重ねが、自分の夢を実現させる力となります。千葉県内の養老温泉に養老山立國寺(ようろうさんりっこくじ)というお寺があり、そこに、金色の菩薩様が祀られています。この菩薩さまは、出世観音として、立身出世や合格祈願などを祈る方々が、願い事をもってお参りにやってきます。そして、願いがかなった暁には、またお礼参りに来るそうです。私も、その一人。