智深(ちしん) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

犬矢印
 今日は、智深(ちしん)という言葉です。

 私の知り合いの某女性、既に故人になっていますが、その方の戒名の始めに“智深(ちしん)”という文字があるのを見つけました。お寺のご住職がその人となりを思い、命名した戒名ですので普通に使われている言葉ではなく、やはり、一般的な国語辞典では見つかりませんでしたが、ネット検索すると、weblioで解説があります。それを踏まえて、次のパラグラフで一言。

 さて、智深(ちしん)ですが、智(ち)とは、賢い、理解して判断する力etc.の意味となります。また、深(しん)は、奥まで距離がある、奥深い、浅はかでないetc.の意味があります。すなわち、智深(ちしん)とは、智恵が深いこと。単なる知識以上の奥深い思慮..そう言った事でしょう。

boyこども女の子
 この言葉の意味は、このようになりますが、実はネット情報では、この言葉は、人名にも使われており、女の子の場合、“さとみ、ともみ”と読むそうです。男の子の場合、“ちしん”。親御さんが、子供の成長に祈りを込めて、この名前をつけることも有るようです。