初孫(はつまご) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

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 今日は、初孫(はつまご)という言葉です。

 実は、私の娘が、この秋、初めての子供を出産することになりました。私にとっては、初孫(はつまご)と言うことになります。正直、ピンとこない。父親と母親の違いでしょうか。出産は女性の特権というものか、出産に伴う苦しみも喜びも、女性だけにしか分からない。母親は感ずるところが、父親である私より強いことは間違いない。もっとも、私自身、世の中で起きる様々な事に対して、すこぶる鈍感であることは、自他ともに認めるところですが。

 さて、初孫(はつまご)ですが、初(はつ)は、初めてであること、最初etc.の意味です。孫(まご)は、子の子、なるほど。また、孫弟子のように使うと、その意味は、間を一つ隔てたことetc.の意味となります。従って、初孫(はつまご)とは、自分の子供が結婚して初めてもうける子供。まさに、子の子。

ほわり。ハート
 お孫さんを既に数人もつ私の某先輩に、“孫って可愛いですか?”と聞くと、率直に“可愛い”と応えてくれました。“何故、可愛いんですか?”と聞くと、“自分がその子の将来に責任を負えない気楽さがある。だから、無条件に可愛い”と。娘夫婦は、その子の将来に責任を負って、育てていく大変さにこれから直面していくことになる。そんな事を、この言葉が示しています。私の初孫の親になる、私の愛しい娘よ、親子二人三脚の、これからの長い人生に幸あれと願うばかり。