台湾(たいわん) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

台湾 国旗台湾
 今日は、台湾(たいわん)という言葉です。

 台湾(たいわん)は、言葉というよりは国名と言った方が正確ですね。“台湾”という国名の由来を、Wikipediaで調べてみると、次のような説明がありました。

 かつては「フォルモサ」 (ポルトガル語: Formosa, 「麗しの島」) として知られ、漢民族が同島に移住し始めた17世紀における大航海時代のオランダ及びスペインの植民まで、もともとの台湾人が主に居住していました。台湾の語源は不明確で、台湾言語の「Tayouan(ダイオワン)」(来訪者の意)という言葉の音訳とも、また、「海に近い土地」という意味の「Tai-Vaong」や「牛皮の土地」という意味の「Tai-oan」などの言葉に由来するとも言われる。大員(現・台南)が ダイワンと呼ばれており、そこにオランダ人が最初に入植したためとも見られている。いずれにしても、そういった言葉が起源と見られ、漢語には由来していない。中国の文献に台湾が台湾と呼称されるようになったのは清朝が台湾を統治し始めてからのことである・・との事。


 国名である“台湾”の意味を探る事に如何ほどの意味があるのかとも思いますが、私の大好きな“台湾(たいわん)”。あえて、その文字を分解してみてみます。台(たい)とは、地上より高くつくってあたりを見渡せる、高くて平らな土地、相手に対する尊称etc.いろいろな意味でつかわれるそうです。日本では、昔、台湾の事を、高山国(こうざんこく)または、高砂(たかさご)、高砂国(たかさごこく)と呼んだ時代もあったようですが、台湾の地形によるところが多いのかも知れません。また、湾(わん)の意味ですが、陸地に入り込んだ海、弓なりに曲がるという意味になりますが、これも、台湾の地形から来ているのだと思います。

台湾台湾
 私は、過去、台湾には2回ほどいった事があります。一度目は、日本JC(日本青年会議所)が主催する“青年の船”のメンバーとして東シナ海の船の旅に参加した時です。未だ、32歳頃だったと記憶してますが、基隆に上陸して台湾JCメンバーのお宅に2日ほど滞在した経験がありす。その後は、それから20年以上経過した3年ほど前、妻と二人で商工会議所のツアーに参加して1週間程滞在しました。台北、台南、高雄と、台湾新幹線も利用しながら楽しんだところです。もともと親近感のあった台湾、又、言ってみたいと思いますね。強く印象に残ったのは、千と千尋の神隠し・・の舞台ともなったと言われる九份と、そこで飲んだミルキーなお茶です。