夢幻(むげん) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

ロックマン昼寝
 今日は、夢幻(むげん)という言葉です。

 先頃、俳優の今井雅之さんが大腸がんで亡くなった(57歳)かと思えば、今朝は、漫才コンビの“いくよくるよ”の今いくよさんが、やはり胃がんで亡くなった(67歳)というニュースが飛び込んできました。芸能人だから余計に目立つのかも知れませんが、ガンで亡くなる方が如何に多いかということですね。ガン治療も高度な治療方法が開発されてはいるものの、未だ、決定打と言えるものが見つかっていません。早期発見、早期治療が最善の治療ということでしょうか。人生50年、ゆめまぼろし(夢幻)の如くなり・・と謳ったのは織田信長でした。まさに、人生は夢幻(むげん)。

 さて、夢幻(むげん)ですが、夢(む)とは、現実にない事象の感覚を眠っている間に感ずる事です。幻(げん)とは、まぼろし、実在しないものが目に見える事etc.の意味となります。夢幻(むげん)とは、正に、ゆめ・まぼろし。人の生命とは、実態があるようで無い。夢幻のようなはかなさや切なさを感じます。

無桐伊織はくさい
 私事ですが、私は、毎年、7月~8月の夏の季節に人間ドックを受信します。久しぶりに、胃や腸の内視鏡検査を受けようと、いつも受信している胃腸専門病院に連絡したところ、2カ月先まで予約が一杯で、何とか8月中旬に検査日程がとれたところです。有名な芸能人が続けてガンで亡くなったことが、一般国民のガンに対する危機意識も高めたのか、検診を求める人たちが病院に殺到しているようです。いずれにしても、冒頭書いたように、ガンは早期発見・早期治療が大切。自己管理をしっかりやりましょう。