正義(せいぎ) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

勇者レッドワン
 今日は、正義(せいぎ)という言葉です。

 若いうちは、とかく自分の正義(せいぎ)を主張しがちになります。正義感をもって事に向かう事は決して悪い事ではありませんが、時と場合による。冷静な判断を曇らせる効果(?)もありますので、一呼吸おく余裕も欲しいものです。正義感の裏側にあるのは、実は、その人の価値観です。価値観は、人によって大きく異なることを考えると、その裏側の正義感も、それが皆に理解される正義感であるのかどうか、やはり冷静さが必要だという事です。数日前に、外務省HPで、韓国との二国間関係を紹介するページで、これまで使っていた「基本的な価値観を共有する」との文言を削除しました。昨今の、韓国の日本に対する酷い反日アクションを見るにつけ、とても価値観を共有できているとは思えない...事から、当然の事だと感じました。このように、正義、価値観etc.その人や民族によって、決して相容れない場合は、共有できない典型的な事例ですね。

 さて、正義(せいぎ)ですが、正(せい)には、ただしい、本筋のもの、表向きのものetc.の意味があります。また、義(ぎ)には、正しい道、人道に従う事、実物の代用、筋道etc.の意味があります。それでは、正義(せいぎ)には、どのような意味があるのでしょうか。主張する正義は、筋道を外してはいけないし、正しくなければいけない。そうであれば、前述のように、人や民族によって違いがあっては困るのですが、困った現実があるのが世の中だ...と割り切らなければならない場面も多いんですよね。

ギンガブルーラブラブ
 日本のみならず世界中の映画やTV番組では、正義のヒーローが多く登場します。基本的には、勧善懲悪。正義が悪をやっつける!そんなストーリーが大半なのに、何故、そういった創作の世界を離れ現実世界に戻ると、“正義にもいろいろある”なんて事になるのでしょう。それは、自己正当化による正義が、ちまたにあふれているためでしょう。本当の意味の正義は、やはり正しい道、本筋を外さない、という事だと考えます。しかしながら、現実の社会では、正義の顔をした不正義にも、時々遭遇するように、複雑怪奇。冷静さをもって、正しさを追求する姿勢。これが大切なんでしょうね。