情愛(じょうあい) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

愛情ちゃんこドキドキ
 今日の言葉は、情愛(じょうあい)です。

 親子間の心のつながりを考えたとき、情愛(じょうあい)という言葉がイメージされました。実は、この言葉は、以前もテーマにしたことがありますが、その時には、こんな事を書いています・・情愛(じょうあい)とは、愛情と言う言葉を逆さにしたもので、同じ文字で構成されていますが、ニュアンスには大きな違いを感じます。愛情とは、相手に注ぐ愛の気持ちであり、また、深く愛する暖かな心も意味します。一方、情愛は、なさけ、いつくしみといった意味合いが強く、勿論、愛情にもつながる言葉であることは間違いありませんが・・。こまやかな情愛、情愛のこもった態度などと使います。

 それでは、それぞれの文字の意味をみてみます。情(じょう)には、人間の心の働き、真心、なさけ、事実etc.の意味があります。また、愛(あい)には、可愛がる、慈しむ、親しみの心で寄りかかる、大切にするetc.の意味があります。情愛(じょうあい)という言葉からは、自然と湧き出でてくる慈しみの心を感じます。

こども女の子新芽
 私には2人の子供がいます。2人とも女の子で、長女は既に嫁に行き、次女は現在、同居中。ただ、何歳になっても、何処に行っても、子供は可愛いものですし、一方、心配の種でもあります。子供達への情愛とは不思議なもので、親の心子知らず、であるが故に、日々、深くなっていくような気もします。子供は親が知らぬ間に成長していくものですが、何とか、成長の手助けができないか。子供には気づかれないように何かできないか、そう思うのが親心なんです。お子さんをお持ちの方々には、こんな気持ちに共感していただけるでしょうか。