安堵(あんど) | 二文字熟語

二文字熟語

漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

スマイルほし
 今日の言葉は、安堵(あんど)です。

 いろいろな課題が、解決をしたと思ったら、また次から次へ。息次ぐ暇も無いくらいに続く時期、皆さん経験があるかもしれませんね。そんな時、いったいいつ見通しがたつのか。ストレスで押しつぶされそうになることもありますが、ある日突然、光明がさしてくるというか、先の見通しが開けたとき、何ともいえない安堵(あんど)の気持ちが広がることがあります。

 さて、安堵(あんど)ですが、安(あん)とは、やすらか、危険でない、鎮めるetc.の意味があります。堵(ど)の文字は、土と者の組み合わせ。いったい、どのようなニュアンスがあるのでしょうか。子の文字に、垣根という意味もありますが、そんなことから、安心して暮らすといった意味もあるようです。安堵(あんど)とは、安心安全な環境の中で、心安らかに暮らすことができる様子ですね。

日本(本州中心ナベアツの練習
 世の中に目を向けると、時代の流れの中で、島国で単一民族と思われていた日本に、諸外国から多くの外国人が流れ込んでいます。とりわけ、隣国の中国・韓国さらにはアジア諸国からも。また、ブラジルからも日系人の方々が多く日本で働くようになっています。異文化が、どっと流れ込んでいるのが今の日本です。中には、第二次大戦後の反日感情を、未だに引きずっている中国・韓国のような国もあり、日本社会が、今までのように世界で最も治安の良い国・・といった事でもなくなりつつあるようです。これも過渡期であればよいのですが。わが国は、かってと同じように、治安の維持、警察機能の充実などを通じて、世界一安全な国でありたいものです。