守護(しゅご) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

あげ笑顔
 今日は、守護(しゅご)という言葉です。

 私の次女は、いろいろなタイプの友人をもっていますが、変り種では占い師のタマゴのような子もいました。以前のことですが、その子が、私の事を占って、2人の武将が守護(しゅご)霊でついているといった事が、どういう訳かいつまでも忘れずに記憶に残っています。私の母親の父親、私から見ればお爺さんの家は、いわゆる本家の頭首として家を守ってきたそうですが、江戸時代まではその近辺の大名の家老まで勤めたことのある武士の家系だったと聞いたことがあります。もしかしたら、この2人の武将は、私のご先祖様か?なんて事を考えているうちに、記憶から離れなくなったのかもしれません。

 さて、守護(しゅご)の意味です。守(しゅ)とは、身体や身分などを大切にする、他から犯されないようにする等の意味があります。護(ご)とは、付き添って過ちの無いようにする等の意味があります。こう見ると、守護(しゅご)とは、まさに他から犯されないように付き添う守護霊の姿がイメージされます。信ずるものは、救われるということでしょうか?

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(私の友人が飛行機から撮影した富士山の火口、珍しい写真です。)

 日本を象徴する富士山は”霊峰”といわれています。それは、神々しい姿で、人々の信仰の対象となっている山の事を意味します。ある意味で、日本の守護山ともいえるかも知れません。ともすれば、人々のこころがすさみがちな昨今の社会情勢ですが、時には、自分たちのご先祖のこと、日本の象徴である霊峰「富士」の事などを想起することで、安らかな心を取り戻すことも必要かもしれません。