今日の言葉は、一瞬(いっしゅん)です。
今朝、庭を眺めていると、梅雨のどんよりした朝の空気を受けて、モンシロチョウが重たげに飛んでいるのを発見。モンシロチョウは、春の蝶かと思っていましたが、春から秋にかけて大体4回~5回の世代交代を繰り返しているそうです。ですから、今頃のモンシロチョウも、決して珍しい訳ではないようです。ただ、今朝、このチョウの一瞬の姿。なかなか美しいと感じています。一瞬の美しさ。
さて、この一瞬(いっしゅん)の意味ですが、一(いち)は、自然数の最初の数、物事の最初、もっぱら、わずか等の意味です。なにかを感じさせる意味です。瞬(しゅん)は、まばたく、またたきするひま、ごく短い時間、等の意味となります。一瞬(いっしゅん)という言葉は、この一(いち)に重要な意味が隠されているようです。自然のなりゆきとして、先ず、物事が始まろうとするその最初の僅かの時間。それが、一瞬。
始めよければ、すべて良し・・と言いますが、まさに、始めの一瞬の時。何事も、この時が始まりであり、もっとも大切な瞬間。もっとも美しく感ずる短い時間。一瞬を大切にしましょう。