法務(ほうむ) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

ぽてこグー
 今日の言葉は、法務(ほうむ)です。

 いつのころから、法令遵守(コンプライアンス)とか、企業統治(ガバナンス)という言葉が、大企業のみならず、中小企業においても、行政機関、団体においても、ある種の社会規範となりつつあるほどに、浸透してきています。こうした中で、とりわけ大きな組織においては、専門の法務部門が、例えば、政策渉外、社会貢献、知的財産等を担当するようになっています。また、こうしたテーマを担当する部署が、危機対応のためのBCP(事業継続計画)の支援部署として期待もされています。法務(ほうむ)、一般にはまだまだ聞き慣れない言葉ですが、実務の世界では、着実にその役割の重要性が高まってきています。

 さて、この法務(ほうむ)の意味です。法(ほう)とは、おきて、社会生活上の規範、作業の一定の手順、又、仏教では、仏の説いた真理。法(ほう)とは、結構、重たい意味があるんですね。次に、務(む)ですが、一つのことに力を出して働くことです。法務(ほうむ)とは、真理の実現に務めることを意味するようです。

・・・ハテナ??にこ
 前述のBCP(事業継続計画)と法務部門との関係性を考えると、緊急時における企業の法的責任を果たすためのバックヤードとなるのが法務部門でしょう。緊急時に要求される法的判断は、まさに瞬発力の世界です。一般には耳慣れない法務部門ですが、これからの社会において、ますます重要性をましてくるのではないでしょうか。今日は、チョット、難しい言葉を選んでしまいました。