流星(りゅうせい) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。


星lk
 今日の言葉は、流星(りゅうせい)です。

 夜空に満天の星を眺める風景は、初夏の風情を誘います。都会では街の灯りが眩しくて、夜空の星が見えにくくなっていますが、昨今の節電の影響か、なんとなく以前よりは星のまたたきが強く感じられるようになっています。流れ星も、見えるでしょうか。歌手の手蔦葵さんの歌に「流星(りゅうせい)」という曲があります。心の動揺や不安を、星の流れにたとえたような、そんな歌詞です。

 さて、流星(りゅうせい)という言葉です。流(りゅう)とは、流れる、流す、さまよう、世間に伝わる、仲間など、いろいろな意味があります。また、星(せい)とは、星(ほし)の他に、時の流れ、月日(つきひ)を意味することもあります。流星(りゅうせい)とは、時の流れ・・をイメージさせる言葉でもあります。それも、一瞬のうちに過ぎ去る時の流れを。

ハートにこにこ
 宇宙から地球を眺めると、日本列島だけが異様に輝いているのが分かりますが、この大震災を契機とした節電が、日本列島から光を奪っているように感じられます。明るければ良いというものではありませんが、早く、日本全体に活気と明るさが戻って欲しい。