今日は、心機(しんき)という言葉です。
心機一転・・という四文字熟語があります。その意味は、ある事をきっかけとして、気持ちがよい方向に変わることです。先週の私の心の中と、今日から始まる新しい週の私の心中では、微妙に異なっているようです。私事ですが、私の長女が親からの完全な巣立ち、要するに、結婚を決意したことを告げられました。親も子離れをしなければならない時が来ます。どんなに可愛くとも。自分も、かって子供の時代に、親に別れを告げて自分の家庭を築いてきたわけですから。まさに、親も、子も、心機一転です。
さて、心機(しんき)という言葉の意味です。心(しん)とは、意識、精神、本心など。機(き)とは、兆し、潮時、心の働き、大事なところ等の意味があります。心機(しんき)とは、精神的な潮時。ある種の、割り切り。心のけじめを意味するのでしょう。
時間が過ぎゆく中で、私も、私の家族も、少しずつ年を重ね、成長したり、足踏みしたり。そんな事をくり返しながら、それでも、一歩一歩、いやでも前に進んでいきます。後戻りはできない。できるものなら、時間を巻き戻して楽しかった子供の頃に帰りたい。誰でもが、何かのひょうしに抱く思いでしょう。でも、それは無理なこと。後戻りできないことが分かっているのだから、そんな事を考えるよりも、如何に、充実した時間を過ごしながら前進するか、そんな意識を強く持つようにしたいものです。