うちの義母は認知症と診断されてから12年目に入ってます。
現在は介護施設に入所しています。
認知症ってなんだろな?と思うことがしばしばあり、初期のころはまぁ「言動を忘れる」でした。
介護認定3になったころ、トイレと部屋を間違えて大便をしてしまい、椅子やら机やら、床に便が付着。
想像ですが、本人からするとトイレを済ませたので流そうという行動をとった挙句の果てだったのではないかと思っています。
この出来事をきっかけに施設に入ることになったわけですが、通院していた病院に相談しに行くと「この時点で施設に入れてないのは遅いぐらい」と言われ、「ここまで進むとうちの施設でも預からない。便を食べてもおかしくない状態」とのこと。
こんなことを言うのは申し訳ないし大変失礼ですが、人間だけど人ではないなと思いました。
ここで介護3で、診断から10年でした。
よく認知症の寿命は何年ですか?という知恵袋の問いに「5~12年」とありますが、あんなの嘘です。
施設に入所すると、食事管理や温度管理、お風呂など自宅より管理が行き届いてるため健康になります。
実は私の母親の兄(叔父)の嫁も認知症で1人暮らしでした。(叔父が既に他界しているため)
叔母は叔父が他界したあと、デイサービスの方に週に面倒を見てもらっていました。おそらく通院はしていなかったと思います。
あるとき、デイサービスの方が「○○さんが食事出来なくなった、施設か病院かどっちにしますか?」と母に連絡してきました。
その話し方から「長くない」と感じたため、病院に入れてもらうことにし手続きをしたのですが、あれから約1年。
まだ健在です。
要介護5で痩せてはいますが、なんとかまだご飯が食べれていますから、自宅にいるときより良い状態になったのだと言えます。
ちなみに、病院や施設では適切な食事が出て、家にいるときのように食べたいものを食べたい時に食べることがないだろうから当然痩せていきます。普通に入院してもそうですよね。入院食って足りないですから。
入院中の請求は歯の治療代ぐらいなので、やはり認知症の薬は服用していないです。
叔母は要介護5ですから、進行スピードは速いですよね。
ただ、義母が飲んでた薬はあくまでも進行を遅らせるための薬で治療薬ではないのです。そのうち要介護5になるでしょう。
認知症の薬は効かないから意味ない?
治らないのに、どうせ最終的には施設に入れるのになぜ通院して薬をもらい続けるのか不思議でした。
義母の家は生活保護レベルだし、認知症で長生きしたところで旦那のことも息子のことも忘れてるのに意味ある?
ただ、認知症の人を相手に薬を出すことで「治療薬」が完成するかもしれない、という医療の研究。
今後認知症が増え続けると言われてるので、それに貢献しているのかもしれない。
また、進行を遅らせることで1日でも長く家族と一緒にいられる?旦那や息子が義母と一緒にいたかったのだろうと推測。
他人である嫁からすれば、先の治療薬を作るために役立てるのであれば、というふうに納得するしかないですよね。
もし将来自分が認知症だと言われたとき、治療薬があったら安心ですからね。
認知症の長生きは困るし迷惑な点について
認知症の人が長生きして困る、迷惑っていうのは、お金が関係していないか?って思うんです。
自分のお金で施設に入ってるのであれば、家族は困らない。
うちの義母のように息子夫婦の資金援助がなければ生活できないとなると、嫁としては長生きされると困るし迷惑なんです。
また別の視点から考えると、施設に空きがない、職員が不足して入所できないとなると、待機してる家族にとっては地獄です。
普通に食事をしてお風呂に入ってトイレに行ってくれればいいんですけど、仕事から帰ってきたら部屋が便だらけ、しかも毎日なんて想像したら家族の疲弊は想像以上です。
汚いだけでなく臭いですからね。前回の記事で書きましたが、義父のアンモニアの臭いもクサいです。これだけでもイヤ。
仕事から疲れて帰ってお腹もすいてるのに、なんで家に帰るなり親の便の始末をせなあかんの?ってなりませんか?
義母大好きな主人でも1回でギブアップでしたね。義父なんて息子頼みですから問題外。
認知症の介護ってきれいごとじゃないし、お金を持っていなければ尚更困る。
ただ、義母と叔母を見てて思うのは進行を遅らせる薬と寿命は関係ないと感じています。
経済が回らなくなる一因
認知症だけに限ったことではありませんが、国民年金者というのは長年かけてきても手取りで5~6万です。
そのうち貯金が減るのはわかっています。
認知症の義母の場合や、ほぼ寝てばかりの義父の場合、ただ食事をしてお風呂に入り・・という1日を過ごしており、何かが欲しいとかそういう欲は既にありません。
そして生活費が足りないため、子供世帯(私たち夫婦)から5~10万を資金援助してもらっています。
ということは、子供世帯の家計も圧迫してくることになり、こういった90歳・60歳親子世代には自分たちの生活費だけで手いっぱいになって、経済を回すことはほぼありません。食料品・最低限の衣料品を購入、病院に行くだけ。
人口の約3割が高齢者と言われる今が、景気が悪いのも納得です。
贅沢を知ってるバブル世代がお金を使えなくなっているのですから。
だからといって生活保護受給者が増えてしまったら、それこそ税金の使いどころが違うだろ、少子化の方に回してくれとなるのは当たり前ですよね。
もういっそのこと、○○歳以上収入○○円以下というラインで区切って、国から生活援助をすれば、みんな安心してお金を使って経済がまわるようになるのでは?とか、考えてしまいますね。
結局私にとってはお金がない認知症の長生きは困ったな、という結論です。
そうでない人もいるかもしれませんが・・