2年前の文章、引っ張り出してきてみたよ "小さい人の遊び”
こんにちはこどもの生きやすさをラクにする人の発達を支えるシッターthe Uba goes-乳母が行く-の若林貴代美ですさっき、PC内を整理していたら2年前に書いて忘れ去られていた?日の目を見なかったブログが見つかったのでここでシェアすることにしました。-自ら育とうとするものがたり-この椅子が彼女の所有になる前に、今より低い位置にあった足板を足がかり登り、ダイニングテーブルの上のモノを確かめに行っていました。テーブルの上には彼女に触れて欲しくないモノが常に置かれていることを彼女は良く知っていたのです。なぜならば、彼女は日々観察していました。大人が届かないように置いていたこと…。彼女にとってテーブルの上は魅力的な場所でした。彼女は好奇心に突き動かされるままに、try and errorを繰り返しながら、自分の身体をコントロールすることを体感で覚えていきました。try and errorは、考えることを繰り返した証です。どこに手を置けば足を引き上げられるのか、抜けなくなった足はどうしたら抜けるのか、右手左手、右脚左脚、手の指、足の指の使いかたまで、細やかに連ねた動きを自分の力で自分のものにしていきました。自分で身体をコントロールすることを覚えた彼女は、好奇心に突き動かされるまま次々に欲求を満たしていきます。今は自分の椅子ではない椅子にtryしました。前の椅子とは条件が異なりました。けれど、細やかに連ねた動きを自分のものにした彼女は考える術を知っています。指や足先で確かめられない空間を感じるためには目を使うことも知っています。モノを押したり引いたりして自分の連なる動きに合わせることも学んでいました。そうやって登る、降りる、渡ることを知りました。もちろん自分でものにした動きだったので、できることできないことをよく知っています。自分の実力を知っていた彼女は危険も何となく経験から感じているようです。慎重にするべきところは慎重に、大胆にいけるときは大胆に使い分けていました。さて、少し時間を遡ります。彼女は寝返り、ハイハイ、お座りとゆっくりマイペースでした。その間ずいぶん観察していたようです。姉や大人の動きを…。動きのイメージを持っていたのでしょうか、歩き出す前に面白すぎる遊びを見つけていました。ソファの上に登り足元の不安定なバランスを楽しみ、転がってみては跳ねかえる反発を感じ、ソファとソファの間に降りて挟まっては僅かな圧を感じていました。歩けるようになってからは自由に彼女のタイミングでこの遊びは繰り返されていました。ここで体に感じた感覚の経験を礎に次ぎなる欲求を満たしていきました。心も身体も。この遊びをどう見るかが今回のブログのテーマです。先ず、困った危険な行動ではなく、遊びとして捉えたいと思います。生後12か月の頃になると歩くことが出来るようになり、自分の意思で移動することが可能になります。これまでハイハイをしながら自分の心が動いたモノゴトへ気持ちと身体を動かして探索しながら探究してきました。立つことが出来るようになると視界に高さが加わりさらに開けます。歩けるようになればこれまで頼ってきた家具や壁とはさよならして自由を手にすることが出来るのです。(→ここまでの過程で自分の身体についての基礎感覚も学んできています。)自分の心と気持ちと身体の動きが連動することを知ると、これまで以上に探索の範囲が広がって世界を知っていくことになります。Adventureのはじまりですね。この遊びに限らず彼女は暮らしのあらゆるところで、自分の想いを叶えるためにtry and errorを繰り返しながら、探究し自分の心の動きや身体の動き、モノゴトの仕組みなどを自分のものにしていっています。*長くなってしまうので発達の細かい点については割愛しました。いずれまた話題にしていきたいと思います。次に、大人の関わりかたが秀逸でした。転がって欲しくない方へ、そっと足をおいてみたり、座る位置、身体の向きを変えたりしながら彼女の動きを密かに守っていました。彼女がtry and errorを繰り返している間は、危険を予測しながら必用なタイミングで手を差しのべていたことが容易に推察できました。誰もがお腹の中にいる時から自らの力で発達しています。外界に出たあとも、人や環境の力を借りながら自ら育とうしています。自ら育とうとしている力に大人としてどう手を貸すか…。それがポイントなのではないかと思っています。大人のための安心か、それとも子どもにとっての安全なのか…。誰のためなのか…考えていける社会になるといいなと思っています。ヒトは他の哺乳類と比較して一年早く生まれる(A・ポルトマンの生理的早産説)だけに、歩けるようになるまでに、まぁアレコレ複雑で多くの発達があるといいます。小ネタ→脳細胞の数が一番多いのは5カ月ころの胎児らしい…ただし繋がってないだけ…そこがミソ!!! 外界へ出て神経回路が繋がり、動くこと、感覚的なことを経験しながら(→ここポイント)発達してゆくのだそう…。A・ポルトマンが言い出したのが1940年代、それから2020年になってめざましい科学の発達をもってしても、ヒトの発達、特に赤ちゃんのころの発達はそう解明されてきているわけではなく、解明されるまでにどれだけの人が大人になっていくか…。こんなことを考えると、科学的な根拠はともかく、シンプルに目の前にいる子の自ら育とうとする力を信じるのが一番なのではないかという気がします。→かなり勝手で大胆な解釈。相当大雑把なまとめですが、これだ!!!という正解はないので、それぞれの暮らしの中で、大人の安心と子どもための安全の折り合いがつけられるところを探っていけたら良いのではないかなと思っています。はぁ~ちゃんと出典つけられない…(;’∀’)すんません。気になる人Google先生かSiriかAlexaにでも聞いてみてください。たぶん誰か応えてくれるでしょう…。とまぁ〜長く拙い文におつきあいいただき、ありがとうございました。この日、あつい想いが込み上げていたことを覚えています。お知らせ【ワークショップ】11月5日(土)10:00-12:00二子玉川駅周辺感覚を開く体験型ワークショップひとの発達の土台 <感じて動く>を紐解くシリーズⅠ"触る,動く,力を使う3つの感覚のこと"全4回シリーズで、どの回からでも参加することができます。今回はシリーズ1回目“触る,動く,力を使う3つの感覚のこと”をテーマに紐解いていきます。【ワークショップ】11月19(土)10:00-12:00二子玉川駅周辺WS"胎児期〜12ヶ月までのこどもの発達を探究する<直立二足で歩くための準備>シリーズⅡ "4ヶ月~8ヶ月までの小さい人たち"胎児期〜12ヶ月までのこどもの“感じて動く”立って歩くための準備を探究していきます。シリーズは胎児期~3ヶ月、4~8ヶ月、9~12ヶ月の全3回となります。このシリーズはどの回からでも参加することができます。【伝える会】11月14日(月)10:00-11:3012月4日(日)10:00-11:30(年内最終)都立砧公園 子どもの森公園遊びからこどもの育ちを紐解く“伝える会”ひとの発達の土台づくりにフォーカスした“感じて動く”ことを公園で遊ぶこどもの姿からこの遊びが何を育むのか感覚統合の観点からお伝えします。【MBL(BBAs)公式講座】12月3日(土)9:00-18:00二子玉川駅周辺アメリカ由来の教育メソッドMovement based learning(Building Block Activity)ブレインジムの理論をベースに神経学に基づいた動きのパターンを体系化したメソッド。保育・教育・療育の現場、家庭などで用いられています。姿勢や行動の観察のしかた、タッピングやマッサージなどシンプルな8つのアクテビティを学びます。お申込みはこちらから