ジャズの名門レーベル<ブルーノート>から、ニューヨーク出身の女性シンガー、ノラ・ジョーンズ(23歳)がデビュー。5歳で教会の合唱隊に参加し、高校在学中に学生音楽賞の<最優秀ジャズヴォーカリスト賞>、<最優秀オリジナル作曲賞>を獲得。自らソングライティングやアレンジも手がけるデビューアルバムは、ジャジーでスモーキーなヴォーカルを披露するムーディなファーストカット「ドント・ノー・ホワイ」、哀愁のピアノでじっくり歌う「ワン・フライト・ダウン」など、ジャズやソウルをベースにスタイリッシュな世界を繰り広げている。(速藤年正)

故アントニオ・カルロス・ジョビンに捧げられたアルバム。ボサ・ノヴァやジャズを基調にしたアコースティックなサウンドは70年代のフランクスに近い。研ぎ澄まされたセンスと,実力派ミュージシャンのコクのある演奏を存分に楽しめる1枚。上質なAORだ。
ゲッツ/ジルベルト
1960年代、57年の映画『黒いオルフェ』の音楽を書いたブラジルの作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンらの活動から発生した、「ボサノヴァ」という新しい音楽が隆盛し始めていた。白人サックス奏者、スタン・ゲッツはボサノヴァに興味を示し、ギターのチャーリー・バードと『ジャズ・サンバ』を録音するが、これがヒット。続いてゲッツはジョビン、ジョアン・ジルベルトとともに本盤を録音する。










