スタッフからの挨拶④ | 関西・子ども・夢チャリティー スタッフブログ

関西・子ども・夢チャリティー スタッフブログ

普段あまり ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R) にいけない子どもたち(養護施設の子ども・虐待を受けた子ども)と、子どもたちに夢を与えたいと考えている大人が触れ合うチャリティーイベントのスタッフが綴るブログです。

関西・子ども・夢チャリティーを応援して頂き、ありがとうございます。

チャリティーイベント2年目からスタッフを務めさせていただきましたブルーです。
早いものでスタッフをしてから6年経過しました。

そして、この春にスタッフを卒業させて頂くことになりました。

■スタッフになるきっかけ
大学時代に、自閉症やダウン症の子ども達と健常児の交流を目的としたキャンプ
サークルに所属し、キャンプの企画運営をしていました。


子どもやマネージメントに興味があり、社会人になっても何か出来ないものかと模索していたところ、
関西・子ども・夢チャリティーの存在を知り、代表のとびーとも意気投合して、スタッフをさせて頂きました。


■思い出
スタッフをして最初の年は、会計と大人参加者・募金の窓口を担当しました。


チャリティースタッフの組織もしっかりしておらず、何をしていいのかも分からない状態で
本業の仕事も忙しく、今振り返ってみると、勢いで乗り切ったように感じます。

当時は居酒屋でスタッフミーティングを開催しており、後ろの席でコンパで盛り上がって
いるような雰囲気の中、食事をしながらのミーティングで、よくやってこれたと思います。

何を話しているのかさえ聞こえない状態で、次回のミーティングの場所と時間も不明確な
ままミーティングもありましたね(笑)

だけど、みんな共通の目標に向かって何かをやっていく過程はとても楽しかったです。

チャリティーの2週間前になってもバスが手配されていなかったりして、

チャリティーイベント前日になって、銀行の口座がロックされて(私が暗証番号を続けて間違えたため…)

パニックになったりしましたが、スタッフ一丸となって課題解決していくのは、今となっていはいい
思い出です(汗)


2年目以降は、大学時代の経験を活かし、スタッフが円滑に活動出来るようなマネージメント
の担当にシフトしていきました。


この頃から代表のとびーと二人三脚で、チャリティーの運営がうまく機能するような仕組み作りをやっていきました。

住んでいるところが近かったのもあり、毎週水曜日の夜にミーティングをして夜の2~3時くらいまでやっていました。
建設的な意見を出し合ったりするのは、クリエイティブでとても楽しかったです。
スタッフミーティングの年間予定を立てたり、騒がしい居酒屋ではなく静かな会議室で行なったり
して少しずつ現在の形に整ってきました。

ちなみに、代表のとびーが言いだしたことを具現化していくのが私の役割でもあり、

とびーにはいつもインスピレーションをもらっているので、とても感謝しています。


チャリティー当日や前日準備のスタッフの動きをまとめた資料(通称「スタプロ」)の作成は
大学時代に培った経験をもとにしたものです。

時間があった大学時代の資料の方が考え込まれていたようにも感じ、未完成でスタッフを卒業するのは残念ですが、何とかイベントを運営出来ているので、よしとします。


■チャリティーイベントを取り巻く環境の変化
最初にスタッフをした頃と比較してというか、ここ最近感じていることなのですが、環境の変化は
確実にあります。

児童養護施設に関しては、親による虐待の数が増えているとのこと。

そして、卒園した子ども達の進路に関しても就職先がなかったりしているようで、厳しい経済情勢が影響しているようです。


だからこそ、チャリティーイベントで夢を持つことの重要性や、

どうやって叶えていくのかを子ども達に共有する意味は大きく、

また応援してもらう大人の皆さんも一緒になって、課題解決に向けての最初に一歩になればと考えています。




■チャリティーイベント後の子ども達の変化
なかなか子ども達の変化を確認する機会もないのですが、このイベントがきっかけで夢を持つことの
大切さを認識している子ども達も確実にいます。


紹介出来ないのが残念ですが、子ども達からの感謝のお便りや、施設訪問で再会する子ども達の明るい笑顔や、将来の夢に向けて職員の方と計画を立てたり…

このような知らせを聞くと、チャリティーをやっていて本当に良かったと思います。

私の一つの夢でもあるのですが、チャリティー参加した子どもが大人になり、将来、このチャリティー
スタッフになって、児童養護施設出身者だから出来るイベントって素敵じゃないですか?

このチャリティーを通して、子ども達だけではなく、施設職員さん、大人サンタの皆さん、チャリティー
スタッフ、そして応援して頂いている皆さんに、社会貢献に向けての何らかの変化が生まれている
のも確かなことで、とても喜ばしいことだと感じます。


■感謝
感謝したいことがたくさんありますが、ここでは書ききれないため、とても個人的なことだけにして
おきます。

このチャリティーイベントを通して、スタッフをしていたじゅんちゃんと結婚し、今年の1月に子どもが
生まれました。

このチャリティーイベントがなければ、結婚や幸せな家庭を持ち、子宝に恵まれる
ことはありませんでした。

代表のとびーをはじめ、応援して頂いている皆さんに心から御礼申し上げます。ありがとうございます。




■これから
チャリティーでもそうなのですが、子どもも大人も「夢がない」ということが多いように感じます。
私の中の揺るぎない信念があり、それは「夢や希望はみんなにある」ということです。

私にもその時期があったのですが、夢がないと言う人は、傾向的に不平や不満があるように
感じますが、その不平や不満の裏返しが夢や希望や目標だと感じます。


みんな夢や希望があるのに、気付かないのかなと不思議に思うことも多いのですが、

自分の夢や希望に気付くとワクワク・イキイキしてきます。


子どもの応援は、この関西・子ども・夢チャリティーで継続して行なっていくし、その基盤作りは出来たと思います。


次は、大人の皆さんの夢を応援する活動にシフトしていきたいと思い、スタッフを卒業させて頂きました。

卒業しても陰ながらこのチャリティーイベントを応援していきます



いつの日かまたお会いできるのを楽しみにしています。


ブルー