パキスタンでCIAが指揮する作戦によって

ビンラディン容疑者が殺害され


アフガニスタンで確認された後

海で水葬に付された


2001.9.11同時多発テロの首謀者として

アメリカがこの10年間追い続けてきた容疑者が

ついに殺害されたのだ


同盟国国民である日本人としては

死体とはいえ容疑者の身柄を確保するに至った

アメリカ当局関係者のみなさまの努力に敬意を表したい


そして

大切な人を殺されたグランドゼロで

今も涙する人々の気持ちに寄り添いたいと思う


ただし

容疑者殺害のニュースに歓喜するアメリカ人には

正直言ってついていけない



約3000人もの人々が亡くなった

ワールドトレードセンタービル

テレビを見ていても人が落ちていくのが見えて

痛ましかった


旅客機が超高層ビルに激突する場面が2度も現実に起きた

あの衝撃は世界中の人々の目を釘付けにした


見た瞬間から

こう思った人も多い


米軍が世界各地で戦っている戦場は

多くの子どもたちが栄養失調で亡くなったり

食べていくために武器をとって戦ったりする

貧困に苦しむ町や山村

それに比べてこの超高層ビルはなんだ



当時のブッシュ政権はただちに報復戦を開始

同盟諸国の軍隊を集結させた多国籍軍により

当時アフガニスタンを実効支配していたタリバンを攻撃


2003年には今度は米軍単独でイラク戦争勃発

大量破壊兵器保有が理由だったがそれは見つからなかった


アメリカでは厭戦ムードが広がり

2008年大統領選で

イラクからの米軍撤退を公約する民主党候補オバマ氏が共和党候補者を打ち破り

黒人として初の米大統領となった


2011年7月には米軍はアフガニスタンでも縮小しはじめる

その2ヶ月前に9.11同時多発テロの首謀者とされる

ビンラディン容疑者をついに殺害した

ということになる


2007年7月のサブプライムローン、2008年9月のリーマンショック

こうした100年に1度の恐慌に見舞われ

巨額の財政赤字を出して金融緩和に踏み切り景気回復を目指し

軍事費の削減を模索する中でのことだ


陰謀説の胡散臭さもあれば

陰謀説の陳腐さの裏をかいているのでは?という見方も

その穿ちやすさも、穿ちやすさにつけいるやり口も・・・・・

言い出せばどこまでもきりがない



それでも間違いなくいえることがある

対テロ戦争という泥沼から、出口に向かい始める

ということだ


ビンラディンを追い続けたこの10年間

イスラム世界ではイラク戦争もあればイラン核疑惑、イスラエル軍によるガザ侵攻もあった

タリバンは壊滅するどころか世界中に点在し

ジャスミン革命の余波を受ける中東各国で活動している


ビンラディン殺害以後のアメリカは

これまでこじらせてきたイスラム世界との関係を

前向きで建設的な関係づくりへと転換していくことを望む


復讐を目指して来たこの10年から

大きな転換点を迎え

イスラム世界との共存をはかっていただきたい


貧困問題

資源・穀物価格の高騰

気候変動問題

生物多様性の危機

核兵器廃絶


こうした人類全体の生存を脅かすのに

互いの利害が対立して合意できない問題が

対テロ戦争やリーマンショックのために

置き去りにされつづけている


対テロ戦争に区切りをつけ

全人類が共通してかかえる問題に着手する

そんなアメリカこそが

トモダチ作戦で深い絆で結ばれた真の友人だと信じる


とはいえ

今の日本は福島第一原発事故でご覧のとおりのあり様

全世界のお役に立つ国になるには

まだまだ永い年月を要する


国が滅んでも自分たちの既得権益にしがみつく連中を

なんとかして権力中枢から追い出すための闘いを始め

いま各界の新興勢力が互いに連携をとりつつあるところだ


内政不干渉のルールを守りながら

できる範囲で支援を展開し、エールを送り続ける

最高のパートナーとしてこれからもアメリカを尊敬しよう



昨日は

JR西日本福知山線脱線事故から

ちょうど6年だった

それで今日

事故現場まで行って焼香し

献花してきた

過密ダイヤ、日勤教育といった

利益優先、安全軽視の経営状況が

運転士を絶望的なスピード超過運転に走らせた

という見方がされている

106人もの乗客が亡くなり

何人もの人がさまざまな障害を負い

残された遺族の中には自殺した人もいる

JR西日本は遺族会に定期的に説明をしているが

事故調査委員会の情報が秘密裏にJR西日本にもれるという事件もあり

事故に遭った人たちや遺族にはJR西日本に対する不信感が収まるはずもない

歴代社長を刑事告訴するかたちで

JR西日本という会社としての責任追及が法廷で続いている

争点はATSという装置をカーブ手前に設置して

自動的に減速するようにしておけば事故は防げた

同様な事故がすでにあったのだから予見できたはず

という疑い

JR西日本は

今日も被害者、遺族との対話をつづけ

社の改革を試行錯誤している

僕は事故が起きた2005年から

毎年献花に訪れている

なぜなら

実に多くの人々が毎朝電車に乗っており

自分が死なないでいるのはたまたまだという思いがまずある

この事故で犠牲になった人々は

まさに僕らの身代わりではないかという思いがするのだ

多くの人々が同じことを思い

だからこそ日本中の電車がどうなってるんだ?と

半ばパニック状態にもなった

それでも毎朝電車に乗らなければ

生活のために働くこともできず

いつもと同じ日常は滞りなくつづけられた

ここからは今起きていること

東日本大震災3.11以後に結びつけてみよう

JR西日本福知山線脱線事故の

被害者、遺族のみなさんには失礼かもしれないけれど

利益優先、安全軽視という企業風土の中で

僕らの日常がある日突然

実は非常に潜在的な危険にさらされていることを思い知らされた

という本質的な共通点があると思うのだ

しかも今起きている事態は規模があまりにも大きい

死者、被害者の人数のことではない

死者106人であろうと死者3万人であろうと

人災で犠牲者が出ることの重みは比べようがない

では違いはどうだろう

まずJR西日本福知山線脱線事故では

事故発生の遅くとも翌日にはもう

マスコミがJR西日本に対する非難の大合唱をしていた


カーブの角度も実際の限界速度も力学的な実験データも

まだ十分な情報がないうちから

犯人をJR西日本に決め付けるかのような報道ぶりだった


ひるがえって

今進行している事態をみればどうだろう

マスコミの東電に対する態度のなんと冷静なことか


しかも

JR西日本福知山線脱線事故の被害と違い

放射能汚染は現在進行形なのだ


脱線事故では被害者も遺族も

自らが早くて便利な電車を望んで利用してきたという自覚もあり

やりきれなさを覚えながらも

どうして自分が、という思いを抱いていることと思う

そういう思いと闘っている人もいる

解脱した人もいる


いまリアルタイムに放射能汚染が進んでいる地域で

世を達観し、被爆を恐れず生活する人がもしもいるにしても

それは脱線事故とはずいぶん事情が違う


放射能による死者は出ておらず

目に見える被害、耳にとどく叫びは放射能汚染そのものよりは

政府による災害対策の不手際によるところが今のところ大きい


それ以前に

原発が誘致される地域はすでに交付金漬けにされており

先日の選挙でも原発容認派が当選するケースがあった


東電が運転する原発容認の候補者に票が集まる

社長が刑事起訴されたJR西日本とは大違い


電力会社がマスコミに出す広告料は

JRが出す広告料と比べ物にならないくらい高額


しかも原発は国策で進められてきた

経産省と電量会社の関係は

国交省とJRの関係とは比べ物にならないだろう


電力会社は法律で保護されていることも大きな違いだ

総括原価方式で

経費に利益を乗せて料金設定できるので

どんなに下手な経営でも必ず利益が出る


JR西日本は広大な関西地域で多くの赤字路線を抱えており

福知山線は数少ないドル箱路線の一つだった

その路線で過密ダイヤを設定し

並みいる競合と戦う中で事故が起きてしまった


それに比べて電力会社はどうだろう

赤字になる心配がなく

政府にはかわいがられ

マスコミには圧力をかけている


福島第一原発事故の直後には

輪番停電を発表し

地震被害のない電車の運行にも影響を及ぼした


総電力供給の30%を占めるとされる原発が

運転を止めると電車が走らなくなるという事態を

多くの人々が目の当たりにしたのだ


実際には

総電力供給設備の中では原発は18%ほどという説もあるのに

マスコミは口をそろえて30%と報道しつづけ

その真偽をスクープする意気込みはまったく感じられない


司法はどう動くだろう

JR西日本に対しては社長が刑事起訴されるに至った

東電に対して起訴はなされるのだろうか


住民には交付金が支払われ、雇用の恩恵がいくらかある

原発周辺の住民が東電を訴えるようにと

首都圏住民が言うには

感謝の気持ち、寄り添う気持ちと末永い支援が必要だ

あるいは首都圏住民自らが原告になることも考えられる


しかし

この法廷での闘いでは

いわゆる世論を味方にすることが難しい


世論形成力のあるマスコミには巨額の広告料

プロダクション、出演者、執筆者などにはおいしいギャラ


このような逆境の中で闘いつづけ

検察審議会で強制起訴に持ち込み

必ず勝つ!

という確信がほしい



振り返ってみれば

僕は2005年4月25日以来

毎年事故現場を訪れては死者たちに手を合わせ

助けてください、とお願いしてきた


申し訳ないと思いながらも

亡くなられた御仏に

個人的にも世の中的にも

知恵を授けてください、勇気を分けてください

とお願いせずにはいられなかった


申し訳なく思うことではないのか

やっぱり申し訳ないのか

よくわからない


ただ

リアルタイムに起きている事態を目の当たりにして

途方もなくどうしようもないやりきれなさを覚える前に

まだまだできることがあるはずだと思うとき

一つにはJR西日本社長の起訴を思い出す


政府、官僚、マスコミと闘うには

政府、官僚、マスコミがしてきたことを参考にしよう


司法と闘うことになるのなら

司法がしてきたことを使おう


彼らは必ず

自らの墓穴を掘ることになる


リビアでの死者が

1000人とも2000人ともいわれている


軍事会社が雇ったアフリカ人兵士が

リビアのデモ参加者を虐殺しているとの噂は

どうやら本当らしい


高額の日当を受け取り

見境なく人々に発砲しているという


カダフィ大佐は演説で

オベイディ公安相が殺されたと話したが

本人は生きている


このことから

腹心の裏切りを恐れた大佐が

刺客を送って反体制派による犯行であるように見せかけようとした

との疑いがかかっている


どこまで本当かはまだわからないし

本当だとしてもどういう事情なのか調べる必要がある

まずは誰にしても

殺し合いを即刻止めることだ



国は東西に二分され

石油の輸出は止まり

各国がリビアとの交易を止めている


投機による資源価格の高騰をきっかけとして

独裁体制への不満が爆発し

地政学的リスクから更にマネーが資源価格を押し上げてしまう


世界経済がリーマンショック以前のレベルにまで回復しようとしている最中

健全なものづくりや商売が立て直されていく指標となる

株価や為替の上値が重くなっている


しかし

最も苦しんでいるのは

弾丸が飛び交い、空爆を受ける中で

デモに参加している人々

あるいはデモに参加したい人々だ


資源価格の高騰により生活が立ちゆかず

有効な政策をとるよう求める自由もなく

そもそも

特権階級に生き血を吸われるような生活を強いられている


二重三重の苦しみの中で

もう生活できない

命がけで体制を変革する意外に道がない

殺される自分を礎にして

少しでもマシな未来を若者たちに託したい

そのような思いで弾圧に立ち向かっているんだと思う


日本で普通に暮らしていると

なかなか想像することができないけれど


仕事に就き

そこそこの収入できりもりし

お金をためて家を買い

子育てや老後のために資金計画を立て

ささやかな生活に一生を費やす

これ以上の幸せがいったいどこにあるのか

あらためてそう思う


革命家は人民に奉仕する存在だ

人々のささやかな暮らしを守り

発展へと導く存在だ


革命家の使命を忘れて背くなら

その落としまえも必ずつけることになる

70年周期の土地律法のように

安息はいつか必ず訪れる


武器を捨て

肩の荷を降ろすのだ