2019年1月14日(月) 午後4時20分   ウィーンの宿の一室にて。

 一日に渡って呑気にしていた。朝、早くはウォーキングに出掛けて、ゆっくりとゆっくりと歩いてきた。その後また眠りについたようだ。
 今日一日は何もせずに、ひたすら体調を整えるべく、ゆっくりとしていた。
 なんとか、体中の筋肉痛と思える痛みも和らいだ感じである。休養は大事だなと改めて思う。
 食欲もあり、ここ一年間では今が一番良い状態の感じだ。体の肉付きも良くなった。腕周りの筋肉も付いた感じ。
 ここ急激に筋肉が付いてきたよう。やはり、欧州の食べ物が、この肉付きの回復の源なのか?とも感じる。

 アムステルダムでも、ここウィーンでも、チーズ類が美味しい。よって、それを買ってきたり、また、レストランで「チーズ」食べたりと・・・・。カナリの高カロリー摂取になるのだが。
 数日後には仏蘭西のパリに入り、数日の滞在になるので、そこでもまた当然に「フランスのチーズ」類を食べることだろう。それが楽しみでもあり。

 さて、アルコールはどうだろう・・・? そろそろ「解禁」するかっと・・・。解禁の切っ掛けは、このような音楽鑑賞旅行の中がいいだろう。嗜む程度がいいのだが。って、無理して飲まなくてもいいのだが(笑)。人間ってこういう点が欲深いなぁと・・・嫌らしいね、人間ってのはさ。


【ニュース・チェック】

 こんなニュースが目を引いた。

☆☆「STAP細胞はありましたか」小保方女史へ笹井未亡人からの代表質問

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190114-00554762-shincho-soci

 いったい、この事件は誰が主犯なのか? 未だに私にはわからないのだが。ストーリーが判らないのだが・・・・。


○20181226 UPLAN 緊急シンポ!安田純平さん解放とジャーナリズムを考える~戦場取材の意義と「自己責任」論




☆☆なぜ紛争地の取材をするのか~安田純平さん講演会より

https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20190114-00111132/

 上記、安田純平氏の発言、時間をとってゆっくりと分析したくいる私だが、それはいつのことになるかな・・・・。


☆☆稀勢の里連敗…貴乃花と並ぶワーストタイ横綱7連敗

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00446375-nksports-fight

☆☆連敗発進の稀勢の里、力士人生は剣が峰

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00000552-san-spo


 稀勢の里の初日、二日目の対戦模様は、ネット上の動画で見たのだが、失礼ながら、かなり無残な模様。見ていてツライものがある。
 いち早く、「引退」すべきだと思うのだが。誰か彼に進言する人がいないのだろうかね?


【JAZZ~ティグラン・ハマシアン奏でるピアノの魅力】

 

 



 昨年の秋からだが、ティグラン・ハマシアンなるジャズ・ピアノ弾きが奏でる音楽に魅せられている私。
 ティグラン・ハマシアン(Tigran Hamasyan、1987年7月17日 -アルメニアン )

 昨年の渋谷、「東京ジャズ」にも来たらしい。今となっては遅いのだが、前から判っていれば、生で聴きたい演奏者だったなぁ。

 では、映像で楽しみたく。下記・・・これは、昨年末から、私はこのライブ映像で雰囲気を楽しんでいる。アルメニアン出身のティグラン・ハマシアン奏でるピアノの音色にどこか惹かれるものがある。これは何だろう?


○Tigran Hamasyan "Shadow Theater" - COMPLETE SHOW (official)

Tigran Hamasyan, piano
Areni Agbabian, voix 
Ben Wendel, saxophone
Chris Tordini, basse
Nate Wood, batterie
Vidéaste: Ruben van Leer

2013.9.5 パリでのライブ映像



 いいねぇ、この音楽シーン。アルメニアってこういう音色が好きな感じの地域のような気がする。そして、その音色は、日本の初老オヤジの心に染み込む何かがある。

 上記、パリでのライブ、ハマシアンのピアノはもちろんだが、歌のAreni Agbabianがまたまたいい雰囲気だなぁ。その他のミュージシャンの織り成す世界がまたまた特別・格別な世界。これってスゴイ事だね。



【フランスの指揮者アラン・アルティノグリュとアルメニア・・・・】

 先日、ウィーン・フィルの定期演奏会を指揮したフランスのパリ生まれの新進気鋭の指揮者、アラン・アルティノグリュ。この指揮者とアルメニアとの繋がりがあること、これは先日の演奏会で知った。それまでは全く分からず、フランスのパリ生まれの指揮者としか知らなかった。
 彼の家系はアルメニア系らしい。なるほど、なるほど・・・そうかと納得した。

 何度か日記でも貼り付けて、この演奏の論評をしている私だが、再度、下記演奏の映像を。


①フランス国立管弦楽団演奏会(Alain Altinoglu指揮)

・ワーグナー:歌劇「パルシファル」第一幕への前奏曲
・ブラームス:交響曲第四番ホ短調

(管弦楽)フランス国立管弦楽団
(コンサート・マスター)Luc Héry
(指揮)Alain Altinoglu~アラン・アルティノグリュ

2014.7.16 モンテペリエでのライブ





 今から5年前の指揮となる。特に「ブラ四」の指揮ぶり、オケの反応に注目しているが。「ブラ四」の第一楽章の前半が特に、ちょっと「荒削り」感があるのだが、どうだろうか? 私、昔はこのような「粗さ」があるフランスの楽団が苦手だった時代がある。避けていた時代がある。
 さすがに、展開部あたりから落ち着いて来たようだが。まっ、これまた「フランス的」として、許される範疇なのかも知れない。

 そしてそして、第一楽章の音の世界・・・その残り香に、どこかジャズピアニストのティグラン・ハマシアンの音の世界との接点を感じてしまう私である。その点、その音の世界・・・印象・・・アルメニアだろうか・・・・。

 第二楽章に入ると、弱音部が美しく感じる。このオケ特有の「パリの音」がする。この空気、この空気の色、香り、空気の密度、重量等など・・・・。これがこれが、上手くいったとき、フランスのオケは実に見事な世界を醸し出す。
 第三楽章の冒頭、思ったよりも合わせて出てきた。上手く合っていた感じ。仏オケだから、乱れて出てくるかなと覚悟したのだが・・・(失礼)

 最終楽章・・・・。場面は次々変わるような演奏、逆に固定カメラが映し出すような一点の情景・・・。その二つを巧みに利用して映し出すような演奏・・・数々あれど・・・・。
 この楽章は、最後は「突然の終了」「打ち切り」のように終わってしまうような・・・。強制終了のような・・・かなりの悲しい部分である。でも人間社会って、このような「終わり」が確かにある。あるのだ。それもかなりの確率で存在するようである。
 そこに向かって、その「終わり」に向かって進む中、情景はこれは「過去」の情景や、「現在」の心境や、また「未来」の予想などなど・・・・散りばめられた音楽が控え目に展開するあたりが聴きものだと改めて感じる。
 フルートの首席奏者Philippe Pierlotの音が素晴らしい。輝かしいのだが、だがだが、どこか「諦め」のモードを巧く吹きだすあたりが流石に管の国フランスの放送オケ首席奏者だなぁと。
 決して独り舞台で吹きまくらないからいいね、この奏者。
 弦楽器が時々だが、粗いのは仕方ないか。フランス国内のオケの中では、フランス国立管弦楽団はまだマシなほうでもあり。粗いというか、雑というか、仕上げコーティングが施されていないまま商品として出荷しているような・・・・。

 しかし、そのような難点があっても、最後にはブラヴォーとなるのが、フランスのオケのいい時の演奏。これに気が付き、嵌ってきたのがニ十数年前あたりからか?

 一楽章前半聴いただけでは、「終楽章まで持つのだろうか?」なんて余計な心配したが、終楽章・・・いいではないか!! 流石である。
 こういうことを書いてはイケないかもしれないが、敢えて書くと、上記の演奏が、たとえば楽団がN響だったら?? ここまで巧く盛り上がりはなかったであろうと・・・想像してしまう。粗さだけが目立つ演奏になってしまうかも・・・と。


 演奏比較として、これまた何度も日記で貼り付けて、演奏論を書いた私だが、

②フランス国立管弦楽団演奏会(13 septembre 2018 )

・ラロ:歌劇『イスの王様』(仏: Le Roi d'Ys)序曲
・サン=サーンス:ピアノ協奏曲第五番ヘ長調作品103「エジプト風」
・ブラームス:交響曲第四番ホ短調

(ピアノ)ベルトラン・シャマユ~Bertrand Chamayou
(管弦楽)フランス国立管弦楽団
(コンサート・ミストレス)サラ・ネムタヌ (Sarah Nemtanu)

(指揮)エマニュエル・クリヴィヌ


2018.9.13 Auditorium de la Maison de la Radio パリ ライブ映像







 この演奏もいろんな面から分析すると面白いなぁと思う。特に「ブラ四」。①の若手指揮者アラン・アルティノグリュの演奏、②の巨匠クリヴィヌの二人の「ブラ四」。楽団はどちらも「フランス国立管弦楽団」。

 ここでまた、評論すると長くなるので、①も②も以前書いた日記を参考にしてほしくいる。

*「2018.10/11付日記~仏蘭西・巴里の秋への憧れつのる~」
ameblo
https://ameblo.jp/kbbnef/entry-12411211641.html

 上の日記のほうが詳しく述べている。今、読み返してみても、ほとんど変わりない。同じ感想を持ってしまう。

 しかし、幾つかの疑問点があるにせよ、①②ともに、私の偏屈な考えを幾分か和らげてくれそう。どこか惹かれるものがある、この二人の指揮者のフランク国立管弦楽団の「ブラ四」だった。


     ☆☆☆☆☆・・・・・・・☆☆☆☆☆・・・・・・・☆☆☆☆☆

 

 と、気がつけば日付&時刻が随分と経過している。上記の日記を打ち始めたのが、2019年1月14日(月) 午後4時20分 とある。それから、少しずつ打鍵して、何度かに分けて下書きしていた。 そのうちに、寝てしまったのである。

 今、気がついたら、日付が1月15日(火)、時刻が明け方前の午前4時になろうとしている。日本との時差は8時間だから、日本は今は、1月15日の正午あたりということだろう。

 食べて寝る。この単純な繰り返し。これがなかなか出来ない現代社会・・・。でも、おかげ様で、欧州の旅に出た今回は、今の今までこれが出来ている。だから、自分自身の体が、この1年間で一番いいのがわかる。まっ、「この1年間で」という条件付きだが。
 少し少し、ほんの少しだが、回復傾向を感じられるここ数日から2週間・・・。なんだか、急に「これだ、これでいいんだよ」と自分に言い聞かせるような感じになってきた。
 本調子までは、まだまだ先だが、本当に遠い道かもしれないが、毎日毎日、少しずつ前進すれば、いずれは回復到達点まで辿り着くであろうことを信じて見るか!!


【SWR Sinfonieorchester~今年の秋あたりに聴ければいいのだが~】

 今、ウィーンにいて、いろいろな音楽情報を漁って読んでいるのだが、SWR Sinfonieorchesterの演奏に注目が集まっている情報がある。指揮者があのテオドール・クルレンツィスだ。
 私も注目していたコンビである。この1年、何度も日記に登場した。
 さて、昨年の12月のコンサートが一際注目を集めていたらしい。その演奏会の映像音源が、オケの上部組織である「SWR」放送から配信されていた。
 私も新年明けから、この映像を観賞していたのだが、また、ここウィーンでも観賞。新たな魅力を発見している。

 その動画は下記。

③南西ドイツ放送交響楽団演奏会

・アルフレート・シュニトケ~Schnittke:ヴィオラ協奏曲 (1985年)
・チャイコフスキー:交響曲第五番ホ短調 作品64(1888年)

(ヴィオラ)アントワン・タメスティ≪Antoine Tamestit~1979年、フランス出身≫
(管弦楽)南西ドイツ放送交響楽団≪SWR Sinfonieorchester≫
(コンサートマスター)Christian Ostertag
(指揮)テオドール・クルレンツィス≪Teodor Currentzis~1972年2月24日、ギリシャ出身≫

2018年12月14日、Liederhalle Stuttgart ライブ

シュニトケ


チャイコフスキー


 指揮者もソリストも、私よりも若い・・・なんだか「嫉妬」も芽生える(笑)
 そうなんだよなぁ、世の中はどこも、この年代が中心なんだよなぁ・・・そういう時代だ。と、自分にこれまた言い聞かせて、心素直にして鑑賞。
 熱いパッションの演奏一夜のよう。

 チャイコフスキーの五番、これまたここまでやるとは!!!! 凄い指揮者とオケだねぇ。

 シュニトケのヴィオラ協奏曲、ちょっと注目。最近、このシュニトケの演奏機会が増えてきたのはいい傾向だと思う。もっともっと、演奏機会増えるといいなぁ。

 チャイコフスキー五番にて、画面見ていたら、コントラバスが10人いることに目がとまった。あれ、私の目がおかしいのか?と、顔洗って今一度、2度、3度とみても、10人、ってことは、第一ヴァイオリンは18人か?とチェックしたら、そうみたいだなぁ。
 へえ、18型の編成かと・・・・。
 この曲は、16型が一般的かと思うのだが。
 管楽器群は作曲者指定通りの編成のよう。倍管じゃないところがイイね。

 テオドール・クルレンツィス指揮SWR Sinfonieorchester、何処かでコンサート聴きたいなぁ。

 さてさて、15日の朝も午前5時半を過ぎようとしている。
 今夜は、ムジークフェラインでウィーン交響楽団のコンサート。指揮はA・ギルバート。
 下記のプロ

※2019年1月15日 19:30開演
ムジークフェライン・ザール、ウィーン

曲目
・A・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104 
・A・ドヴォルザーク:"Polednice" ("Die Mittagshexe"), Symphonische Dichtung op. 108
・ヤナーチェク:シンフォニエッタ

(チェロ)ゴーティエ・カプソン
(管弦楽)ウィーン交響楽団
(指揮)アラン・ギルバート


 オール・チェコ作曲家で占めているプログラミング。これまた興味津々。指揮者のギルバートも今最も活躍している指揮者の一人、そして、ソリストのG・カプソンも、最も活躍しているチェリストの一人・・・。いい音楽シーンが期待出来そうだなぁ・・・・。楽しみ。

 そして、16日からは、パリに移動する。パリに滞在しての音楽三昧。時間のあるうちに、飛行機便、その他の確認・チェックを今一度確認せなければ!!

 そして、お腹すいたなぁ・・・・。朝食時間はまだか? 何かないだろうか? 冷蔵庫の中のチーズで我慢かな? といっても、我慢といっても、このチーズは、オランダのゴーダ・チーズで、私にしてみれば結構な値段だったなぁ・・・。だから、モッタイナイとも思う(笑)。でも、これまた食べないとモッタイナイしね。